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勉強の夏、ゲームの夏。2015

読者のみなさまから寄せられた、
マジでガチな勉強の質問、相談に、
「ほぼ日」とかかわりのある
「意外に高学歴な人たち」が答えます。
勉強の質問がありましたら、
上の「勉強や絵の質問をする!」ボタンから、
気軽にメールしてくださいね。

2015/08/21 20:17ものを知るよろこび。

「おもちゃのない家でした」
と、育った家をふりかえる浅生さん。
本だけは充実していて、
ちいさいころから『キンダーブック』という
子供むけの本が毎月一冊届き、
「それが、唯一の、ぼくのおもちゃでした」。
だから、ずっと本を読んでいる子供になりました。

次の本が来るまでの1ヶ月、
その1冊をそれこそ紙がうすくなるまで
何度も何度も読んだそうです。
いまも好きな本は何度も読み、
好きな映画ならなんどでも見るそうですが、
それは、そのころついた習性らしい。

そんなふうに「読む習慣」があったから
教科書を読むのも大好きだったそうです。
国語も数学も社会も同じ。
しかも何度も読む。

そんな子供だったからでしょうか、
高校受験までは勉強しないでいけたと。
ところが高校に入って
勉強は嫌いじゃないけど苦手という事実に直面。
「受験対策」については、
大学受験で東京に来る前日、
文学部のいわゆる「赤本」(過去の入試問題集)を
買おうとしたら、売り切れていたので
別の学部のを買って、ホテルで読んで、
そうか、こういう問題なんだー、
と、そんなレベルだったんですよ、と。

「思えば、ぼくは受験に対して
 真剣味がたりなかったです。
 東京に行けるんだったら、
 っていう気持ちだけだったなあ」

そんなに深く「受験」というものを
やってこなかったわけなので、
「勉強法」は知らないと言い切る浅生さん。
「だけど、ものを知るよろこびは、わかります」。

「入試や就活で『人生ここで決まるんだ』って
 思ってる人たちに、
 『そんなことはないよ。
  それで何かが決まるなんて大間違いだよ。
  何も決まらないよ、そんなことでは』
 って言いたい。
 ダメになろうと思えば
 いくらでもダメになれるし、
 面白くなろうと思えばなれるから」

2015/08/21 20:00ぼくは勉強が苦手。

浅生鴨さんの出身大学はワセダです。
「あ、でも卒業してませんよ」
あら‥‥では中退?
「いえ、除籍です」。
浅生さん、せっかく入ったワセダなのに、
はじめのほうの授業で
「あれっ?」って思っちゃったんですって。
大学って、いっぱいむずかしいことが
学べる場所だと思っていたのに、
最初の教養課程で「こりゃ、ちがった」と。
そのうちすっかり授業に出なくなり、
といっても演劇にかかわったりしていたので
学校には行っていたそうなんですが、
学費を滞納しているうち、
除籍になっちゃったそうです。

大学で授業に出なくなってから、
さっそく働き始め、
除籍になったのも知らず働き続けます。
ゲーム会社やCM音楽の会社など
いろーんな場所でいろーんな職種を経験。
大きな転機は、NHKへの転職でした。
32で入局、いきなり
「週刊こどもニュース」のディレクターに。
2年で広報にうつって、
最終的にはNHK広報局のツイッター
「@NHK_PR」さんとして
フォロワー60万人という人気ものになりました。
(その当時のことを書いたのが、
 『中の人などいない』です。)

ちょっと話を戻しまして、
なぜワセダだったのかというと、
おもしろいなあと思っていた人、
たとえばタモリさん、村上春樹さん、
鴻上尚史さん、デーモン小暮さんなど、
いろんな人を輩出しているのを知り、
そんなに深い理由もなく志したんだそう。
小中と勉強をしなくても成績のいいタイプだったのに
地域でトップクラスの進学校にすすんでから
「完全にビリになっちゃった」
という高校生だったそうですが、
一浪して、それもろくに勉強をしないまま受験、
それでも東京に行く口実になると受けに来たら、
受かっちゃったからそのまま入ったんです、と。

東京に出る理由は
東京にいけばなにか
楽しいことがあると思っていたから。
演劇、美術、落語、
東京にいけばいろんなおもしろいことが
身近にあるのかなと思って受験したそうです。

