秋の尾瀬へ。登山口の檜枝岐(ひのえまた)村で「山人料理」を学ぶツアー開催 秋の尾瀬へ。登山口の檜枝岐(ひのえまた)村で「山人料理」を学ぶツアー開催
尾瀬のふもとに位置する福島県檜枝岐村で、
秋の豊かな食をさまざまなかたちで堪能できる、
一泊二日のツアーが開催されます。

一年の約半分が雪に覆われるこの村には、
厳しい自然のなかで生きる知恵から生まれた
山人(ヤモード)料理が引き継がれています。
そんな料理を、地元のお母さんから教わる調理体験や、
自分だけの曲げわっぱにお弁当を詰めて巡る
尾瀬ハイキングなど、企画が盛りだくさん。

村の方々といっしょに、
ほぼ日とも長年のお付き合いで、
ほぼ日手帳英語版の翻訳などもつとめる
トム ヴィンセントさんが企画した
檜枝岐の豊かな暮らしに触れる旅へ出かけませんか?
こんにちは。ほぼ日GO!のやすなです。
今回は、尾瀬のふもとの村、
檜枝岐(ひのえまた)で開催される
ツアーのご紹介です。



昨年から尾瀬へ通い始めたほぼ日ですが、
時をほぼ同じくして、
ほぼ日とは長いお付き合いで、
ほぼ日手帳英語版の翻訳なども手がけてくださっている
トム ヴィンセントさんも、
尾瀬の福島県側の玄関口である檜枝岐村に、
幾度となく足を運び始めました。
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▲昨秋、長蔵小屋の小屋締めをお手伝いした後、尾瀬沼から下山したほぼ日乗組員と、
檜枝岐村を訪れていたトムさんたちが合流!一番右がトムさん。
トムさんが、檜枝岐へ通う目的は、
この場所の唯一無二の食文化と暮らしを記録し、
伝えることです。



もともと会津エリアを中心に、
福島県の仕事を長年続けているトムさんですが、
南会津のさらに西南の方向へと奥へ、
標高を上げた先の檜枝岐村は、
特別な魅力があると感じています。
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標高1,000mほどの高さに位置し、
一年の約半分は雪に覆われ、米を育てられないこの村。
独自の知恵と厳しい自然とともに
生きる人々がつないできた、
食と暮らしがあります。



そんな手仕事や伝統をつないできている、
村の人々とふれあいながら、
檜枝岐を知り、好きになってもらえたら。



そんな思いで、村の人々とトムさんのチームが考案した、
初秋の尾瀬を五感で楽しめる特別な2日間のツアーが、
9月末に開催されます。
ツアーのお楽しみどころ
「山人(ヤモード)料理」を味わい、学ぶ
山人料理とは、
檜枝岐村に伝わる伝統的な郷土料理のこと。

標高約1,000mの過酷な自然環境に位置する檜枝岐村は、
米が作れない土地柄のため、
山で木材を切り出したり狩りを行ったりして働く男性たち
(=「山人・ヤモード」)が持参した
そば粉や味噌、塩などの調味料と、
山で得られる恵みを組み合わせて料理を作ったことが
名前の由来となっています。

村の恵みと保存食の知恵が詰まった料理に、
初日のそばランチから民宿での夕食、
そして地元のお母さんたちに教わりながらの調理体験まで、
さまざまなかたちで触れ、
村の食文化にどっぷり浸かります。
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自分だけの「手作り曲げわっぱ」でお弁当
職人が作る檜枝岐産の曲げわっぱから
自分の好きなひとつを選び、
2日目の朝は、お弁当を詰めて尾瀬へ。
曲げわっぱは持ち帰ることができます。
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特製ガイド冊子をプレゼント
トムさんたちが現在制作中の
「山人料理」の物語を伝える小冊子が、
ツアー参加者には先行配布されます



初秋の尾瀬ハイキング
地域をよく知るガイドさんといっしょに、
尾瀬をハイキングし、気持ちいい自然のなかで
お弁当をいただきます。
[Special Interview]
トムさんに
檜枝岐の魅力を聞いてみました
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トム ヴィンセントさん Profile/イギリス・ロンドン出身のクリエイティブディレクター。滋賀県日野町の古民家を拠点に、クラフトビール会社「Hino Brewing」の共同経営やNPO法人「日野まちつなぐ研究所」の理事長を務めながら、地域創生・ブランディングを手がける。ほぼ日では、ほぼ日手帳の英語版翻訳のほか、さまざまなコンテンツ企画に長年携わっている。
――
まずは、トムさんが初めて
檜枝岐村を訪れたときの印象を教えていただけますか。
トム
南会津を抜けて、一歩、檜枝岐へと入った瞬間、
まるで独立した別世界に入り込んだような
衝撃があったんです。
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――
トムさんはそれまでも、
会津へは何度も訪れてらっしゃったんですよね。
トム
はい、それでも、檜枝岐は特別です。
村の中心部で標高が約1,000mもあり、
一年の半分は雪に覆われる過酷な環境です。
米が作れず、季節によって、
たとえば春なら山菜、秋ならキノコ、
川では、イワナやサンショウウオ、
そしてそばやアワ、ヒエなどの穀物を
食生活のベースにしていました。
そうした山の恵みに加え、
山仕事に向かう「山人」が持参した味噌や塩、
そして厳しい冬を乗り切るための乾燥や塩漬けといった
保存の知恵が組み合わさることで、
独自の食文化である山人料理が
何世代にもわたって引き継がれてきました。
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――
その「山人料理」が、今回のツアーの
メインコンテンツですよね。
トム
そうです。とにかく、おいしいんです。
写真だけでは伝わりにくいので、
ご自身でぜひ味わってみてほしいと思っています。



