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経営とは? 「経営とは?」と問われて皆さんは どのように答えるだろうか。興味ない人も聞いてほしい。 私はこうだった。 「金儲けを効率的かつ効果的に行うこと」。 少なくとも2,3年前までは勝手にそう思っていた。 しかし、どうやら少し違うようである。 広辞苑なんかで調べてみると どう書いてあるのかわからないが、 そんなことはどうでもいい。 英語でいうとmanagementである。 英英辞典で調べてみると、 これまたどう書いてあるのか知らないが、 とにかくmanagementである。 どうやら「経営」とは、一人でやるものではないらしい。 勿論一人で会社を興して その「経営者」となっている人もいるが、 これはtheoretically speakingそうなのだが、 本当の「経営」の意味を体現しているとは思えない。 どうも組織を動かしていくことが重要なのらしい。 その結果として、 収益、金銭に結びつくような活動を行うことで 「経営」ということになるようだ。 組織を動かす、という言い換えをすると、 多くの人にとって身近になるのではないのだろうか。 家族でもいいし、同好会・クラブでもいいし、 勿論、会社の課でもいい。 ある活動を行う組織を率いて、 その活動の「結果」が出ることに関しては、全て、 ある種の「経営」であると 考えてよいのではないだろうか。 私は経営コンサルタントである。 私の同僚の経営コンサルタントには 様々な「得意技」を持つ人間がいる。 ここでいう「経営」の指南に長けている者、 「盛り上げ」がうまい者など色々といってよいだろう。 結果として収益が向上すればよいので、 どういう手でアプローチしてもよいのだと思う。 そうした中、私は所謂「問題解決」に 長じているコンサルタントである。 コンサルティング自体を「学術研究」と同等と 捉えているため、こうしたことになっている。 学術研究と言ってしまうと、 実践的ではなくあまり意味がない、 と思われるかもしれない。 しかしこれはとんでもないことで、 「経営」にこそ、 まず、論理・理屈・真実(logic, theory, fact)がないと お話にならないと信じている。 家の長となって家族を「経営」していくお父さんにも、 論理的思考が必要であるのだろう。 「経営」という言葉を考えるにつけ、 日常の生活がどれほど「いい加減」で 改善余地のあるものか気づく今日このごろである。 |
2001-02-27-TUE
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