永田ファミリーニュース 〜松屋銀座にふたたび八百屋があらわる?! 〜 |
最小限の水と、ほんの少しの肥料だけをやって、 植物の生きる力を引き出すと、 おいしい、生命力に満ちた野菜ができあがる。 これが、永田照喜治先生の永田農法。 永田ファミリーのりょくけんから 2月に開催して大好評だった 松屋銀座の臨時出店、ふたたびやります! というお知らせがはいってきました! 野菜をはじめとする40種類以上の豊富な品揃えで 4月20日(水)からの2週間、期間限定です。 |
今年の2月に開催され、大好評のうちに終了した 永田ファミリー“りょくけん”の松屋銀座出店が 明日4月20日(水)からの2週間、 ふたたび、開催されることになりました! (2月の催事のレポートはこちらからお読みください。) 永田野菜をよく知る人もそうでない人も 「なんだか最近おいしい野菜を食べてないなぁ」 と思ったら、 明日から2週間の松屋銀座の催事に ちょっとだけでも足を運んでみることをおすすめします。 その場で試食もできますから、 「行って損はない!」と思いますよ。 はじめてこちらのコンテンツを読んだ方、 りょくけんのお野菜が、なぜおいしいかは まったく知らなくていいんです。 食べてみたらおいしさがきっとわかりますから、 お時間がある方はお出かけのついでに どうぞ寄ってみてくださいね。
今回は、こんなお野菜やジュースの ラインナップを予定しています。 これ以外では、 前回好評だった「健菜たまごを使った昔プリン」も 新バージョンで再登場。 ジャム類もますます進化して、 甘夏マーマレード がとくにおすすめだとか。 また、今回はじめての新しい試みとしては、 青大豆を使ったとうふ、 ジャージー牛のソフトクリーム、 りょくけん野菜を良く知る 日本フランス料理界の重鎮今井克宏シェフ 特製レシピのスープもなどもありますよ。 想像しただけでたのしみです。 今回もたくさんのおすすめが ずらーっとならんでしましまいましたが 結局のところ、 なにが一番おすすめなんだ!というかたのために りょくけんにイチオシのおすすめを聞いてみました!
後半の2つは 2月のおすすめと同じじゃないか、って? はい、もちろん他のお野菜もおすすめなんですが これらの野菜は味のクセがある分、 りょくけんのお野菜を食べたときの おいしさがよくわかるんです。 しかも、いまは、旬のシーズン、 今回は、その中でもとくに ピーマンにスポットライトをあてて もう少しくわしく ご説明したいと思いますが この段階で、「ピーマン食べたーい!」というかたのために 販売のお知らせをしちゃいます。 ほぼ日&りょくけんタイアップ企画として 1,2kgのピーマンを 945円(税込み・送料別)にて 限定100セット販売します。 この“生かじり”ピーマン 、 今すぐに申し込みたいというかたは、 こちらから、りょくけんのページに進んでくださいね。
それでは、 今が旬!の“生かじり”ピーマンについて くわしい説明です。
今回、ほぼ日&りょくけんがタイアップして おすすめするのは、沖縄でとれたばかりのピーマン。 ピーマン農家の金城さんでは、 できるだけ新鮮なピーマンを届けたいと 集荷日の前日の朝、みずみずしいピーマンを収穫します。 このピーマン、試食したほぼ日の乗組員が まず、驚いたのがその見かけ。 一般的に流通しているものよりも サイズが大きく、肉厚な印象で、しかも重いのです。 オトナ語の謎(文庫本)と 比較してみてもほら、この大きさ。 じつは、ピーマンと一口にいっても 品種がいくつかありまして 今回の沖縄のピーマンは一般的によく見かける 薄皮で収量の多いししとう系のピーマンではなく、 肉厚で大玉の種類のピーマンなのだそうです。 では、単純に品種の違いが大きさの違いなのか というとそうではなく、 今回の沖縄のピーマンは ししとう系の約3〜4倍の日照エネルギーで育てられ、 たくさんの太陽の光を浴びて 大きく育ったピーマンなのです。 沖縄の日差しはたしかに強いけど、 九州や本州の3〜4倍はないだろうって。 ええ、その通りです。 日光の強さともう一つ関係するのが気温です。 この品種のピーマンの原産地は熱帯雨林。 日照時間・気温などの自然環境が日本とは大きく異なるため ほとんどのピーマンがハウス栽培されます。 ところが、このハウス栽培、気温の維持にはよくても 野菜と日光の間にハウスのビニールがかけられて 遮ることになるわけですから、 通過する日光の量が1枚のシートで 約80%くらいまで減るのだそう。 南九州などでは、気温がまだまだ寒い2月〜3月、 ハウスにビニールを2枚かけているところ、 日中の平均気温が20℃を超える沖縄では 1枚のビニールハウスで十分なんだとか。 つまり、日差しが強い上に、 ビニールハウスによる日照の低減がなくなるため 原産地により近い環境で育ったピーマンとなるのです。 このピーマンが店頭であまり見かけないのは 野菜の味によるものではなく 流通の事情によるところが大きいと りょくけんの永田まことさん(永田先生の息子さんです)は 語ります。 1個が大きいため、一袋のグラム数を同じにすると 個数がどうしても少なくなる。 たとえば肉詰めピーマンをするときに 「最低4個(家族の人数分)は、はいってないと・・・。」 とか、 野菜炒めをするときに 「子供がピーマン嫌いだから、小さくていいわ。」 なんていうお客さまのニーズが 肉厚大玉系のピーマンを市場から 離れさせてしまったのではないかと。 でも、本来野菜を食べることにおいて大切なのは 味や栄養ではないでしょうか。 野菜本来のおいしさを知るために、 この肉厚で大玉のピーマン、 一番おいしい旬の時期に試してみませんか?
