ほぼ日刊イトイ新聞

おたすけ。

家に入る前の、低い石段を、
犬はじぶんでのぼれません。
昔はのぼれたのですが、
いまは抱っこしてもらえるまで、
じっと下で待っています。
ずっと待っていたら、
人間のおかあさんが、
助けにきてくれました。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/03 10:43
darling

ひさしぶり。

おとうさん、ひさしぶり。
昼間出かけていって、
夜遅くに帰ってきたね。
犬は、人間のおかあさんと、
畑のほうに散歩に行ってきたよ。
明日は、おとうさんも行く?
犬は、いくらでも歩くつもりだよ。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/03 00:01
postman

いつでも。

けっきょく、やることはいつも、
ほとんどおなじなんですけどねー。
おなじなんだけど、ちがうんです。
あちこち、いろいろが、
ちょっとずつだけ、ちがうんです。
だから、いつでも、たのしいです。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/02 12:34
darling

いつも、あんずは。

またまた夜になって、おとうさんが、
ジャムおじさんに変身しました。
「あんずを送っていただいた」
ので、また、あんずジャムです。
今夜は2キロだそうです。
東京で準備はしてきたんだそうです。
犬も応援をしてます。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/01 23:53
postman

なんとも。

ふるびたような 青の。
土のいろいろ 根から吸いこんだ。
青い色の あじさい。
(くんくん くんくん)
色のにおい 鼻でみる。
犬の風流と 人の風流はちがえども。
<ブイヨン青春詩集(未刊)より>
2009/07/01 17:56
postman

手荷物さん。

ケージの底に敷いたマットが、
わやわやになっちゃったので、
敷き直すためのピット・イン。
犬は「手荷物さん」と呼ばれて、
ちょっとだけ出してもらえました。
手荷物さん、静かにしてます。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/01 14:32
darling

べつべつ。

犬とおとうさんは、
いつでもくっついてるという
わけじゃないのです。
べつべつのときも、あります。
くっつくか、べつべつか?
それを決めるのは、犬のほうです。
おとうさん、わかった?
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/01 04:20
darling

べてらん。

ボールといえば、必死に追いかけて、
噛んで絶対に放さないもの、
と思いこんでいたのですが。
ちょっと心境に変化があって、
前肢でころころ転がしたりね、
鼻でつついたり、いろいろするんです。
ベテランになってきたからかなぁ。
<『ボール、その愛』(未刊)より>
2009/06/30 12:06
postman

まぁ、こんなふうな。

おとうさんたちは、たいていは、
こんなふうな朝ごはんです。
年をとってきたからではなく、
昔からこんなふうです。
ここに海苔と、みそ汁と、
白いごはんが来て、すべてです。
レポートは、ブイヨンでした〜。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/06/30 10:53
darling

別の空き地。

あの空き地が、
あれになっちまったので、
新しく目をつけているのが、
誰も知らない、この空き地です。
たぶん、近所の人も知らないです。
この空き地で、犬を走らせたい‥‥。
実は、むつかしいことなんですけどね。
<『新・東京物語』(未刊)より>
2009/06/30 02:17
postman

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
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x
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