ほぼ日の「イマコレキニ」の
デザインまわりを担当している岡村は、
仲間内から「Mr.イマコレキニ」と言われるほど
独特の審美眼をもった男なんです。
しかもこの男、サイフの紐がけっこうゆるい。
キニなるものを投稿するだけじゃなく、
いろいろ自腹で購入しているのだそうです。
そこで、ここ最近の「自腹8アイテム」を
おうちから持ってきてもらいました。
サクサクっとテンポよく紹介していきますー!

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後編

イエティ、陶器、カメラ、ピクセル、パチンコ、レゴ。

佐藤穂波さんの「イエティ」

──
かわいいのが2匹います。
岡村
造形作家の佐藤穂波さんがつくるイエティです。
──
どうやって見つけたんですか。
岡村
最初はSNSで目が「✕✕」になってる子を見かけて、
ずっとほしいなって思ってたんです。
このイエティたちは、
ポケモンみたいに3形態くらい変化するんです。
これが一番小さい子。かわいいですよね。
──
ということは、成長したら姿も変わる?
岡村
雪男のイエティがモチーフみたいで、
一番大きい子は手足がしっかり生えてます。
中くらいの子もいるけど、
ぼくの好みはこの一番小さい子。
かわいいですよね。
──
毛並みがふわふわなんですね。
2匹で1セットなんですか。
岡村
いや、別々です。
通販で左の青い子を最初に買ったんです。
この子もかわいいですよね。
──
目が「✕✕」の子じゃなく?
岡村
「✕✕」の子が売り切れていたんです。
でも、わりと最近になって再販されて、
それで結局「✕✕」の子も買っちゃいました。
どっちもかわいいですよね。

──
人形とかぬいぐるみとか、よく買われるんですか。
岡村
あんまり買わないけど、
ふわふわしたものには惹かれます。
ふわふわしてるものって、
なんかかわいいじゃないですか。
──
ふわふわ好きなんですね。
岡村
子どもの頃、母が喘息だったので、
毛がふわふわしたものを
買ってもらえなかったんです。
もしかしたらその反動かもしれません。
家の犬がマルチーズなんですけど、
どことなく似ているところもいいなって。
マルチーズもかわいいですよね。

ジャン・ピエール・コヒュートの「陶器」

──
これまた不思議な模様ですね。
岡村
陶器の仕上げに使う
「釉薬」の中の金属を結晶させると、
こうなるみたいです。
──
つまり偶然生まれた模様なんですね。
はぁぁ‥‥。
岡村
何年か前にSNSで見かけて、
「いいなぁ」って気になっていた作品です。
ずっと品切れだったのですが、
最近在庫が復活して、
ようやく買うことができました。
──
この作品は、
どのへんが岡村さんに刺さったんですか。
岡村
鉱物っぽいところかな。
──
なるほど(笑)。
岡村
光の角度でキラキラと表情が変わる
「シラー」という光学現象が見られるのですが、
そういうのが昔から好きなんです。
一点ごとに表情や模様がちがうので、
オンラインショップでいくつか見比べて、
一番良さそうなものを選びました。
──
ふだん使いするわけじゃないですよね。
岡村
これはもう完全に鑑賞用ですね。
何を乗せてもいいのですが、
逆に何を乗せたらいいのかよくわかりません。

──
それにしても不思議な模様ですね。
見てると惹き込まれますね。
岡村
ぼくも詳しいわけではないですが、
こういう釉薬を結晶させる技法自体は
昔からあるみたいです。
高温で溶けた釉薬の中の金属が、
ゆっくり冷える過程で結晶化するそうで、
焼き上がるまで仕上がりがわからないそうです。
お皿自体はちょっと歪みがあるので、
おそらく手びねりなんじゃないかなと思います。
──
こういう工芸品は、
ふだんよく購入されるんですか。
岡村
そんなつもりはないですが、
言われてみれば工芸系はけっこうあるかも。
鉱物とか、UMA的なものが好きなので、
こういう不思議な要素が入っているものは、
ついつい買っちゃいますね。

KODAK「Charmera」

──
これ、人気ありますよね。
岡村
コダックの「チャーメラ」ですね。
こんなに小さいのに動画も撮れるんです。

──
液晶もけっこう見やすいですね。
画質はどうですか。
岡村
トイカメラみたいに、
少し古くて白が飛んだような写真になります。
いわゆる「使い捨てカメラ」風ですね。
画像は横が1440ピクセルなので、
モニターで見る分には
ぜんぜん問題ないサイズだと思います。
──
データの写真、
ちょっと見てもいいですか?
岡村
どうぞどうぞ。
──
どんな写真が‥‥あ、犬。
岡村
家のマルチーズです。
──
さっきのイエティに似てますね(笑)。
岡村
目が開いてるか閉じてるかのちがいです(笑)。

