ほぼ日刊イトイ新聞

しゅごーいっ。

水が、どうどういってる場所を、
見よう見ようとおとうさんが言う。
しょうがないから、
腰を退きながら近くまで行く。
‥‥けっこう、こわいじゃないか!
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/10/18 18:19
darling

うつらうつらそしてうつら。

飛ぶ虫がやってきたり、
たまに鳥が近づいたりします。
でも、それより他には、
なーんもこない午後の縁側です。
まぶたが重くなってきました。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/10/18 14:05
darling

おかゆですからね。

人間のおかあさんは、ときどき、
「今日はおかゆですからね」
と言いきります。
これは、さからえない献立です。
おかかをいっぱい入れた
佃煮的な味付けのいりたまごが、
中心のおかずですが、これは、
おとうさんがつくります。
<『いやしんぼ(未刊)』より>
2008/10/18 11:09
darling

落柿舎の柿。

落柿舎には、柿がある。
そりゃ、あったほうがいいです。
柿のない落柿舎では、
落ちがないではないか。
<『犬と父のしゃれ(未刊)』より>
2008/10/18 00:13
darling

竹林は暗し。

竹林は昼も夜もいつも暗し。
なんでわざわざ暗くするのか。
明るいと竹林の風情が
なくなるんじゃねーか、と、
おとうさんが言いました。
それでいいと思います。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/10/17 18:39
darling

小さなキノコ。

きのうの大きなキノコとは、
ちがいすぎるんですけれど、
家の庭にもキノコが生えていました。
あまりにも小さくて、
なんだかあやしいように見えます。
むろん、食べないことにします。
<『いやしんぼ(未刊)』より>
2008/10/17 12:52
darling

大きな皿。

伊賀牛の特別にいいヒレ肉が、
お皿に盛られているのですけれど、
この皿がひと抱えもあるほどの
大皿であることを明らかにすると、
肉の量感がぐっと変わってくるでしょ。
ブイヨンにはないしょでした〜。
<『いやしんぼ(未刊)』より>
2008/10/17 01:13
darling

いろいろのきのこ。

ブイちゃん、元気ですか。
これは山のいろいろのきのこです。
手前のすっごく大きいのが、
有名な松茸ですけれど、
その他のもぜんぶ、おいしいんだよ。
<『いやしんぼ(未刊)』より>
2008/10/16 19:05
darling

それぞれのお出かけ。

今日は、おとうさんだけお出かけです。
おとうさん、いってらしゃい。
犬は、もう、たまごやに行ってきて、
野菜も買ってきて、足も洗ったんだよ。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/10/16 10:37
postman

カシミアを貸してみ。

おとうさんの服のなかでも、
特に好きなのは、カシミアです。
返せと言われれば返しますが、
返したくないと思ってます。
カシミアを、貸してみ?
<『犬なりのしゃれ(未刊)』より>
2008/10/16 02:39
postman

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
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x
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