その拾六・・・杞憂
毎年、クリスマスが近づくとこんなことを考える。
アダルトなサンタさんがやって来て、
ちんちんとお尻の穴の間に
女性器をくっつけていったら、僕はどうするだろうかと。
メリー・クリトリス!
サンタさんが優しい微笑みを浮かべる。
女性器をプレゼントされたのは、確かにうれしい。
男の1000倍とも2000倍ともいわれる女の快感は、
男には一生味わえないだろう。
それを体感できるのだ。
すぐに試してみるだろう。
だが、誰とするのだろうか。
友だちの顔を思い浮かべてみた。
友だちに股を開くというのも変だ。
ではゆきずりの男? それもなあ。
考えれば考えるほど、
わからなくなってしまう。
そうだ、こういう時は
心の師、Yさん(男性・44歳)に
たずねてみよう。
Yさん 「俺ならまずオナってみるね。
じっくりと指を入れてね。
俺は男に抱かれてみようかな、
というのがあるんだ。
ホモと同じ気持ちになるかもしれないけど、
ウンチくさくないじゃん。
ちゃんとした性器だと思うと気がラクだね。
女みたいに我を忘れてのたうち回ってみたいね」
小林 「どういう男と初体験すると思います?」
Yさん 「がっちり系のさっぱりしたヤツがいいね。
童貞を狙うという手もある。
自分に女としての美しさがないから
引け目あるよな。
女性器の方が性感が強いじゃない。
だからポコチンは
相手のアヌスを突っつくぐらいしか
使わなくなると思うね。
女の人って、あーーーっ! とか叫びながら、
のたうち回るんだよ。
なれるもんならなりたいよ! 失神するんだよ!!
女性器をくれるなら
キレイになって愛されるように努力するよ!!!
女性器は俺にとっては
天下の贈り物なんだ!!!!」
Yさんは女性の快感への憧れが強いため、
とても興奮してきたようだ。
さて、友だちだったらどうするだろう。
竹馬の友、Kくん(男性35歳)に聞いてみる。
Kくん 「まず自分のを入れてみる。
エッ? 無理だって。
折り曲げてでも絶対に入れる!
入り口までは届くだろ。
痛いかもしれないけど、
入れたままイスに前かがみに座って、
イスを使って押して動かす。
どんなことがあっても自分のを入れるからな」
Kくんは、あくまで自分のモノを
入れることにこだわっている。
Kくん 「もし、チンとマンを持った人が世界に7人いたら
必死に捜すね。
別に、7人っていうのは何の根拠もないんだけど。
そうすれば両方同時で気持ちいいぜ。
ほんとはサンタさんに
ポコチンもらったかわいい
女とできるといいんだけどね。
でもマンをもらったら、末永いつきあいになるな。
だってチンはダメになる日がくるけど、
マンはダメにならないじゃない。
俺は一生使う。あと、
おしっこをしてみて
チンとマンどっちから出るか見てみたいね」
確かにチンは短命だが、マンは長寿だろう。
それでは、もし女の体にプラスして
ちんちんがついたらどうするだろう。
Oさん(女性・28歳)、
突然電話してこんなこと聞いてすまん
すまん。
Oさん 「もらったらうれしいよ。
女も男の快感知りたいから使うよ。
まず、オナニーするな。
コンニャクでもためすと思う。
見かけは私なわけだから、
やられる女も混乱するじゃない。
だから、気の合う女としてみるな。
後腐れないからソープに行くかも。
見かけはどうでも、お金が解決してくれるからね。
おちんちんで腹話術をしてみるのもいい。
でも、性交はそんなにしないと思う。
試してみてやっぱり女の方がいいと思ったら、
おちんちんをバンソコで
おへその方にくっつけとく」
小林 「どのくらいしますかねえ?」
Oさん
「女の子とは5回、男の子のおかまと1回、
女の子の口で30回。
男の人って口ですると、気持ちよさそうじゃない。
そんな気持ちいいなら、やってほしいな」
最後にMさん(女性・34歳)。
お休みのところ、電話で起こした上に
こんな質問をしてごめんなさい。
Mさん 「まず立ちションしてみたいな。
完全に男になれるなら女とするけど、
女なのに付属物として持っているんだったら、
レズの人の張形と変わらないじゃない。
アソコだけがそれじゃあイヤだと思う、
相手の人が。
まともな女にそんなことしたら、かわいそう。
だからするとしたら、好きじゃない女とやる」
小林 「そういうもんですか」
Mさん
「うん。
あとね、女の方が快感が大きいっていうのは、
出産のとき気絶するほど痛いから、
気持ちよさを神様が前払いでくれたんだよ」
なるほど、そうだったのか。
それなら、女の人の快感が1000倍あっても不公平じゃない。
みんな、ぶしつけな僕の質問に
真剣にこたえてくれてありがとう!
僕の考えもようやくまとまりました。
もし、アダルトなサンタさんが
女性器をプレゼントしてくれたら、
信頼できる大好きな男と初体験し、
新しい世界へ旅立ちます。
だけど、女の人ともきっと続けます。
チンと同じぐらいの愛情をマンにも注ぎます。
一生、チンとマンを慈しみます。
みなさまはいかがですか?
|