そもそも勉強は大好き。学校も大好き。
知らないことを知る、
わからないことを理解するのは
ものすごく好き。
でも、結果的に思うのは
「ぼくは勉強が苦手」。

うーん、そうなのかー。

2015/08/21 19:46作家の浅生鴨さん登場。

ちょっと時間があいちゃってごめんなさい。
いまのいままで取材してました!
この夏、最後の先生は、
作家の「浅生鴨」さんです。
あそうかも、さん。
作家(小説家)なんですけれど、
テレビのディレクターもなさっていたり、
広告の制作もなさっていたりと
八面六臂な活躍をなさっていて、
日々とてもいそがしい。
「ぼくは、ちゃんとできない人代表ですから」
とおっしゃりながら、来てくださいました。
なお、お顔は公開していないということで、
なんだかよくわからない感じの
画像とともにおとどけします。
そうです、恰幅のいい紳士です。
「きょうなにも食べてなかったんです!」
と、静岡おでんを食べながら
お話しいただきました。

2015/08/21 17:26石川先生、ありがとうございました!

さて‥‥そんなふうに、
さまざまな質問に
明快に答えてくださったあと、
石川先生はゲームの見学もし、
「おもしろいですね」と
帰ってゆかれました。

ちょっと中継の中に
入れられなかったのですが、
石川さんが教えてくれた話で
ひとつおもしろかったものが
あったので、
最後にご紹介します。

石川
「まだわかられていないことって
 世の中にたくさんあるんです。

 たとえば、自分が勉強を
 まさにいま始めようという
 気持ちになっているとき、
 お母さんから『勉強しなさい!』と
 ちょうど言われることが
 あるじゃないですか。
 で、ちょっとイラっとする(笑)。

 あのとき、どうして
 イラっとするのかは
 まだ解明されてないんです」  

‥‥なんだそうですよ。

さて、そしてそんなふうに
研究の話を元にしたいろんな話が飛び出す
石川善樹さんと糸井重里の対談は、
来週8月24日(月)から掲載スタート!
ちなみにテーマは
「目標を達成しやすくするヒント」。
こちらの対談も、
すごくおもしろかったので、
よければぜひ
チェックしてみてくださいね。

石川先生、今日はほんとうに
ありがとうございました!

石川
「いえ、こちらこそ!
 ありがとうございました」

2015/08/21 17:17石川先生の語学の話(つづき)

石川
「あと、そうだ。
 どうやったら英語が
 できるようになるかですけど、
 これもいいですか?」

はい、ぜひ教えてください。

石川
「人って言い訳ということになると、
 すごくクリエイティブに
 なるんですよ(笑)。
 遅刻のとき、言い訳って、
 ものすごくたくさん
 思いつくじゃないですか」

あ、たしかに(笑)。

石川
「だから
 『自分はなぜ
  英語ができないんだろう?』とか、
 自分が何かをできない理由って、
 ほんとに人は死ぬほど思いつくもので、
 そこはしょうがないんです。
 だから、その言い訳にいかに勝てるかも、
 とても大事だと思います」

ああー(笑)。

石川
「あと、英語ができないことに
 落ち込む、という人も
 いるかもしれないですけど、
 英語ができないことって、
 ある種アドバンテージだとも
 ぼくは思うんですよ」

え、そうですか?
英語ができないことが逆に良い?

石川
「ええ、得意じゃない言語で考えると、
 語彙が少ないこともあって、
 いろんな物事をものすごく
 シンプルに考えやすいんです。
 みんな、いろんなことを
 すごくややこしく考えがちですから。

 こういう『そこそこの美学』って
 やっぱりあると思ってて、
 ぼく、実際に英語だと
 シンプルに考えられてるし、
 ほかの研究者に
 『英語がそんなに得意じゃないから
  物事をシンプルに考えやすいんだ』
 と言うと、みんなから
 本気でうらやましがられます。

 実際、論文とかは、
 日本語で書くより英語で書くほうが
 スムーズに書けるんですよね。
 日本語だと、いろんなことを考えすぎて
 頭のなかがこんがらがりやすいので(笑)」