──
これはプレゼントにもよさそう。
岡村
ブラインドパッケージで売っているので、
デザインは選べないんです。
全6種類でシークレットもあるというウワサです。
──
写真は何枚くらい撮れるんでしょうか。
岡村
カードの容量によりますが、
かなり撮れます。
家にあった推奨容量より大きいカードを入れたら、
バグったファミコンみたいに
カウンターが「9999」になりました。
撮った写真はUSBでパソコンにつなげられるので、
けっこう便利だと思います。
──
このミニチュア感がいいですよね。
岡村
ミニチュアものって、
使い道がなくてもつい買っちゃうんですよね。
いまはスマホで何でも撮れますけど、
たまに犬の散歩のときに持ち歩いたりしてます。

monoliさんの「PixLens」

──
あ、これも気になってました!
岡村
これ、すごくおすすめです。
レンズを通して見ると世界がピクセルになります。
──
なってる、なってる(笑)。
岡村さんの顔がピクセルで見えます。
岡村
ぼくのほうからもピクセルで見えます。
──
あ、どっちから見てもピクセルに。
へーー、おもしろい。
岡村
この商品、すごく人気があって、
出はじめの頃はぜんぜん買えなくて、
ニセモノが出るくらい人気だったみたいです。
──
どこの商品なんですか。
岡村
企業の製品とかではなく、
こういうのを研究している方が
個人でつくったものだと思います。
──
ピクセル研究者ってことですか?
岡村
いや、ピクセルが専門じゃなく、
アートとサイエンスを組み合わせている
どこかの大学院生の方だったような‥‥。
ホームページから購入するときも、
「研究資金を寄付してください」みたいな
オプションがあったんです。
ぼくも応援の気持ちを込めて、
1000円ほどプラスして払った気がします。

──
これが家に届いた日、
一番最初に何をのぞきました?
岡村
犬は見ますよね。
──
まずは犬(笑)。
岡村
このレンズってほんとうのピクセルとちがって、
1ピクセルの中にも微妙なグラデーションがあるんです。
ふつうピクセルってベタ塗りだから。
──
たしかに。
厳密にはピクセルじゃないんだ。
そう見えるってだけで。
岡村
日常でそんなに使うものじゃないけど、
ときどきこれをのぞくと、
けっこう発見があっておもしろいです。

TAKAHIRO SHIBATAさんの
「パチンコ看板のブローチ」

──
すでにおもしろい(笑)。
岡村
パチンコですね。
──
ブローチでしたっけ?
岡村
ネオン看板の「パチンコ」部分がブローチで、
廃墟的なコンクリートに見える部分は専用の台座です。
──
台座部分は別売りなんですよね。
岡村
そう、別売りです。
ぼくがイマコレキニでこれを投稿したあと、
ある乗組員の方が、
「岡村さんの投稿を見て、
ぼくもパチンコブローチ買いました」って
教えてくれたんですけど、
別売りってことを伝えてなかったので、
まちがって台座だけ買っちゃったそうです。
──
台座だけ(笑)。
岡村
あとでパチンコ部分も買ったそうですが、
台座だけだとシュールすぎます。

──
それにしてもよくできてますよね。
看板のネオン管とか、すごくリアル。
岡村
ネオン管のところに夜光塗料が塗ってあって、
暗いところだと少し光ります。
──
おぉー、すごい。
岡村
ただ、パチンコの「パ」だけは、
なぜか夜行塗料が塗られていなくて‥‥。

──
パチンコから「パ」を取っちゃったら‥‥。
岡村
小学生男子が大喜びしそうなやつです。
──
知らずに買ったらびっくりしますね。

LEGO「鉱石コレクション」

──
いよいよ8つめです。
ラストはなんでしょうか。
岡村
鉱物関連です。
──
やっぱり!
岡村
ええと、これはどこから開けるんだ‥‥。
──
岡村さん、もしかしてこれも‥‥。
岡村
未開封です。
ちょっと待ってください。
いま開けますので。
──
あぁぁ、もうそのままで! 
未開封のままで大丈夫です!
岡村
いいんですか?
──
開けなくて大丈夫です。
中身もなんとなくわかりますし、
開けたところでバラバラのレゴが
入っているだけだと思いますので。
岡村
ま、たしかに。

──
そもそも組み立てる気もないのに、
なんで買っちゃうんですか。
岡村
鉱物ショップとか鉱物イベントに行くと、
このレゴをよく見かけるんです。
そのたびに、いいなぁ、ほしいなぁって。
で、家に帰って検索して‥‥。
──
ポチッと。
岡村
でも、いろんなところで見すぎちゃって、
新鮮味はないんですけどね。
──
それでも買わずにはいられない。
岡村
そりゃあそうですよ。
だってこんなに鉱物が入って1万円ですよ?
──
レゴですから。
岡村
ロードクロサイトとかタンジェリンクォーツとか
ウォーターメロントルマリンとか、
人気の鉱物がいろいろ入って1万円ですよ?
──
レゴですから。
岡村
それぞれの石の特徴が知りたい?
──
また今度うかがいますー!

岡村
というわけで、
持ってきたものはすべて紹介しました。
──
ありがとうございました。
たいへんおもしろかったです。
半年後にまた第2弾をやりましょう。
岡村
需要あるかなぁ(笑)。
──
シリーズものになるように、
これからもどんどん自腹で買ってください。
岡村
イマコレキニに挙げてないものだと、
もっとたくさんあるんですけどね。
あ、逆に買ったものを投稿すればいいのか。
わかりました。
いいものがあったらまたみなさんに報告します。

(おしまい)

2026-08-04-TUE

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