KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百九拾八・・・サービス

さむざむ〜 じょぼん じょぼん

小林 「このままでは
 漏らしてしまうな」
北小岩 「わたくしも
 括約筋が笑っております」
小林 「膀胱に刺激を与えんように
 ゆっくり歩くか」

そろ〜 そろ〜 ぞぞぞ〜

小林 「ヤバい!
 スピードを上げるぞ」
北小岩 「かしこまりました」

だだだっ じょぼ〜

小林 「ふ〜〜」
北小岩 「事なきを得ましたが
 近頃思うのです。
 放尿している時間は
 呆けていられる
 貴重なひとときとも
 いえるのですが、
 一生のうちに
 数え切れないほどの機会が
 あることですし、
 もう少し何かできても
 よいのではないかと」
小林 「俺も同じ事を考えとった。
 最先端研究所の野郎も同意見で、
 小水時間を有効に使うために
 何か発明したらしい」
北小岩 「そうなのでございますか!
 ぜひうかがいましょう」

二人はふんどしをお尻の谷に食い込ませ、
乾布摩擦のように動かし
強すぎる刺激を動力に最先端研究所に向かった。
研究所では
女子は最新設備の豪華な本館で研究をするが、
男子は庭の掘っ立て小屋兼便所に
追いやられている。

北小岩 「あなたは
 最先端研究所男子・
 裏筋舐手(うらすじなめて)さん
 ですね。
 お小水タイムを
 有意義にする発明を
 行なわれているとのお話ですか」
裏筋
舐手
「しっ!
 女子に聞かれたら
 金玉を
 亡きモノにされるでしょう。
 こちらへどうぞ」

師弟が小屋に入ると巨大な錠をかけた。

裏筋
舐手
「私が開発した
 小便器をご覧ください」
北小岩 「何の変哲もないように
 感じますが」
裏筋
舐手
「ちんちんを出して
 前に立ってください」

ずずっ パカッ すーっ

北小岩 「便器の小窓が開き
 お茶が出てまいりました」
裏筋
舐手
「ただのお茶ではなく
 イチモツも喜ぶ
 トドエキスが入っています。
 そこにつけてください」

ぽちゃん

北小岩 「おちんちんが
 ハーレムな気分です」

お茶が窓の奥に退くと
その下から棒が伸びてきた。

パカッ ずらずらずら

極小の窓が開き棒の下をアリが行進する。

裏筋
舐手
「蟻の門渡りを
 棒に置いてください」

ずらずらずら

北小岩 「凄いでございます!
 蟻の門渡りをアリが歩いて
 くすぐった気持ちいいで
 ございます!」

裏筋
舐手
「次はAIを使った
 サービスです」

びー がちゃ す〜〜〜

北小岩 「エロ本が出てまいりました。
 むっ、
 これはわたくしのおちんちんが
 一番好きタイプの
 エロでございます!」
裏筋
舐手
「AIが瞬時に
 ちんちんの嗜好を判断します。
 いかがですか。
 小便の時間が豊かなものに
 なっているでしょう」
北小岩 「そうですね!
 さすが裏筋さんで
 ございます!!」

弟子は満足したようであるが、
このサービスは放尿している時間を
有意義に過ごすものとは
まったく関係ないであろう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2023-11-19-SUN

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