ほぼ日刊イトイ新聞

お座敷のこ。

小さいけれどお座敷で、
屋根もあるみたいだし、
地球一周のスケールも感じられるし、
水飲み場もあるし、
むこうのほうには鍋もあるし、
このチョコレート色のこは、
すっごいごきげんだと思いました。
ちょっとした思い出です。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/10 11:21
postman

さすがに。

素材はいまでも身近に用意されてます。
先生に、その気持ちが、
少しでもおありになるならば、
軽い梱包の作品くらいは、
いますぐにでも誕生するでしょう。
しかし、潜りはしません。
かぶりはしません。もう、夏‥‥。
梱包芸術は、秋までは生まれないのか?
<『ブイ先生と共に(未刊)』より>
2009/07/10 01:46
postman

はーみーがきがき。

犬は、わりとですけどね、
歯みがきをそんなにいやがりません。
けっこう、がまんするんです。
ですから、いいこで歯みがきしたら、
おやつなんかあげるといいですよ。
散歩とかのごほうびもいいでしょう。
『犬が教える犬のお世話』(未刊)より
2009/07/09 11:15
postman

毎夜のおはなし。

毎晩、10時半になると、
おとうさんや、人間のおかあさんに
犬は「おはなし」をしに行きます。
今日あったいろんなことを報告したり、
散歩の量やおやつについて、
ぐちを言ったりするのです。
時計をみるわけじゃないのですが、
どうやら、毎夜、同じ時刻です。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/08 22:31
darling

ぶれる。

すばやいこと、転がる豆のごとし。
大口なこと、洗濯ばさみのごとし。
その飛躍すること、蟋蟀のごとし。
真面目なこと、お使いの少年のごとし。
幽霊犬なんかは、いない。
そこには揺れる手があるだけだ。
<『ブイ父夢想(未刊)』より>
2009/07/08 11:10
darling

もうちょっと。

おとうさんも、人間のおかあさんも、
犬も、もう東京にいるのですが、
もうちょっと京都の写真を、
使わせてください。
緑色のものとか、もう少し見たいので。
よろしくお願いいたします。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/07 22:42
darling

さんしょきのこ。

さんしょの木の下に、
にょきにょきっときのこが。
食べられるきのこなのか、
食べられないきのこなのか、
わからないので、食べられません。
まるで、佃煮の組み合わせで
はえてるのにねー。
あ、あと、こんぶがはえればいいのか。
<『いやしんぼ(未刊)』より>
2009/07/07 10:47
darling

あー、あー、あー。

あー、あー、こほんっ、あーあー。
ただいまマイクのテスト中です。
本日は、お暑いなか、
散歩においでくださいまして、
まことにありがとうございましたっ。
それでは、失礼いたします。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/06 22:38
darling

田に刺さるもの。

まだ早苗といっていいくらいの
青々とした田のまんなかに、
天から刺しこまれたなにやら‥‥。
犬が吠えても、我関せずとばかりに
そのまま突き刺さっている。
そのまま、明日まで刺さってろ!
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/06 18:12
darling

金の斧銀の斧。

水のなかから女神さまがでてきて、
こう言ったのでした。
「犬よ。おまえが落としたのは、
 この金の斧か、それとも
 この銀の斧か?」
犬は、言いました。
「犬は、なんにも落としません」。
「正直な犬よ。このボールをあげよう」
犬は、ボールをもらいました。
<『犬のつく嘘(未刊)』より>
2009/07/06 11:07
darling

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
2
0
0
x
MONTH / 月
0
2
DAY / 日
0
8
HOURS / 時
0
2
MINUTES / 分
0
2