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「♪真っ赤なおめこのトナカイさんは〜」 |
小林 |
「誰や、クリスマスが
終わったのにそんなエロな歌うたっとるヤツは!」 |
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「アソコがぱっくりあけましておめでとう」 |
弟子 |
「誰ですか、お正月の挨拶を下品にしている人は?」 |
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「わしこそは、恐怖の大王じゃ〜〜〜」 |
小林 |
「きさまがノストラダムスが予言した、
恐怖の大王か?」
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大王 |
「いかにもイカくさい」 |
小林 |
「何言っとるんや」 |
大王 |
「わしがM69星雲からやって来た、
恐怖の大王じゃい」 |
弟子 |
「M69星雲と言えば、
ウルトラマンがウルトラマンゲ
姉さんによって筆下ろ しされる
星じゃないですか」 |
大王 |
「ほう、くわしいのう。
ウルトラマンがガキの頃、
よくかつあげしてやったもんだわい。
それにな、ウルトラマンゲ姉さんに
女の喜びを教えたのはこのわしだ」 |
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小林 |
「なに!」 |
大王 |
「うほうほうほう。
ところで、紅白歌合戦はどうだったかな」 |
小林 |
「なんや、いきなり。
別にいつもと変わらんで」 |
大王 |
「日本は甘いよのう。
M69星雲ではな、紅白歌合戦に出る男は
ちんちんの小さい順に歌うのだ」 |
小林 |
「なっ、なんと!
じゃあ、トリは誰やったんや!!」 |
大王 |
「聞きたいか。
大トリはな、コック・ミネさんだ」 |
小林 |
「コック・ミネさん?
日本にもディック・ミネさんという
立派な物を持った人がいたが、
関係あるのか」 |
大王 |
「ある。
ディックさんが亡くなって、
M69星雲で
コック・ミネとして復活したのだ。
テレビは2画面に分割され、
ひとつは顔が、もうひとつは
生のちんちんが写りっぱなしなのだ。
過酷だろう」 |
小林 |
「なるほど。
確かに日本もちんちんの小さい順に出演し、
トリは一番デカいやつが歌うというように、
白黒はっきりつける
時期にきてるのかもしれんな。
となると 、白黒 歌合戦か。
ところできさまは地球をどうするつもりなんや?」 |
大王 |
「うほうほうほう。
特別に教えてやろう。
ちんちんの位置を変えて、
滅亡させてやるのだ」 |
小林 |
「なに!」 |
大王 |
「例えば日本ではちんちんの位置が
左に傾いてるヤツが多いだろ。
左に傾いて いるヤツは右に傾かせてやる。
もちろん、右に傾いているヤツは左にする。
それを 地球規模で行うのだ」 |
小林 |
「さすがは恐怖の大王!
恐ろしいことを考えたな」 |
弟子 |
「そんなに恐ろしいことですか。
ちんちんの位置が変わっても、
小さな違和感があるだけじゃないですか?」 |
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小林 |
「甘いな、北小岩。
小さな違和感ほど恐ろしいものはない。
友だち関係や夫婦 関係、
それから政治、経済、
国家にいたるまで、
あらゆる幻想は小さな違和感から
亀裂が生じ崩壊に至るんや。
そやから地球の男全員の
ちんちんの位置を変えられたら、
地球が滅亡するのは時間の問題や!」 |
弟子 |
「そんな、恐ろしい」 |
大王 |
「さすがは先生と呼ばれる男、
よく気づいたな。
覚悟するがよい。
うほうほうほう」 |
小林 |
「ああ、行ってしもうた」 |