
糸井重里も大好きな、スペクタクルアクション
エンターテイメント映画『バーフバリ』シリーズ。
このたび、公開10年を記念して、
2部作をひとつにまとめた4K版
『バーフバリ エピック4K』が作られて、
日本でも2週間限定で公開されるんだとか。
しかも記念のメモリアルブックの
インタビューに糸井が登場。
そのご縁で、みんなで先行上映に行ってきました。
‥‥と、やっぱり最高だった、面白かった、
かっこよかった、『バーフバリ』!
せっかくなので、この2週間限定のお祭りを、
ほぼ日、勝手に応援させてください。
もともと大好きな方も、見てなかった方も、
映画館の大画面でこの感動を味わえる、
滅多無いチャンスです。
さぁ、一緒にマヒシュマティ王国へ。ジャイホー!

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- (『バーフバリ』ファンのほぼ日乗組員、
坂口と南の話、さらに続きです)
- ──
- インド映画の魅力って、
特にどのあたりにあると感じてますか?
- 坂口
- 元気になる。マジで血液がグツグツする。
見たらきっとわかると思うんですけど。
- 南
- わかります。
なんか本当にカーン!ってなるんです(笑)。
- 坂口
- 『バーフバリ』シリーズもそうなんですけど、
私、最初に『RRR』見たとき、
なんかもう、息つく暇もない感じで、
「とんでもないものを見てしまった‥‥」
と思って。 - 一緒に見に行った友達と、映画館を出たあと
2人で「ハァーーーッ‥‥」てなってて、
「やばくない? 面白すぎない?」
みたいな。 - 3時間見て、すごい疲れてるのに、
「これはもう語らずにはいられない!」
みたいな気分になって、
そこからちょっとごはんを食べに行って、
めちゃくちゃ語りました。
- 南
- たのしそう!(笑)
- 坂口
- 私『RRR』は12回見てるんですけど、
人生でこんなに見た映画はないです。
- ──
- 「12回」って、どういう機会に
そんなに見るんですか?
- 坂口
- まずは最初見たら、3時間ずっと盛りだくさんで、
1回じゃ理解しきれないから、
「やっぱりもう1回見よう!」みたいな。 - で、もう1回見たら、
次はちょっといい音で見たくなって。
「アイマックス(IMAX)で見よう」とか、
「ドルビーシネマ(DOLBY CINEMA)で
見よう」とか。 - あとは、応援上映があったら
「また見たい!」と思って出かけて、
そういうことをしていたら、12回。
- ──
- 『バーフバリ』シリーズは何回見たんですか?
- 坂口
- バーフバリはDVDしか持ってないので、
まだ前後4回ずつしか見てないんです。
- 南
- 4回ずつしか(笑)。
- 坂口
- そうですね。
でもまだ映画館で見てないから、
大画面で見てみたい気持ちがあって、
「いつか見れたら‥‥」
とはずっと思っていたんです。
だから今回の機会、本当に嬉しいです。
- ──
- やっぱり映画館で観ると違いますか?
- 坂口
- もちろんです。
大きい画面で、いっそう没入しながら見られるし、
映画館ごとの違いもおもしろいし。 - あと、インド映画のたのしみかたって
本当にいろいろあって、
たとえば声を出していい、
「応援上映」というのがあるんです。 - 「いけーっ!」とか声を出してよかったり、
あとは、タンバリンとか鈴とか、
ちょっとした楽器を使うこともできたり。
- ──
- すごい。カラオケみたいな(笑)。
- 坂口
- さらにインド映画だと、その激しい版の
「マサラ上映」というのがあるんですね。 - 拍手、歓声、指笛などが全てオッケーで、
さらには紙吹雪・クラッカーなどの使用もOK。
自分で紙吹雪とか持ってって、
盛り上がるシーンでバーって投げたりとかできる。
現地ではそういう文化が、
割と普通にあるらしいんですね。
- ──
- 紙吹雪とかも?! へぇーっ。
- 坂口
- で、『RRR』が流行ったからだと思うんですけど、
日本でもそういう上映をやってくれる劇場が
出てきたりしてて、
そういうものに行ったりしています。
ペンライト振ったりとか。
誰に見せるとかじゃなく、気持ちの問題ですけど(笑)。
すごく盛り上がります。 - もちろん、ルールはイベントごとに違うので、
調べて出かける必要があるんですけど。
- ──
- そんなに声を出すシーンとかってあります?
- 坂口
- インド映画はそういうことをするのに
ぴったりのシーンが結構あるんですよね。
周りから音が聞こえてくると、
3Dならぬ4Dみたいな気分になってたのしいですよ。 - たとえば『バーフバリ』シリーズだと
決闘のシーンとかに、
めちゃくちゃ盛り上がる音楽が流れるんですよ。
そしたらもうみんなで
「ワ―――ッ!」って声を出したり。 - 広場に人々が集まって
「バーフバリ! バーフバリ!」って声を出す、
有名なシーンがあるんです。
そこで「バーフバリ!」って言いたいなって。
- ──
- うわー、応援上映だと、
そういう名シーンで声を出せるんだ‥‥!
