その2。 頭の上のレコーディング。

「ほぼ日」乗組員モギが歌ったカラオケ映像をもとに
音楽再現のプロ・サカモト教授に
ボーカロイドを作ってもらうという実験企画、
今日のテーマは「レコーディング」です。
(「‥‥ん? これってどういう企画?」と思った方は
 ぜひ、第1回目の記事からどうぞ。
 モギの「北酒場」映像もごらんいただけます)

ほぼ日
今日は、レコーディングということで。
サカモト教授
ええ。モギさんの実際の声を3DSに登録すると
自分に似せた「ボーカロイド」を作れて、
それを「ボーカル」に設定できます。
ほぼ日
モギの声を登録‥‥最初からこんなことを言うのもなんですが、
それは、大丈夫なのでしょうか。
サカモト教授
 はい、問題ありません。
「らーー♪」と言ってもらうだけですから。
あとは、このソフトがやってくれます。
ほぼ日
せっかくですので
動画で撮影させてもらってもいいでしょうか。
サカモト教授
もちろんです。
モギ
(サカモト教授の前に立って)
あの‥‥あ、むむ‥‥むむむ!? 
これは、どうすれば‥‥。
サカモト教授
あーーーッ!? そうでした。
「録音画面」にするのを忘れてました.
すみません、そちらの方、
ちょっと操作をお願いできますでしょうか。
ほぼ日
もちろんです‥‥ちょっと頭の上、失礼します。
サカモト教授
どうぞ。おかまいなく。

▲突発事態により生じた、非常にシュールな画。

3DS
ピコン‥‥ポコーン‥‥
(操作音)
サカモト教授
(頭が動かないよう、硬直したまま)
あ、そこでそのボタンを押してください。それそれ。
ここは適当にササッとすすめてください。
なんでもいいです。
ほぼ日
はーい。ササッ、ササッ。
えい、えい。
あ、間違えました。キャンセル、っと。
‥‥えい‥‥えいえい。
サカモト教授
頭の上で実際にプレイされるのは
自分、初めてです。
ほぼ日
ぼくも人の頭の上でゲームをするのは初めてです。

‥‥あ、たぶん、できました。
サカモト教授
ありがとうございました。
ではモギさん、改めて、よろしくお願いします。
このソフト、ボーカロイドの歌手を作るときに写真がいるので、
最初は「写真撮影」。
そのまま「音声レコーディング」と続きます。
サカモト教授
‥‥はい。
ありがとうございました。
ほぼ日
こんな感じで、大丈夫ですか。
サカモト教授
バッチリです。
今入れていただいた声で、モギさんの歌を再現して、
いよいよ完成です。
ほぼ日
といっても、これからが大変ですよね。
サカモト教授
かもしれません。
いまからが本番、という気持ちでのぞみます。
ほぼ日
‥‥期待してます。
サカモト教授
自分の持てる限りの力を尽くしてきます。

▲礼をして帰る、3DS版サカモト教授。

(つづきます。次はいよいよ、完成した楽曲の発表!)

2014-02-25-TUE