Sponsored by Nintendo.

テレビゲームの展覧会『レベルX』に“遊びに”行こう!

 
やってきました、東京は恵比寿!
恵比寿ガーデンプレイス内にある
東京都写真美術館にて開催中の展覧会、
『レベルX』に“遊び”に行ってきたんです。

ちなみに『レベルX』は「レベルエックス」と読みます。


▲『レベルX』のチラシ。こまかくて見えませんが
このドット状の模様は、
数々のファミコンソフトのゲーム画面なんですよー。





この展覧会は
ファミコン生誕20周年を記念して企画されたもので、
ファミコンソフト約1200タイトルをはじめ
ファミコン周辺機器、
そして任天堂をはじめとする歴代ゲーム機などが、
ずらずら~っと展示されている、
テレビゲームの展覧会なんです。



『マリオ』の生みの親である任天堂の宮本茂さん、
『ポケットモンスター』の田尻智さんら、
ゲームクリエイターのインタビュー映像や、
ファミコン生産最終日の貴重な映像なども上映されています。
おっ、darlingのインタビュー映像もある!



さらに、いくつかのファミコンソフトは
実際にプレイすることも可能。
“見る”展覧会ではなく、“遊べる”展覧会になっているんです。

"美術館での展覧会"って聞くと、
高尚なイメージがあって、
ちょっと身構えてしまう人も多いはず。
しかし、この『レベルX』はゲームファンはもちろんのこと、
「むかしはよくファミコンで遊んだなぁ~」なんていう、
おとーさん、おかーさん世代にも
当時を懐かしんで楽しめる内容になっているんです。

また、お子さんと一緒に家族連れで観覧するかたも多く、
幅広い層のお客さんが来場しているそうです。

そんな『レベルX』の会期も残り日数わずか。
2月8日(日)で終了してしまうので、
まだ行かれてない人は、ぜひ遊びに行ってみてください。

(くわしくは、このページのいちばん下にまとめました)


行けないかたのために、詳細ルポ!

「遠方に住んでいるので、行きたくても行けないよ~」
「スケジュールが合わなくて、ちょっと行けないなあ~」
なんて人もご安心ください。

ここからは、
“テレビゲームの展覧会『レベルX』レポート”。
展示場の様子をお届けしたいと思います。
ちょっとでも『レベルX』に
参加した気になってくれればうれしいです。

というわけで、ここは恵比寿。


▲恵比寿ガーデンプレイスに行くは、
JR恵比寿駅東口を利用すると便利です。


『レベルX』が開催されている東京都写真美術館は、
JR恵比寿駅から徒歩7分程度です。

恵比寿駅構内から“動く歩道”に乗り、
まずは恵比寿ガーデンプレイスを目指します。



駅構内から続くガードを出たところが恵比寿ガーデンプレイス。



東京都写真美術館はもう目の前、
ほら『レベルX』開催告知の垂れ幕が見えますよ。



はやる気持ちを抑えつけ、早足で美術館の入り口へ。
すると、おおおっ~!
長さ3~4メートルはあるかと思われる
巨大ポスターがお出迎え!



あ、これ(右のポスター)って
ファミコン初の野球ゲーム、
『ベースボール』(任天堂 1983年12月発売)じゃないすか!
なんてことを思いつつ、いざ展示場へ!




入り口の大画面にびっくり。

展示場に入って、一番最初に目に付くのが、
真正面に鎮座する大画面です。
ただでかいだけじゃないですよ。
なんとこの大画面で懐かしのファミコンソフトを
実際にプレイすることができちゃうんです!



日によって遊べるゲームタイトルが変更されるんですが、
この日はシューティングゲーム、
『ギャラガ』(ナムコ 1985年3月発売)がプレイできました。

その大画面を挟んで左右の壁には、
ゲームクリエイター直筆の履歴書(自己紹介文)が飾られ、
さらには、彼らがいままでに手がけた
ゲームの資料などが展示されています。


▲『ドンキーコング』(任天堂 1983年7月発売)の
設定イラストなども展示。


任天堂の宮本茂さんをはじめ、
我らがdarlingこと、糸井重里の履歴書と
darlingが手掛けたRPG、
『MOTHER』(任天堂 1989年7月発売)なども飾られていました。






ファミコンソフト1200タイトル以上だ~!

「おお! すごい!」なんて感動するのはまだ早い。
まだまだ展示場の入り口付近です。

さらにもっと奥へと進むと、ありました、ありました!
“8bit・エンサイクロペディア~ファミコン全展示~”
と題された、ファミコンソフト約1200タイトルの展示です!
すごい! ぜんぶある!!



ずらりと発売年順にファミコンソフトが並べられた
その様子はまさに絶景!
このデジカメ画像だと、その凄さが伝え切れず、
もどかしいー。
「富士山を初めて見たときに負けない」
とでも言いましょうか。言いすぎでしょうか。
でもそれくらい、感動しました。



▲『ドラゴンクエストIII』(エニックス 1988年2月発売)。


▲『テトリス』(BPS 1988年12月発売)。

もちろんソフトの一部は遊ぶこともでき、
プレイコーナーには人だかりが出来るほどでした。



展示場のお客さんも、
ファミコンソフトのパッケージを見ながら、
「ああ、このゲームやったやった!」
「あそこの謎が難しかったんだよね~」
「これ買ったの中学生くらいだっけ?」などと、
当時の思い出を再体験している様子。
(ぼくも、そうでした)



ファミコン世代の人なら、
ゲームを懐かしむと同時に、
当時の自分のさまざまな思い出までもが蘇る、
非常に不思議な感覚を味わうことができます。


ファミコン周辺機器もたくさん。

また、ファミコンソフトのほかにも、
「え、こんなのあったんだ!」なんていう
ファミコンの周辺機器も数多く展示。

みなさん、こーんな周辺機器、知ってます?