沖縄のピーマンに限らずですが、 ピーマンのおいしさを決める重要なポイントは、鮮度。 ここでピーマンの新鮮さを見極める一つのポイントを 永田さんから教わりました。
へえー!意外です。 色が濃いほど新鮮な野菜だ、と思ってました。 ところで、今回の沖縄のピーマン、 「11〜15個はちょっと多いわ。 最後は、あきちゃってたべなくなっちゃうかも‥‥。」 というかた、 いままで食べたピーマンの味で、 そう思ってしまうのはごもっとも!です。 ですが、あえて、今回は言わせていただきます! 「このピーマンなら、 しなびるまでに食べきっちゃいます、きっと。」 栄養価こそ少しづつ落ちてしまいますが、 りょくけんのピーマンは、 適切に保存すれば、1週間はおいしく食べられます。 おすすめの保存方法は、 湿らせた新聞紙に包んでビニール袋に入れて 冷蔵庫・野菜室で保存すること。 スーパーで買ってきたものも こうやって保存すると長持ちしますよ。
「ほぼ日」では、これまで、永田野菜の食べ方について 生で食べてもおいしい、 生で食べるのがおいしい と何回もお伝えしてきました。 ご多分に漏れず、 今回も「生で食べるのがおいしい」です。 通販で買った場合、1日で生のままで食べ切るには 食卓に結構な人数が必要ですから、 今回は、生で食べることをおすすめするだけでなく レシピについてもちょっと触れたいと思います。 しつこいようですが届いたその日は、 生やサラダにして、食べてみてください。 ひとくちだけでもいいです。 届いたそのときに、はしっこをかじってみるだけでもいいです。 せっかくですから、 ピーマンの本来の味を体験してみてください。 次の日はそのまま網で焼いて、 お好みで醤油や塩をかけて 和風であっさり食べるのもいいですね。 その次の日は、 炒め物でもいかがでしょうか。 チンジャオロースや しょうが焼きの副菜 で、タマネギと一緒に炒めても おいしいですよ。 そうそう、このピーマンは種までおいしいので、 切ったときに、なかの白い部分や種が 残っていてもおいしく食べられます。 この白い部分も種も、 どうぞとってしまわずにそのままお食べください。 この部分、栄養価の高いところでもあるんですよ。 週の後半になって、 さて、残りのピーマンどうすればいいかしら、なんて レパートリーがつきてきた頃におすすめのレシピを 一つご紹介します。
ピーマンを油と一緒に調理すると 相性がよくっておいしく食べられることは 料理好きの方ならご存じのことだと思うのですが 今回は、その中でも “パン粉をつけたフライ”をおすすめします。 素揚げや天ぷらなら、 こんなに肉厚なピーマンでなくても おいしくできるかもしれないのですが 衣をつけても負けない この肉厚なピーマンなら より一層ジューシーさと甘さが感じられるのです。 このボリューム感、1人1個でも 結構食べ甲斐がありますよ。 ピーマンフライ・かつお醤油がけのレシピ 1:ピーマンをお好みで4等分〜6等分にきる。 2:なかの白い部分を適当に取る。 (ただ、今回はフライの小麦粉がつきにくいので やや丁寧に取りましたが、残ってもいいです。) 3:小麦粉つける。 4:たまごつける 5:パン粉つける。 6:油で揚げる。 7:衣がほんのり茶色くなったら、あげる。 8:鰹節と醤油を少したらして、 熱いうちにどうぞ召し上がれ。 コツとしては、 長い時間あげないこと、 生で食べてもおいしいピーマンなので 少し時間が足りないかなというぐらいが ちょうどいいと思います。 ピーマンだけでなく、 野菜のおいしい季節が近づいてきましたので 野菜が主菜のフライ盛り合わせなんかもおすすめです。 今が旬の沖縄ピーマン、6月いっぱいぐらいまで おいしいものが手にはいるということですが、 おいしいものを早めに食べて、味を知って、損をする、 なんてことはありません。 しかも、旬の野菜は、 おいしいことに加えて安いのです。 1年でもっともおいしいこの時期のピーマン、 生でかじれるピーマン、 どうぞ、この機会にお試しくださいね。
それから、東京近郊の方は、松屋銀座に足を運ぶと もっとたくさんの野菜に出会えますので、 そちらもおわすれなく。
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2005-04-19-TUE
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