そして、檜枝岐村では、1970年代ごろから
尾瀬の観光地として民宿文化が始まり、
今も20軒ほどの民宿があります。
――
ほぼ日乗組員も、早朝から尾瀬に入りたいときなど、
檜枝岐村の民宿で前泊するのですが、
そこで食べる料理が、大きな楽しみになっています。
民宿によっても、違いがあるので、
同じところに何度も泊まりたい気持ちと、
また新しいところに泊まってみたい気持ちが
交錯します(笑)。
トム
わかります(笑)。
それぞれの民宿のお母さんたちが、
村で採れた季節のものや
保存食を使って手作りする食事は、
素朴な田舎料理とは、ちょっと違うんですよね。
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トム
各家庭の前には、採れた野菜などが並んでいて、
保存食の準備が行われています。
それが、数軒ではなくて、
ほぼすべてのご自宅で行われているのが、
檜枝岐村なんです。
暮らしと台所が直結していることも感じられて、
都会では失われてしまった
本来の豊かな食文化を感じられると思います。
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――
檜枝岐は、村の歴史や暮らしにも
独特な背景があるそうですね。
トム
江戸時代は幕府の直轄地(天領)であり、
大正時代には独立して
自分たちの力で村づくりを進めてきました。
山に入って木材を切り出す山人たちは、
畑仕事や山仕事のために
夏の間だけ手作りの小屋に引っ越しをして
子どもたちは学校へ何時間もかけて通うような
二拠点生活を行なっていました。
――
そんな厳しい環境でも、
力を合わせて暮らしてきた工夫が、
いまの檜枝岐村の暮らしにも息づいているんですね。
トム
でも、いま檜枝岐村の人口は約480人まで
減っていて、過疎化と高齢化が進んでいます。
民宿を営むお母さんたちや、
曲げわっぱを作る職人さんも世代交代の時期を迎えていて、
このままだと、何百年も続いてきた
奇跡のような食文化や暮らしが、
少しずつ失われてしまうかもしれないという
危機感もあります。
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――
村人にとっては当たり前すぎる日常だからこそ、
自分たちからは価値を発信しにくい部分もありますよね。
トム
そうなんですよね。
外から来た僕たちから見ると
こんなに豊かで洗練された暮らしがあるのか、
と感動するのですが、
地元の人にとっては
特別なことなんて何もないよとなってしまう。
だからこそ、話を聞いたり写真を見たりするだけでなく、
実際に村へ足を運んで、
お母さんたちの料理を食べ、職人さんの仕事に触れ、
まずはこの檜枝岐村を
好きになってもらえたらうれしいです。
写真提供:檜枝岐村
ツアーの詳細
開催日程
2026年9月27日(日)〜 9月28日(月)[一泊二日]

※28日に尾瀬で宿泊(2泊目)をご希望の方は
有志でご参加いただけます(宿泊費別途)。




定員
8名〜10名(先着順)



旅行代金
24,500円(税込)



【料金に含まれるもの】

・檜枝岐村 民宿宿泊費(1泊朝夕食付き)

・1日目のランチ(「かどや」そば定食)

・調理体験料

・2日目の尾瀬お弁当

・檜枝岐産 手作り曲げわっぱ

(弁当箱として、マイわっぱを選べます)

・御池〜沼山峠 シャトルバス往復運賃

・山人料理 特製ガイド小冊子



行程(スケジュール)
【Day 1】

9月27日(日)

11:30 檜枝岐 前川橋前バス停(かどや隣)集合
※会津田島駅方面からのバス着(11:28)に合わせて集合します。
11:45〜 そばランチ@かどや

まずは地元の名物そばで腹ごしらえ。

14:00〜16:00 村内山人料理探索&調理体験 in 東雲館

村の食材や食文化を学びながら、実際に調理を体験します。

16:00〜 フリータイム・宿へチェックイン

村の民宿に宿泊。温泉でゆったり寛いだあと、
夕食は各民宿のお母さん自慢の「山人料理」を堪能します。



【Day 2】

9月28日(月)

6:30 朝食

8:00〜9:00 マイ曲げわっぱを選び、お弁当を詰める作業

9:30〜 尾瀬へ移動・尾瀬沼のほとりへ往復ハイキング

ガイドと一緒に尾瀬へ。
途中で自分で詰めた山人料理弁当を広げてランチタイム。

14:00ごろ 尾瀬御池 到着・解散

お帰りの方は檜枝岐経由で駅・バス停へ。
※2泊目尾瀬泊まりの方はそのまま尾瀬滞在をお楽しみください。




持ち物・服装・補足事項
【服装・靴】

歩きやすい服装、
スニーカーまたはハイキングシューズ(尾瀬散策用)。



【防寒具・雨具】

9月下旬の檜枝岐・尾瀬は朝晩冷え込みます。
羽織るものやレインウェアをご持参ください。



【アレルギー等】

お食事のアレルギーやご相談がある方は、事前にお申し付けください。



お申し込み
ツアーの詳細、お申し込みは
下記フォームよりお願いいたします。



お問い合わせ
yamodo.ryori@gmail.com

または、

TEL:0241-75-2503(檜枝岐村役場観光課 矢吹さま)