大型ジョイント企画!
ぼーっとした女子高生との夢の競演。

「もう流行ってるじゃないですか?!」
流行ってるって言われたときには、その流行はもう
終わりに近づいてるんだと思う。

じっさいに流行っているのに、みんなが、
「まだ流行っていることに、気づいてない」、
そういうことを、ひとつずつ拾ってみようと思ってます。

でも、まったくの素人女子大生が担当してますから、
「考察」が、「ゆるい」とは思います。
だんだんするどく成長していくのを、あたたかく見守ってください。


おなじところに、別の記者が行ったら、どんな感じになるのか、
ちょっと興味があったので、
女子高生「ゆーないと」さんと、女子大生「ちまちゃん」に
キティちゃんのイベントにいっしょにいってもらったわけ。
「ぼーっとした女子高生」
のページへ

< 「ハローキティとお友達」の報告(年上版)>

2、3日前まで、働き者の日本人も、さすがに休んでました。
たかが一週間かなんかでも、日本人にとっては、
ロング・ロング・バケーションなんですよね。
世間は夏休みってことで、
「もう流行ってるじゃないですか?!」も、
夏休みをとろうと思ったんですが、
そーいえば、私ほど休みっぱなしの人間ってばいないくらい、
私って、OFF人間(←宇宙人じゃない)なんですよ。
週一回しか学校に行ってなくて、
バイトも週一回で、サークルは入ってないし。
そんな奴が休みをとったら、過労死ならぬ
「暇死」しちゃうと思ったんで、ちゃんと原稿書くことにしました。

電車

んで、そんで、今回はなんなんだというと、
「キティーちゃん」です。
えっ、「もう流行ってる」どころか流行が
終わる予感さえあって、
シリーズタイトルと全然ちがうじゃん、
って感じですが、編集長の単なる思いつきなんです。
私と「ぼーっとした女子高生」でおなじみの
「ゆ〜ないと」ちゃんが、
おなじ場所に行って、それぞれにレポートを
提出するのが 「ほぼ日」的には
「大型企画」なんだそうです。
たしかに、筆者100%増量でお贈りできますからね。すごいっ!
「ハローキティとお友達」という夏休みイベントがあって、
そこにちょいとおじゃましてこいということなののです。

「ほぼ日」のゆ〜ないとさんと、品川駅で待ち合わせをして、
駅で前売り券を買って、いざ出発。
だけど、せっかく行くなら、写真を撮らなきゃってことで、
駅のコンビニでカメラを買うことに。
ついでに、のど渇いたからジュースでも....
と、そこで、事件は起きたのです。

500ccのペットボトルをさりげなく、いや、堂々と、
自分の鞄の中に入れてしまったのです、私ったら。
あわや万引き!
さすがにこの年(もうすぐ21歳です)になって、
万引したって、
別に怖いもんなんてなにもない(親とか学校とか)けど、
そんなもんしたくない。

それで、何よりビビッってたのは、ゆ〜ないとさん。
パンを見ながら横目で、
私がジュースを鞄の中に入れてるのを見て、
そーとービビッてました。
そんで、張本人の私も、そーとービビリました。
無意識のうちにやってましたが、
「私にはホントは、万引き癖があるんじゃないのか?」
「ちょっと愉快犯っぽいとこあるしなぁー」
なんて思ったりして、かなりショックでした。

おうちの前

んで、やっと落ち着いたところで、今度こそ、会場へ。
そしたら、またまた、事件が....
今度は、会場のところに立ってたスタッフの
おじさん・おにいさんが、
かわいいかわいいキティーちゃんの
Tシャツを着てるではありませんか!
さすがにピンクではなく、
ブルーのキティーちゃんでしたが、
おじさんとおにいさんのセットで、
キティーTシャツ着用には参りました。
これは「一緒に写真を撮らなきゃ!」
と思いましたが、帰りにまわしました。
なんか、この時の状況を上手く伝えられませんが、
それはもう2人で驚きましたよ。
そりゃあ、仕事で着ているのは分かるんですが、
そーとー怪しかったですよ。
かなりウケちゃって。でも、事件扱いしてすいません。
だけど、あれはやっぱり事件だな、事故じゃないしなぁー。

