糸井 |
街のお兄ちゃんたちは、
木村くんのマネをしちゃダメだね? |
零士 |
ぜったいダメですよ、それは! |
糸井 |
やるんだったら、
香取くんのマネをするんだね。 |
零士 |
彼ぐらいパワフルで、
「この人、寝なくても平気だろうな」みたいな。
丈夫そうだし、食い物に好き嫌いないだろうな、
飯もいっぱい食うだろうな、とかね。
たまに気取った店に飯食いに行っても、
ピリッとしてカッコいいだろうし……。
なんか、奥の深さを感じるというか、
それでいて、入っていきやすそうな感じで。
たとえば、海でも
「深いだろうなぁ……」と思った海って、
こわいですよね。 |
糸井 |
うんうん。 |
零士 |
だけど、すっげー深いんだろうけど、
ぜんぜん怖さを感じなくて
ドボンを飛び込める海もあると思うんですよ、きっと。
あれ、色によると思うんですよ。水の質とか。 |
糸井 |
すごいこと言うねぇ……。 |
零士 |
また言っちゃいましたねぇ、これ、
おいしいことを(笑)。 |
糸井 |
もーーー、うまい! |
零士 |
ホチキスでとめたいですね、ここはピシっと!
俺、そんな感じだと思うんですよ、彼は。 |
糸井 |
それは、イメージですよねぇ? |
零士 |
イメージです。
で、僕は本当に彼のことが……変な意味じゃないですよ、
彼が好きだから、考えるわけですよ、こう見てて。 |
糸井 |
香取くんのことまで考えてるの? |
零士 |
考えてるんですよ、いつも。
「この子は何考えて、これやってるんだろうな?」とかね。 |
糸井 |
香取くんって鶴瓶さんとさ、
扱いにくいゲストばっかり呼ぶ番組に出てるじゃない。
あれなんか、香取くんしかできないよね。 |
零士 |
できないですね。
だから彼なんですよ!
……もちろん、この対談のテーマ、
「モテ道」に関しては、
営利の感覚ではしゃべってないですけど、
実際に我々はこれがビジネスですから、
当然、おカネにかかってきますからね。
そういう部分も考えて、彼がいいですね。
ひじょうにいいです。
ビジネス側として見た場合は、
彼がイチ押しですね。 |
糸井 |
はぁ〜〜。 |
零士 |
ほかに見当たらないです。
芸能界の方にこういう言い方は本当に申し訳ないですけど、
やっぱり商品って感じがしますから。
そういう観点で見ることになりますよね。 |
糸井 |
零士さんって、相撲部屋の親方ですからね。 |
零士 |
ええ。
どうしても商品という部分で、すばらしいとか、
どうだとかいう評価しかできないですけど、
香取さんに関しては天然ですばらしいですね。
(つづく) |