ぱらぱら
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北小岩 |
「海の生き物さんたちは
素晴らしいです。
存じ上げない方々も
たくさんいらっしゃいます」
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ぱらぱらぱら
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北小岩 |
「むっ、
このアワビさんの表情はまさに」
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小林 |
「お前、
朝からおなごの隠し所を
想像しとったろ」
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北小岩 |
「そうではございません。
この図鑑に載っております
アワビさんが
びろびろ〜んと
のびているのでございます」
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小林 |
「なんとなく卑猥やがまあええ。
お前は昔、
海洋生物学者に
なりたかったんやな」
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北小岩 |
「今でも隙があれば
なってみたいです」
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小林 |
「先日空から
パンティが降ってきて
俺がキャッチしたんやが、
あまりに欲しそうにしとるヤツに
譲ったんや。
そいつが海洋生物学者で
ウハウハなことがあるから
海に行きましょうと誘われとる」
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北小岩 |
「ぜひ同行させていただきたく
存じます!」
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師弟は海洋生物学者・
万貯酢維持利(まんちょすいじり)氏と合流し、
氏の車で海へと向かった。
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北小岩 |
「万貯酢さんは
生き物さんの特長が
色濃く出るように
受精の研究をされていると
うかがいました」
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万貯酢 |
「これからお二人に
その成果を
ご覧いただきたいのです」
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持参した水槽から
ぐにゃりとしたものを海に放つ。
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万貯酢 |
「私は長年クラゲを
観察しているのですが、
クラゲの中にも
スケベなものとそうでないものが
いることがわかりました。
そこでスケベな個体どうしで
繁殖させ続け、
ついに完成したのです」
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「キャ〜!」
「何これ!!」
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万貯酢 |
「スケベクラゲは
女性の胸と秘所の部分に
くっついてとれなくなります」
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女性A |
「こんなところを刺されたら大変!
脱ぐしかないわ」
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女性B |
「仕方ないわね。
トップもボトムもはずしましょう」
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小林 |
「おなごどもが
水着を脱いどるやないか!」
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北小岩 |
「もう少し近づいて
鑑賞いたしましょう!」
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ばしゃばしゃばしゃ
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小林 |
「うおっほっほ〜!」
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ガッ
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小林 |
「んっ?
ふんどしの中に何か入ったで」
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北小岩 |
「わたくしもでございます」
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じんじんじんじん〜ん
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北小岩 |
「おちんちんが
しびれてまいりました」
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万貯酢 |
「あっ!
先月すけべなヤツらを
懲らしめるため、
電気クラゲの数百倍
しびれるようにした
発電所クラゲを
仕込んでおいたのを
忘れてました」
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びびびびびびびびびび〜
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小林 |
「イチモツが〜〜〜!」
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北小岩 |
「感電する〜〜〜!」
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どた ばしゃ
師弟は悶絶してしまった。
女性の方々はこの夏、
くれぐれもスケベクラゲにご注意くださいませ。 |