いよいよ、キティーちゃんの会場へ。
いざ、入ってみたら2人で、
「なんかすごいよねぇ〜〜」と、どっかのおばさんの様に言い、
そーいえば、ウチらって何?みたいな疑問が出てきたのです。
周りは、親子、親子、親子ってかんじで、たまーに、カップル。
年頃の女子2人組ってのが、いそーで、いなかったですね。
そんで、カップルを見ちゃあ、
「カップルで来るもんじゃないでしょー。」
なーんて負け惜しみじみたことを言い、まさに、孤立状態。
まぁ、めげずに、せめて写真でも撮ろうってことで、パチパチ。
他人様の子供がすべり台から降りてきたとこを激写しては、
「ナイス・ショット!」とか言って喜んでました。

なんかあれだけ、手の込んだ造りだったのに、
予定通り30分で出てきちゃいました。
当初、ゆ〜ないとさんと待ち合わせ時間を決める時に、
「30分くらいでまわれるよね。」
なーんて、のんきなことを言ってたんですが、
ほんとにのんきに、30分でまわれちゃいました。
とゆーか、強引に30分でまわったと
言ったほうが事実に近いですが。

せっかく、取材費出してもらったのに、
何一つ取材してなくて、この場をお借りして、
「ほぼ日」の皆さんにお詫び申し上げます。
取材の模様は、写真でお楽しみ下さい。

おにいさん
お兄さんにぺージに写真を
のせてもいいか、
聞き忘れました。
ので、特殊効果を施しました。
お兄さん、もしよければ、
メイルください。

ちなみに、かわいいキティーちゃん
Tシャツを着たおじさん・おにいさんは、
「おじさん・おにいさんのセット」
(イヤなセットですが)で、はじめて意味があるのに、
帰りはおにいさんしかいなくて。
一回は諦めたものの、
やっぱりおにいさんだけ、
木の下でかわいく写真を 撮らせてもらいました。

どこにも行かない、ちまの夏休みは、
キティーちゃんの夢のお家へ逝って、
いや、行って、現実から逃れ、
ほっとしたのでありました。

これを書いてたら、外から、ロケット花火が、
ヒュウウ〜ン、ヒュウウ〜ン聞こえてきます。
やっぱり、夏休みだねぇ〜。

>あきらかに、「ぜんぜんおもしろくなかった」
って言ってるな、このレポートは。
『現実から逃れ、ほっとしたのでありました。』という部分は、
「つくり」としか思えないもんね。
むりやりに、ありがちな「まとめ」をつけてしまうのは、
ちまの悪いくせだ。テレビのレポーターじゃないんだから、
妙なまとめ方はしないようにね。
「年上版」は、厳しさを希望している人なので、
あえて小言を言ってあげました。
でもなぁ、こないだの総裁選から、進歩ねぇよなぁ。
学校でマーケティングとか習ってるんだたら、
もうちょっと「流行についての一考察」じみた部分が
あってもいいと思うんだよ。
「夏休みをマーケティングする」とか、
さ、なんかしら考えろよ。
次のキミの原稿は、
この続きを宿題にしてあげましょう。
もっとキティちゃんに悩まされてくれい。

※ちまのご父兄へ
「ずいぶんと、うちのこにばかり
厳しいとお感じでしょうが、
これは本人のたっての希望なのでございます。
あめとむちのバランスを、
<むち・むち・むち・あめ>の4拍子にして欲しいと、
言われたのでしかたなく厳しくしているのでございます。
どうぞ、その胸、いや、その旨、ご理解くださいませ」
(ほぼ日刊イトイ新聞・生活指導部主任より)

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1998-08-18-TUE

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いままでのタイトル

1998-07-24 「総裁選NOW」
1998-07-06 「たしかに」
1998-06-13 寝たふりする「チカン」
1998-06-10 「軽」の逆襲
1998-06-06 「お泊まり」の基本って何だ?