- 坂口
- そうなんです。
今回、私たちが行かせてもらう先行上映が
そういう発声可能な「応援上映」なので、
心して行きましょう。
「応援上映」ってやっぱり数は多くなくて、
それに行けるって、ありがたい機会なので。
- ──
- 今回は何か持っていきますか?
ペンライトとか?
- 坂口
- ペンライトは検討中ですが(笑)、
応援うちわを作って持っていきます。
- ──
- 応援うちわ?
推しアイドルの応援みたいな?
- 坂口
- ええ、日本でのインド映画の応援上映では
そういううちわを作って持参される方が多くて、
『RRR』のときもあったんです。
- ──
- へぇーー、知らない文化!
- 坂口
- だからみんなでバーフバリのうちわを、
作って持っていきたいですよね。
赤いキラキラとかつけたいなって。
- ──
- いま聞いているとけっこうすごそうですけど、
そういう応援上映って、
初めての人でも大丈夫ですか?
- 坂口
- もちろん大丈夫です!
それはもう、楽しむ方法のひとつなので。
持って行くべきものとかもなくて、
身体ひとつで、普通の映画上映と
同じように行くので大丈夫です。
- ──
- そっか、じゃあ素直に楽しめば。
- 坂口
- そうですね。一人で行って、
「声出すのはちょっと恥ずかしい」と思っても、
周りの人たちがワーッて言うのを聞いてたら、
それだけで楽しくなってきますから。 - また今回も、応援上映以外は
普通の上映だと思うので、
「バーフバリ! バーフバリ!」は、
心のなかで叫んでください。
- ──
- インド映画ならではの文化って、
ほかにもあるんでしょうか。
- 坂口
- インド映画をよくやっている
映画館というのがポツポツあるんですよね。
東京だと「シネ・リーブル池袋」とか
「キネカ大森」とか。
そういうところは劇場に特設コーナーが
作られたりすることも多くて、
そういうのを見るのも嬉しいですよね。 - 今回ほぼ日のみんなで行く「新宿ピカデリー」も
けっこうインド映画の上映があるので、
一時期めっちゃ通ってました(笑)。
- ──
- では最後に、今回への意気込みは、どうですか?
- 坂口
- いや、もう、すごくないですか?
プラバースさんの舞台挨拶があるんですよ。
めちゃくちゃ貴重な機会じゃないですか。
もう好きな人はみんな行きたいと思います。
本当にもう、どうしていいかわからない
‥‥やばす。
- ──
- やばす(笑)。
- 坂口
- だから感謝しかないです。
もう、うちわを持って、
万全の態勢で「応援してます!」ってことが
伝わればいいかなと思ってます。 - メモリアルブックもすごいたのしみですし。
- ──
- 「すごく熱をこめて語った気がする」
って、糸井さんが言ってました(笑)。
- 坂口
- しかも今回、再編集版で、
新シーンも入っているという噂なので、
どこがカットされたかなどを
チェックするのもたのしいですよね。 - あと今回が初めてで、見て面白かった方は、
もともとの2部作も見て比較するのも、
きっとたのしいと思いますし。 - もちろん、今回の3時間だけでも
絶対満足がいくと思うので、そこは安心して。
- ──
- 今回『バーフバリ』シリーズが気になってきた人は、
やっぱり映画館に行くべきですかね。
- 坂口
- それはもう、ぜひ! 2週間しかないですし。
- インド映画は映画館で見るのに
ぴったりですし、この機会を逃したら
次いつ見れるかわからないですから。
私も期間中に2回行く予定です(笑)。 - 「新宿ピカデリー」も
たぶんすごい大きいスクリーンでやるから、
ぜひそこでも見てほしいし、
あと「グランドシネマサンシャイン 池袋」という
すごい大きいところでもやるみたいだから、
ぜひ、お好きな映画館で見てほしい。 - そして、よかったらここから
『RRR』もぜひ見てほしいですよね。
もしかしたら、いちばん入りやすいのは
『RRR』かもしれないなと思うんです。 - インド映画って、見慣れてないと、
急に踊りがはじまったり、
展開が唐突に感じる人もいるかもしれないので。
でも、『RRR』は世界を意識してるのか、
踊るときにちゃんと流れがあったり、
どんな人にも見やすいと思うんですよ。
すごく有名なダンスシーンがあって、
ミュージカル映画が好きな人とか、
絶対好きだと思うし‥‥。
- ──
- 坂口さん、ありがとうございます。
きっと、まだ見たことがない感じの方には、
なにかしら参考になるのではと思います。
- 坂口
- こちらこそありがとうございます。
すみません、つい喋りすぎました‥‥。
(つづきます。次回、最後は先行上映の日のことを)
2025-12-14-SUN
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『バーフバリ エピック4K』
(2025年、225分)世界的に大ヒットしたインド映画
『RRR』のS.S.ラージャマウリ監督の原点
『バーフバリ』2部作を、
監督自らの手で再編集。
一部シーンの追加をおこない、
1つの作品として凝縮して作り上げたもの。
古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」に
インスピレーションを受けて製作された、
架空の王国「マヒシュマティ王国」が舞台の
スペクタクルアクションエンターテイメント。
2025年12月12日(金)より、2週間限定公開。
あの『バーフバリ』シリーズを、公開10年後のいま、
映画館で体験できる貴重な機会、あなたもぜひ。
(特設サイトはこちら)