田口くんのヒッチハイクON THE ROAD

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2014/10/29 14:51
案の定

我々が気仙沼に向けて
最後のちからを振り絞るこのときに、
道の駅に取り残された団長から
メールが送られてきました。

「足湯でしゅ」

案の定、あいつら‥‥‥‥!

コラーッ、ヒッチは、ヒッチ!!

 


 
2014/10/29 14:45
さあ!!

さあ、急がねば。
気仙沼に、16時くらいまでには
到着したいのです。

もう、しんっけんな思いで
手も震えんばかりに
ナビを操作する我々です。

‥‥‥‥‥‥と、ここでハタと気づきました。

急いでいたのは、彼らではなかった。
気仙沼をめざしているのは、
彼らではなかった。

わたしらじゃん!

別れてはじめて実感する、
驚愕の事実。

 



 
2014/10/29 14:43
温泉に入りたい

全身お湯につかるにはお金がかかりますが、
ありました!無料の足湯。

もちろん入ります。

 



 
2014/10/29 14:41
どうしても

しかし、道の駅で
どうしても甘いものが食べたいと
ねばりまして、
売店でソフトクリームを発見。
売店のおねえさんのおすすめで
ずんだアイス、しじみアイスをセレクト。
協議の末、私がずんだ、
ニシダくんはしじみを手にしました。

おいしかったです。
しじみアイスは、
ラムレーズンみたいな味がしました。
これ、ラムレーズンじゃないの?
とニシダくんに言ったら
「いえ、団体の部分に当たると
まるでおみそ汁のような味がします」
と言っていたので、
アイスに入っていたのは
やっぱりしじみで嘘はないんだ、
と思いました。

 


 
2014/10/29 14:36
温泉

あ、温泉。

ここ上品の郷には
温泉があります。

 


 
2014/10/29 14:34
とつぜんですが

いますぐ?

「いま、す・ぐ・に!」

えーーーー。

というわけで、
ここでヒッチハイク組と
お別れします。
パパラッチ、ここでギブアップ。
また、会えるといいね。
今日じゅうに会いたいね。

「オイッス」

 



 
2014/10/29 14:31
追い立てられ

ここで、小部屋から戻ったニシダが
こう言いました。

「スガノさん。
ぼくらはいますぐ、
気仙沼に行かなきゃいけない。
ここは、方向がすこしずれて、
三陸自動車道を行かなくちゃ。
だから、団長と田口さんとは
ここで別れるしかありません」

 



 
2014/10/29 14:27
田口くん

まぁいいや、
ニシダくんが小部屋に行っているあいだに
田口くんに話を聞くことにします。

乗せてくれたワタナベさん、
お声がけくださるなんて、
やさしい方でしたね。

「はい。さきほどの
泉パーキングエリア、
まずは5人くらいの方々に
お断りされました。
文句というか、ご意見を
いただくこともありました」

断らなきゃいけない、という場面ですから
きつめになるかもしれませんね。

「はい。それは、しょうがない。
勝手なもので、
正直ヘコミました。
だけど、そういうこともあるし、
もちろんいろんな人がいる。
声をかけるしかありません。
そんなときに、逆に声をかけてもらって、
女神さまかと思いました」

 



 
2014/10/29 14:17
お礼

ふたりはワタナベさんに
頭をなんども下げて
お礼を言っています。

お礼のようすを
遠くから撮ろうとしたのに
あまりにも小部屋への道を急ぐ
ニシダくんの背中が
前方をふさいでしまいました。

 


 
2014/10/29 14:13
道の駅へ

車は、道の駅の駐車場に入りました。
さすが、路上では落とさない!
上品の郷という道の駅です。

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