「あけましておめでとうございます。 2009年もどうぞよろしくおねがいします。 いい年にしましょうね」 |
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「はい、よろしくおねがいいたしますー」 |
もう松の内も過ぎましたが、 あけましておめでとうございます。 |
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おめでとうございます。 ことしもよろしくお願いします。 |
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時々思い出したように更新している このコンテンツですけれど、 ことしもゆるゆるとすすめてまいります。 |
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年末年始は、写真は撮りましたか。 | |||
は‥‥、初詣のときにちょこっと。 あとは、「どうぶつの森」でですね。 |
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??? | |||
写真が撮れるんですよ。 | |||
ええと、それはゲームですよね。 ゲームの中のキャラクターが写真を撮る? |
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いえ、正確にはキャプチャーですね。 ゲーム全体の画面を保存して SDカードに残せるんです。 このゲームは実時間どおりに ゲームのなかの時間が過ぎていくんで、 そのキャプチャーの感覚は じっさいに写真を撮るときの気持ちに すごく近いんですよ。 |
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なるほどね。 | |||
村には、どうぶつのともだちがいて、 あと、たまに訪れてくれる仲間がいて、 いろんなイベントが起こるんです。 それを、いちおう撮っとくか、 という気持ちで撮るものと これは撮っておきたい! 残しておきたい! と思って撮るものとでは、 やっぱり、ちょっと違いがある気がして。 それがすごく、カメラを持った気持ちに 近いんです。 それをあとから見るのも、 また楽しくて。 「こころ」の部分というのかな。 ‥‥じつは、読者のかたからも そんな質問をいただいています。 |
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どうぶつの森で? | |||
いえ、実・カメラ人生で。 読みますね。 |
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ということです。 | |||
すごく簡単、これ。 すぐ直ります、これ。 |
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え。何ですか。 何がいけないんですか。 |
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「撮ってすぐ見てる」のが 一番よくないです、いちこさん。 |
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へぇ〜! | |||
撮ってすぐ見てるのが一番悪い。 だから、失敗の仕方が小さいんですよ。 |
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はぁ〜‥‥ | |||
撮ってすぐ見ると、 ちょっと失敗するごとに 気が付くじゃないですか。 直すじゃないですか。 直してるつもりになる。 でも、どんどん悪くなってってるはずですよ。 だって、最初、 「あっ」って思って撮ってるのが、 「違う」と思って撮り直したら、 もう次は最初に感じた「あっ」じゃない。 「あっ」に近づこうとしてるわけだから、 もう「あっ」そのものじゃないんですよ。 どんどん離れて行っちゃう。 |
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なるほどー。 | |||
だから、撮ってすぐ見ないことです。 ぼくのまわりにいるプロの若い子たちにも 同じことを言うんです。 デジタルカメラって液晶モニタがついているから 撮りながら見るじゃない? 「やめろ、プロだろ」って。 「そんなんでいい写真が 撮れるわけがないだろう」って。 |
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へぇ〜。 菅原さん、プロの若い子に厳しい。 |
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それはそうだよ(笑)。 でもね、みんな同じです。 だから、失敗が小さいんですよ。 ところが撮りながら見ないでおいて、 家に帰ってから見て失敗に気づきますよね。 その失敗は取り返しが付かない。 大きい失敗になるじゃないですか。 「うわぁ‥‥!」って。 |
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そういう失敗が大事なんですね。 | |||
大事なんですよ。 で、「この間、ああやってやった時には、 こんなんなっちゃったんだよな」って思うのは、 ちゃんと残るじゃないですか。 それに尽きると思うんですよ。 |
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なるほど。 その系統の質問がもうひとつあるんです。 |
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ということです。 少ない枚数を決め打ちするか、 たくさん撮るか、ということですね。 |
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たくさん撮ったほうがいいです。 | |||
もう、やたらめったら撮っていいですか? | |||
いや、闇雲にたくさん撮るのは 意味がないと思うんですよね。 何て言うんですかね、 ただパッパッパッパ、 枚数を撮るっていうことと、 たくさん写真を撮るっていうことは 全然違うことですよ。 |
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ふむふむ‥‥。その心は。 | |||
写真を撮るっていうのは、 見て「あっ」っと思って撮るじゃないですか。 「あっ」っと思う回数は いっぱいあったほうがいいと思うんですよ。 |
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じゃあ、1回の「あっ」に対して、 「撮る、撮る、撮る、撮る」はだめ? |
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そういうことです。 「あっ」パシャ、「あっ」パシャ、 「あっ」パシャ、みたいなのはOK。 |
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「あっ」があればいいんですね。 | |||
そうです。だから、 上から撮ったり横から撮ったり何したりって、 それはいっぱい撮ることではありませんよ。 バババババって撮ったりするのは、 デジタルカメラになってからすごく多いですけど、 わりとどんなカメラでも連写機能があるから。 |
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Cモード。コンティニュアスモードですね。 | |||
それでただいっぱい撮るっていうのは、 あんまり意味がないですよ。 |
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でも、アングル変えるのは、 いいんじゃないですか。 例えばお茶のうつわを撮るんでも、 「これじゃ中のお茶が見えないから もうちょっとこうしよう」 とかっていうのはいいんですよね? |
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そうですね。そこに、 見ながら発見があればいいですよ。 わくふみさんが、ちょっともしかしたら 間違ってるのかもしれないなと思うのは、 「いい写真」を撮ろうとしてるような 気がするんですよ。 でもね、「いい写真」を まず撮ろうとしないことですよね。 「いい写真」を撮ろうとしてると、 どんどんいい写真じゃなくなってっちゃうと思う。 それよりも、「あっ」っていう写真を いっぱい撮っていくほうがいいと思います。 自分が何か思った時にシャッターを切る、 っていう瞬間を増やしていくと、 結果的に、いい写真が生まれる 確率が高くなりますよ。 |
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そうですね。そして、最初の質問との 組み合わせで言うと、 液晶画面をすぐ見ない、と。 |
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そうです。 | |||
ちょっと反省しちゃいます。 液晶画面があると見ちゃいますからねえ。 それにデジタルカメラになってから、 「とりあえず撮っとこう」って 撮る枚数は増えました。 フイルムのときは、1シャッター100円だぞ、 なんて思ってたから、 そうそうシャッターは押せなかったのに。 ということで今回はここまでに。 次回も、ちょっと「心」よりの 質問をつづけさせていただきますねー。 |
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はい、よろしくおねがいします。 | |||
(その5に続きます!) |