KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百八拾四・・・脱ぐ

ぱらぱら

北小岩 「海の生き物さんたちは
 素晴らしいです。
 存じ上げない方々も
 たくさんいらっしゃいます」

ぱらぱらぱら

北小岩 「むっ、
 このアワビさんの表情はまさに」
小林 「お前、
 朝からおなごの隠し所を
 想像しとったろ」
北小岩 「そうではございません。
 この図鑑に載っております
 アワビさんが
 びろびろ〜んと
 のびているのでございます」
小林 「なんとなく卑猥やがまあええ。
 お前は昔、
 海洋生物学者に
 なりたかったんやな」
北小岩 「今でも隙があれば
 なってみたいです」
小林 「先日空から
 パンティが降ってきて
 俺がキャッチしたんやが、
 あまりに欲しそうにしとるヤツに
 譲ったんや。
 そいつが海洋生物学者で
 ウハウハなことがあるから
 海に行きましょうと誘われとる」
北小岩 「ぜひ同行させていただきたく
 存じます!」

師弟は海洋生物学者・
万貯酢維持利(まんちょすいじり)氏と合流し、
氏の車で海へと向かった。

北小岩 「万貯酢さんは
 生き物さんの特長が
 色濃く出るように
 受精の研究をされていると
 うかがいました」
万貯酢 「これからお二人に
 その成果を
 ご覧いただきたいのです」

持参した水槽から
ぐにゃりとしたものを海に放つ。

万貯酢 「私は長年クラゲを
 観察しているのですが、
 クラゲの中にも
 スケベなものとそうでないものが
 いることがわかりました。
 そこでスケベな個体どうしで
 繁殖させ続け、
 ついに完成したのです」

「キャ〜!」

「何これ!!」

万貯酢 「スケベクラゲは
 女性の胸と秘所の部分に
 くっついてとれなくなります」
女性A 「こんなところを刺されたら大変!
 脱ぐしかないわ」

女性B 「仕方ないわね。
 トップもボトムもはずしましょう」
小林 「おなごどもが
 水着を脱いどるやないか!」
北小岩 「もう少し近づいて
 鑑賞いたしましょう!」

ばしゃばしゃばしゃ

小林 「うおっほっほ〜!」

ガッ

小林 「んっ?
 ふんどしの中に何か入ったで」
北小岩 「わたくしもでございます」

じんじんじんじん〜ん

北小岩 「おちんちんが
 しびれてまいりました」
万貯酢 「あっ!
 先月すけべなヤツらを
 懲らしめるため、
 電気クラゲの数百倍
 しびれるようにした
 発電所クラゲを
 仕込んでおいたのを
 忘れてました」

びびびびびびびびびび〜

小林 「イチモツが〜〜〜!」
北小岩 「感電する〜〜〜!」

どた ばしゃ

師弟は悶絶してしまった。
女性の方々はこの夏、
くれぐれもスケベクラゲにご注意くださいませ。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2023-08-13-SUN

BACK
戻る