2015/08/21 17:09勉強の質問に答える4

続いての質問です。
こちらのかたも、語学のお話ですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
27歳、大学院生です。
学会などで外国のかたと話す機会や
英語で発表する機会があるのですが、
緊張してしまって、
つい、たどたどしくなってしまいます。

アメリカに短期留学をして
ある一定の英語力の向上はしたのですが、
内気で緊張しやすい性格のせいか、
英語へのトラウマも同時についてしまい
話すこと、使うこと、外国にいくことに
前向きになれないときがあるのです。

このような経験を
乗り越えたようなかたがいらっしゃったら
お話をうかがいたいです。
(mo)
ーーーーーーーーーーーーーーーー

石川
「そうですね、この人の書かれている
 『緊張する』とか
 『前向きになれない』というのは、
 みんなそうなんですよ。
 だから、そこはしょうがないと
 思ったほうがいいです。

 そしてこれはぼくの感覚ですけど、
 英語が喋れる人って、
 事前に考えたことを喋ってるんじゃなくて、
 頭に浮かぶことを無意識に喋ってる人が
 多いと思うんです。

 そして、喋るのがうまくなる人というのも
 やっぱり『喋りながら考える』人が
 多い気がするんです。
 『前にいちど考えたことを喋る』
 じゃなく
 『喋りながら考える』。

 『考えたことを喋る』方式だけだと、
 考えたことのないことを話すとき
 不安になりますし、臆病になって、
 トライ&エラーが圧倒的に
 少なくなっちゃうんですよ。

 だから、とにかく
 失敗を気にせず
 『喋りながら考える』癖をつけて、
 トライ&エラーを多くするのが
 いいんじゃないでしょうか。

 文法とかが気になるかもしれないけど、
 実際、外国人の側からすると
 誰も自分の文法の正確さなんかに
 期待してないんですよね。
 期待してるのは、自分だけです。
 
 英語で喋り出して、
 なんだかわけが
 わからなくなったとき用の
 『ごめん、わかんなくなったから
  またにするわ』
 みたいなフレーズだけ言えれば
 それでまったく問題ないと思います。

 あとこれ、日本語でもそうですね。
 話がうまくなりたかったら、
 やっぱり、喋りながら考えるようにするのが
 いちばんいいんじゃないかと」
 

2015/08/21 17:02勉強の質問に答える3

あ、ではこちらはどうでしょう?
ーーーーーーーーーーーーーーーー
イタリア語が、話せるようになりたいです。
(そら)
ーーーーーーーーーーーーーーーー

石川
「あ、語学の質問ですか。
 じつは英語については、
 ぼくも延々苦労してます。

 ただ、これは身も蓋もない
 話になるかもしれないですけど、
 本屋さんに、
 『〜〜式暗記術』とか
 あったりするじゃないですか。
 でも、ああいうのって、
 『学んだ人の理屈』なんです。
 いろいろやってきた人が
 これがいい、という方法ですよね。

 でも、学ぶほうは、
 『これから学ぶ』わけなので、
 そもそもスタンスが違うわけです。

 だから、学んだ人たちは本で
 『この方法がいい』とか
 言ってるかもしれないけど、
 なにより、たぶん、その人たちは
 『いろいろやってきた試行錯誤』が
 力になってることのほうが
 多いと思うんです。

 もちろん、なかには本当にいい
 本もありますし、
 語学が得意という人もいますけど、
 全員にとってうまくいく
 『楽をして身につける方法』は
 ぼくは、無いような気がしています。

 だから、語学に関しては、
 ひたすらやるのがいちばん効くと思います。
 何かを覚えたら、すぐ復習する。
 習慣として、やりまくる。
 すぐに人に話す。
 そういうことが大事なんじゃないかと
 思いますね」

語学には王道がベストじゃないかと。

石川
「ええ。
 あと、記憶を定着させるために
 寝ることはすごく大事なので、
 しっかり寝るようにするのが
 いいと思います。
 自分をレム睡眠の状態に
 持っていったほうがいいので
 最低5、6時間は寝たほうがいいです」

