リーン リーン
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北小岩 |
「スズムシさんの
華麗な共演でございます」
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バッ
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北小岩 |
「先生、どうされましたか」
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小林 |
「雅な音色などというが、
こいつらは単に
乳繰り合おうとしとるだけや」
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ざざざざざっ
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小林 |
「散れい!!!」
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北小岩 |
「先生のおちんちんから発せられる
魂の叫びは理解しております。
しかし、わたくしたちは
モテるということに対して
もっと前向きに
生きるべきではないでしょうか」
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小林 |
「ようわからんが
大人の物言いやな」
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北小岩 |
「先週は
モテる方に学ぼうとして
肛門を失いそうになりましたね」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「そのことにつきまして
69時間寝ずに
考えたのでございます。
思いつきましたのは
学んだり修業したり
するのではなく、
おすそわけにあずかる
ということなのです」
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小林 |
「ほほう。
それで」
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北小岩 |
「町一番の情報スケベであられる
万光見留象
(まんこうみるぞう)さんから
大変貴重なおすそわけ情報を
いただきました」
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小林 |
「どういうこっちゃ」
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北小岩 |
「今年の夏は
猛暑でございましたね。
そのため町はずれにある海岸に
多数の男女が集結し、
夕涼みを兼ねて
乳繰り合ったのだそうです」
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小林 |
「そうなんか」
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北小岩 |
「その時に
大波が押し寄せまして
女性が脱いだパンティを
根こそぎ持っていきました」
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小林 |
「何っ!
パンティはどこや」
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北小岩 |
「現在大型魚たちが
履いているそうです。
ですので
お魚さんから
ぜひおすそわけを」
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小林 |
「今から奪いに行くぞ!」
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ダダダッ
先生の迫力に気圧され弟子が後を追う。
それから数時間後。
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小林 |
「この岩場やな。
俺はスケベな非常事態時には
視力が6.9になる。
アソコを泳いどるブリが
確かにパンティを履いとる。
行くで!!」
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ばしゃっ ざぶんっ
先生は全裸になるとちんちんから飛び込んだ。
スケベが絡むと命知らずになるのだ。
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小林 |
「こら待て!
パンティをよこさんかい!」
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ばばばばっ
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北小岩 |
「ブリさんが速度を上げました」
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ぐんぐんぐん
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北小岩 |
「あっ、沖から
パンティを履いたサメさんが
近づいております。
先生、危ないでございます!」
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スケベに熱中している先生に
弟子の声は届かない。
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小林 |
「しめしめ。
向こうから
パンティ魚が来るな。
俺の蹴りで。
むっ、サメやないか。
ヤバい!」
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がぶっ
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小林 |
「うお〜〜〜!」
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鋭い歯が先生のイチモツをとらえた。
このまま食いちぎられてしまうのか。
たとえ粗末なものが食われようとも
大勢に影響はないであろう。 |