ほぼ日刊イトイ新聞

そのまえ。

ひとつ前の、「いぬがら」の写真。
その前がどうだったのか、と、
訊かれましたが、
答えをお見せしましょう。
思っていたのと、ちがいましたか?
「起きて・脱ける」と、
あんなふうになるわけです。
<『ブイヨン豆知識(未刊)』より>
2012/05/16 19:20
darling

いぬがら。

セミのぬけがらみたいに、
これは、犬のぬけがらです。
なかなか見つけるのはむつかしい。
でも、家という森のなかで、
たまーに発見されます。
これは、7キロか8キロくらいの
犬のぬけがらですね、どうやら。
<『犬のつく嘘(不詳)』より>
2012/05/16 11:27
darling

ちゅうじつ。

おとうさんは、
早く帰ってきたのですが、
人間のおかあさんが外出中なので、
犬は玄関で待っています。
犬は、人間のおかあさんに
忠実なのです。
知ってましたか?
<『ブイヨン豆知識(未刊)』より>
2012/05/15 21:07
darling

ごがつのこんぽう。

風薫る皐月でございますが、
ブイヨン先生の梱包芸術は、
ひっそりと継続中でありました。
静謐のなかに可憐さが、
動的なうねりと温かな鼻息。
最新作は、かなりの傑作であります。
<『ブイ先生と共に(未刊)』より>
2012/05/15 12:21
darling

じぐそー。

ソファでたおれているおとうさん。
さて、犬はどこでしょうか?
よーく見ないとわかりませんよ。
ほんとは、どこにも
いなかったりしてね‥‥。
それでは、また〜。
<『ブイヨンの気持ち(不明)』より>

2012/05/15 01:18
darling

さんやそう。

人間のおかあさんが、
「山野草」の市に行ってきて、
植物を窓辺に広げました。
つまりこれは、犬の見張りの場所が、
狭くなる‥‥ということですか。
すこし様子を見ていたいと思います。
<『ブイヨンの思い出(予感)』より>
2012/05/14 11:50
darling

おいしいとき。

おとうさんは、カキフライを食べて、
まずそうな顔をしたのでした。
そして、その直後に、
目を見開いて「うみゃいっ」と。
そういうものらしいです、人間は。
うまいときには、いったん、
「まずそうな顔」になるんだって。
犬は、そういうことはありません。
<『ブイヨン豆知識(未刊)』より>

2012/05/13 23:21
darling

きゃきふらい。

盛屋水産の一代(いちよ)ちゃんから、
「こんなに育った!」というカキが、
ホタテといっしょに送られてきました。
だから、今夜はカキフライでした。
うまかったよーーっっ。
味が濃くて、うまかったよー。
<『いやしんぼ(未刊)』より>
2012/05/13 22:28
darling

ひがしずむ。

「ブイちゃん、ストッピ!」
と、おとうさんが言いました。
光のかげんがかっこいいから、
写真を撮ろうよというのです。
どうでしょう、かっこいいですか。
<『ブイヨンの気持ち(若干)』より>
2012/05/13 19:35
darling

はんとしにいちどくらい。

じぶんでもよくわからない
衝動にかられて、
顔を地面にすりすりします。
半年に一度くらいです。
なにか虫とかトカゲとかの
死んだのが落ちている場所に、
やることが多いです。
「やめようよ、ブイちゃん」と、
おとうさんに諭されます。
<『ブイヨンの謎(未刊)』より>
2012/05/13 14:12
darling

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
2
0
0
x
MONTH / 月
0
2
DAY / 日
0
8
HOURS / 時
0
2
MINUTES / 分
0
2