糸井 |
女性で、「この人が落とせたらなぁ〜」っていう人、
いますか?
零士さんが得意なジャンル、苦手なジャンル
それぞれあるんでしょうけど、
「この女性を落とせたらすごいよ」っていう人、いますか? |
零士 |
あの、僕が普通に見てですね? |
糸井 |
ダイアナ妃とか、そういうこと言わないでね。
もういないし(笑)。 |
零士 |
ええ。
もっと身近というか、
可能性のありそうな人ですね。
そうですねぇ…………。
…………。 |
糸井 |
あ、初めて長く考えてるよ(笑)。 |
零士 |
あの……今、いちばん最近話題のところで言うと、
松嶋菜々子さんですね。
(註:この対談は3月に行なわれました)。
あの人って、あくまで僕が見た感じで言うと……。
実際には、みなさんどう思ってるかわからないですけど、
俺はたぶん当たってると思うんです、これは。
あの人は、けっこうね、むずかしいと思うんですよ。
意外と扱いづらい相手なんですよ。
さっき言った保守的な部分が強いというか。
ものすごく周囲に合わせてはいますよ、きっと。
だけど、実際中身は頑固なものがあって、
そうそうやたら公のところに出ていかないとかね、
おカネだけじゃ動かない、とか。 |
糸井 |
そうだとしたら、むずかしいよねぇ。 |
零士 |
そうです。
あの人、むずかしいと思うんですよ。
だから、あの人にちがった視点で
自分を見せることができた反町隆史さんは
ほかの部分は知りませんけど、
そういう部分に関しては、
すごいいいものがあると思うんですよ、僕は。 |
糸井 |
要するに、ひとりの青年として。 |
零士 |
そうです。ひとりの青年として。
アプローチして、松嶋さんが受け入れるということは
彼は彼なりのイズムというか、
価値観があると思うんです。きっと。
それに共鳴させたというしか、
方法が分析できないんですよ。 |
糸井 |
すっごい細い道でたどりつくところなんだ? |
零士 |
僕が思うに、そういうタイプなんですよ。
松嶋菜々子さんて。 |
糸井 |
はぁ〜〜。
じゃ、そういう話も、
芸能ニュース見ながら、考えたりしてるわけですか? |
零士 |
考えてたわけですよ、先週。
「どうやって結びついたんだろ、これは」って。 |
糸井 |
反町くんで思い出したんだけど、
僕には何人か釣りの友だちがいますよね、
で、僕は反町くんと一緒に釣りしたことないんだけど、
釣りを教える人に、誰が上手かと訊いたら、
「反町くんは上手ですね」ってすぐに出たんですよ。 |
零士 |
僕も面識はないですけど、
たぶん、本当はけっこうコミカルで、
本当は……いや、わかんないですよ、
でも、俺みたいに、考えてるんだと思うんですよ。
じゃないと、そこにたどりつかないですもの。
だって、むずかしいですよ。
松嶋菜々子さんって、きっと。 |
糸井 |
はぁ〜〜、それを零士さんに言わせるってすごいねぇ。 |
零士 |
(笑)そりゃねぇ、むずかしいと思いますよ。
で、なっちゃえばむずかしくないですよ。
なるまでがむずかしいんですよ。
受け入れないと思うんですよ、そう簡単には。
だから、いろんなところを、
自分で自分を消毒液につけてみたりとか、
けっこう根気がいることだと思いますよ。 |
糸井 |
それ、じーっと考えてたんだ? |
零士 |
たぶん最近ではいちばん報道されたと思うんですよ、
先週か、その前ですか?
だから、まあ、どうだろうなぁ?
って考えてて。 |
糸井 |
もう、研究材料に満ちてるんだろうね。
世の中は。 |
零士 |
いっぱいあるんですよ。 |
糸井 |
じゃ、また新しい質問なんですけど、
「おもしろいとモテる」と
男の子が思ってた時期があって、
笑いの方向にどんどん行きましたよね。
合コンだとか、飲み会なんかでも。
あの傾向って今もまだ続いてるんですか?
(つづく) |