北小岩 |
「うう。
漏れそうでございます」
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小林 |
「俺もや」
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公衆トイレに駆け込む師弟。
じゃ〜っ
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小林 |
「お前は
イチモツはでかいが
人間のスケールはちっこいな」
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じゃ〜っ
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北小岩 |
「先生は
イチモツが極小で
人間のスケールは
さらにミクロ。
はっ、
申し訳ございません」
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小林 |
「まあええ。
お前のまわりで
スケールのでかい話はないんか」
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北小岩 |
「ございます。
わたくしの古くからの友人です」
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小林 |
「ほほう。
語ってみい」
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北小岩 |
「幼少の頃から
世界を股にかけて
モノ事を追求したいと
申しておりました」
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小林 |
「早漏、
もとい、
早熟やな。
股にかけたモノとはなんや」
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北小岩 |
「後ほど10年ぶりに
友人と会う約束をしております。
彼の話では
今日奇跡が起こるそうです。
先生もご一緒にいかがですか」
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小林 |
「ええな。
イクか」
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二人はブツをふんどしにおさめると
グイッと引っ張り、ちんちんの型を出すと
その気合いで弟子の友人に会いにいった。
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北小岩 |
「お元気でございましたか」
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友人 |
「元気だったよ。
北小岩くんも元気そうだね」
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北小岩 |
「ありがとうございます。
ところで
幼少の頃からの壮大な計画は
どうされましたか」
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友人 |
「成田空港に二人が降り立ったと
連絡があったから
そろそろ来るはずだよ」
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ざっざっ
向こうから
ターバンを巻いた褐色の外国人が
近づいて来た。
ざっざっざっ
あっちから太った欧米人が
近づいて来た。
友人とターバンと欧米人が
輪になった。
「Are you ready?」
「OK!」
三人はズボンとパンツを
同時に下ろすと
イチモツをこんにちはさせた。
「OH!」
それぞれのちんちんを見比べ
歓喜の声が上がった。
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ターバン |
「三つの頭が
オオサンショウウオの
模様だね」
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太った
欧米人 |
「正面から見た顔が
ウーパールーパーそのものだ」
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友人 |
「計測してみたら
全員5.51181インチ!」
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ターバン |
「出っ張りのなめらかさも
まったく同じだ」
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太った
欧米人 |
「オレは緊張すると
勢いが95%減になるんだけど
みんなは?」
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ターバン
&友人 |
「same!!」
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三人のほがらかな笑みは
いつしか涙に変わった。
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友人 |
「やっと会えたね」
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ターバン |
「生まれてから一番うれしいよ」
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太った
欧米人 |
「これからも
チン友でいような」
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小林 |
「どういうこっちゃ」
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北小岩 |
「世の中には
同じ顔を持った人が
三人いるといいます。
わたくしの友人は
幼少の頃より
『世の中には
同じちんちんを持った人が
三人いるんだ。
死ぬまでに
その人たちに会うんだ』
と申しておりました」
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小林 |
「ほほう」
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北小岩 |
「彼は社会人になってから
給料のすべてを
世界中から
同じおちんちんを持った人を
探すことに
費やしてまいりました。
そのために
同じおちんちんを
探してくれる
グローバルエージェント
『FIND A PENIS』と
契約を交わしました。
そして今、
実現することができたのです」
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小林 |
「ビッグスケールな話や!」
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三本の同じちんちんは夕日に照らされ、
まばゆいばかりの光を放っていたことを
付け加えたい。 |
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