▲“ファミコンロボット”(任天堂 1985年7月発売)。
専用ソフトを使い、
ファミコンでロボットを動かす。



▲“ファミコン3Dシステム”(任天堂 1987年10月発売)。
対応ソフトのみだが、
ゲーム画面が立体映像になるというゴーグル。



▲“カラオケスタジオ”(バンダイ 1987年7月発売)。
ファミコンがカラオケになっちゃう周辺機器。



▲“ファミコン通信アダプタセット”
(任天堂+野村證券 1988年7月発売)。
別名、野村のファミコントレード。
電話線を繋げばファミコンで株の取引ができた。


数々のゲーム機も展示されています。
ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンスだけでも、
こんなにたくさんのバージョンが
発売されてきたんですねー。





そして、“野球ゲームにみるゲーム映像表現の進化”と
題して展示されているのは、
過去から現在までに発売された数々の野球ゲーム。



ゲーム機の進化に合わせて、
その映像もすごくキレイになってきてはいるんですが、
野球ゲームの本質としては、
ファミコン初の野球ゲームである
『ベースボール』(任天堂 1983年12月発売)を
基本とした構成が現在まで脈々と
受け継がれていることがわかります。


ゲームクリエーターの言葉も。

また、“ゲームクリエーター・クロニクル”と
題された展示では、
『マリオ』の宮本茂さん、
『ポケットモンスター』の田尻智さん、杉森建さん、
『ドラゴンクエスト』の堀井雄二さん、中村光一さんなど、
ゲームクリエイターたちの
インタビュー映像を流していました。



さらに、
“特別展示 ラスト・ファミコン~ファミコン最後の日”と
題されて、上映されていたこの映像。





じつはこれ、
2003年9月に製造中止となった
ファミコンの最後の日(ファミコン工場での模様)を
収録した映像なんです。

同時に、最後に生まれたファミコンも展示。
そのファミコンには最終ロット番号が刻まれています。




新作機もちょっとだけ。

あ、そうそう、
展示場では、2月14日に任天堂から発売される、
“ゲームボーイアドバンスSP ファミコンカラー”も
展示されており、
いち早く実物を見ることができました。



そのうえ、同時発売のゲームボーイアドバンス用ソフト、
『ファミコンミニ』全10タイトルのパッケージも見られます。



『ファミコンミニ』というのは、
『スーパーマリオブラザーズ』や『アイスクライマー』など、
ファミコンが誕生した当時のファミコンソフトを
ゲームボーイアドバンス用のゲームとして発売する
シリーズの名称なんですよ。

(ゲームボーイアドバンスSP ファミコンカラー、
 『ファミコンミニ』の詳細はこちらをどうぞ。)




とまあ、ちょいと足早のレポートになってしまいましたが、
なんとな~くは、『レベルX』の雰囲気を
分かってもらえたんじゃないでしょうか?

今回取材に協力していただいた
東京都写真美術館の広報担当、
久代明子さんにお話を伺ったところ、

「ファミコンの歴史を知ることによって、
 なんだかテレビゲームの未来は面白そう……
 と、思えるような展示会になっております。
 ファミコン生誕20周年を記念した展覧会ですので、
 これを逃すともう見ることができません。
 そうそうたるファミコンソフト1217本を
 ぜひご覧になってください」


と、おっしゃっていました。

そしてなんと、今回特別に、
東京都写真美術館さんからプレゼントがあります!
『レベルX』の開催を記念して作られたタオルを
2枚1組にして、3名様にプレゼントします!
このタオル、なんと制作したのはあの
「BEAMS」なんですよー。

『レベルX』開催記念タオルプレゼント
▲"GAMEBOY"とプリントされたタオルは
なんと任天堂公認の展覧会関連グッズです!


郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記のうえ、
「樹の上の秘密基地」への感想・御要望などをそえて(ぜひ!)、
こちらのメールアドレスまでお送りください。

nintendo@1101.com

締め切りは2004年2月6日。
当選の発表は商品の発送を持ってかえさせていただきます。
ではまた次回!

テレビゲームの展覧会 『レベルX』
■会場 東京都写真美術館 地下1階映像展示室
■会期 2003年12月4日(木)~2004年2月8日(日)
■開館時間 午前10時~午後6時

※木曜日・金曜日は午後8時まで
※1月2日、3日、4日は午前11時~午後6時まで
※休館日は毎週月曜日
 (休館日が祝日または振替休日の場合、その翌日)
 年末年始(12月28日~1月1日)
■観覧料 一般、250(200)円
学生、200(160)円
中・高生・65歳以上、120(100)円 

※カッコ内は20名以上の団体料金
※東京都写真美術館友の会会員は無料 
※小学生及び障害をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料(証明できるものを持参)
■公式サイト テレビゲームの展覧会レベルX(東京都写真美術館)
http://www.syabi.com/level-x/



樹の上の秘密基地への激励や感想などは、
「秘密基地」と書いて、
postman@1101.comに送ってください。

2004-01-23-FRI