小林秀雄、あはれといふこと。

その弐拾参・・・大王

  「♪真っ赤なおめこのトナカイさんは〜」
小林 「誰や、クリスマスが
終わったのにそんなエロな歌うたっとるヤツは!」
  「アソコがぱっくりあけましておめでとう」
弟子 「誰ですか、お正月の挨拶を下品にしている人は?」
  「わしこそは、恐怖の大王じゃ〜〜〜」
小林

「きさまがノストラダムスが予言した、
恐怖の大王か?」

大王 「いかにもイカくさい」
小林 「何言っとるんや」
大王 「わしがM69星雲からやって来た、
恐怖の大王じゃい」
弟子 「M69星雲と言えば、
ウルトラマンがウルトラマンゲ
姉さんによって筆下ろ しされる
星じゃないですか」
大王 「ほう、くわしいのう。
ウルトラマンがガキの頃、
よくかつあげしてやったもんだわい。
それにな、ウルトラマンゲ姉さんに
女の喜びを教えたのはこのわしだ」
1-大王
小林 「なに!」
大王 「うほうほうほう。
ところで、紅白歌合戦はどうだったかな」
小林 「なんや、いきなり。
別にいつもと変わらんで」
大王 「日本は甘いよのう。
M69星雲ではな、紅白歌合戦に出る男は
ちんちんの小さい順に歌うのだ」
小林 「なっ、なんと!
じゃあ、トリは誰やったんや!!」
大王 「聞きたいか。
大トリはな、コック・ミネさんだ」
小林 「コック・ミネさん?
日本にもディック・ミネさんという
立派な物を持った人がいたが、
関係あるのか」
大王 「ある。
ディックさんが亡くなって、
M69星雲で
コック・ミネとして復活したのだ。
テレビは2画面に分割され、
ひとつは顔が、もうひとつは
生のちんちんが写りっぱなしなのだ。
過酷だろう」
小林 「なるほど。
確かに日本もちんちんの小さい順に出演し、
トリは一番デカいやつが歌うというように、
白黒はっきりつける
時期にきてるのかもしれんな。
となると 、白黒 歌合戦か。
ところできさまは地球をどうするつもりなんや?」
大王 「うほうほうほう。
特別に教えてやろう。
ちんちんの位置を変えて、
滅亡させてやるのだ」
小林 「なに!」
大王 「例えば日本ではちんちんの位置が
左に傾いてるヤツが多いだろ。
左に傾いて いるヤツは右に傾かせてやる。
もちろん、右に傾いているヤツは左にする。
それを 地球規模で行うのだ」
小林 「さすがは恐怖の大王!
恐ろしいことを考えたな」
弟子 「そんなに恐ろしいことですか。
ちんちんの位置が変わっても、
小さな違和感があるだけじゃないですか?」
ちんぽの位置
小林 「甘いな、北小岩。
小さな違和感ほど恐ろしいものはない。
友だち関係や夫婦 関係、
それから政治、経済、
国家にいたるまで、
あらゆる幻想は小さな違和感から
亀裂が生じ崩壊に至るんや。
そやから地球の男全員の
ちんちんの位置を変えられたら、
地球が滅亡するのは時間の問題や!」
弟子 「そんな、恐ろしい」
大王 「さすがは先生と呼ばれる男、
よく気づいたな。
覚悟するがよい。
うほうほうほう」
小林 「ああ、行ってしもうた」

1999-01-05-TUE

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