語学はとにかく、ひたすらやる。
そしてちゃんと寝る。
すごい、石川先生、
どの答えもたいへん明快です。

2015/08/21 16:50勉強の質問に答える2

さて、次の質問がこちらです。
こちらは、いかがでしょう?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
あと2週間で夏休みが終わってしまいますが、
はじまるまえに想像していたよりも
できなかったように感じています。
やらなかったわけではないんです。
だけど、これでほんとに自分に
実力がついているのか不安で不安で‥‥
(みかん)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
石川
「ああ、これは、結論から言えば、
 『計画というものは
  常に思ったとおりにいかないことが
  ほとんど』なんですね。
 だから、そのことを学べただけでも
 この人の夏休みは
 前進したと言えるのでは
 ないでしょうか」

うわぁ、明快(笑)。

石川
「でも、本当にそうなんですよ。
 このかたも、ほかのかたも、
 おそらくこれからの人生、
 ずっとそうですから。
 誰だってそうなんです。
 人の目標というものは、
 うまくいかないことがほとんど。
 それに気づかなかったら
 質問者のかたは、一生
 不安なままだと思いますから、
 そこにいま気づけて
 すごくよかったじゃないですか」

ああ、なるほど。

石川
「あと、この人へのアドバイスとしては、
 おそらくこのかたは、
 自分の実力をテストの点数などから
 判断しようとしてしていると思います。
 でも、それだと、不安になりますから、
 外の評価から判断するのはやめて、
 自分の実力については
 『ちいさくでも成長できてたらよし』
 と考えたほうがいいと思います。
 
 勉強って、ぜんぶがぜんぶ
 やってすぐ実力になるわけじゃ
 ないんですよ。
 やったらすぐに伸びるのは
 英単語くらいかもしれません
 5年後とかに力になることも
 ありますから。

 そんなふうに、自分の成長を
 もっと大きな視点で見ていけば、
 どこまででも成長できます。
 そういう視点を持つことが、
 ぼくはとても大事だと思います」

2015/08/21 16:35勉強の質問に答える1

それでは石川先生、
ここからは、読者のかたからの質問に
お答えいただけますでしょうか。
みなさま、ご質問、
本当にありがとうございます。

石川
「はい、まずはこちらのかたですね。
 ‥‥えーと」
ーーーーーーーーーーーーー
娘たち(小学4年、2年)が、
漢字ドリルをノートに書く宿題に
てこずっています。
特に4年の娘は150字を
2時間かかってしまいました…。
普段から寄り道しすぎる人ですが、
ちょっとかかりすぎな気がします。
着実に進んでいく方法はありますか?
(さの)
ーーーーーーーーーーーーー

石川
「ああ、これはですね。
 さきほどのWhyとHowの話ですね。
 Whyで考えると、いろんなことが
 つまらなく見えはじめる、というか。

 ここは娘さんの問題というより、
 お母さん自身が
 娘さんのやっている姿について
 『なぜ?』じゃなくて、
 『どうやって?』で
 見るようにするといいんじゃないかなと」

それはつまり、どういうことでしょう?

石川
「お母さん自身が、
 時間がかかっている娘さんの様子を
 Why──つまり
 『なぜこんなに時間がかかる?』
 と考えはじめると
 どうしても、娘さんの行動が
 無駄に見えてくるんですよ。
 たぶんイライラすると思います。

 でも、そうじゃなくて、
 Howで考えはじめると、
 きっといろんな発見があるんです。
 どうやったらここまで
 時間をかけてできるんだろう?と
 だって、150字のドリルに
 2時間かけるなんて、優秀じゃないですか。
 時間がかかって、それでいいんです。
 ふつうできないですよ」

たしかに、そうですね。

石川
「そうやってお子さんのことを
 Howで観察しはじめると、
 お子さんの考えかたのくせが
 だんだん見えてくると思います。
 で、このお子さんの癖というのが
 『どういうときにワクワクするか』
 に通じているはずなんですね。

 で、人って『興味』が
 ものすごくだいじです。
 研究者にしたって、
 頭がいい人よりも、
 ワクワクする人のほうが
 結果的にはすごい研究をするんです。

 で、その子自体のワクワクすることが
 その子の本質的な強みだと思いますから、
 お母さんとしては、
 そこを考えてあげるのがよいかと思います」

ああー、なるほど。

石川
「以前、為末大さんが
 『努力は夢中に勝てない』と
 言っていたんですけど、
 まさにそのとおりで、
 夢中でやってきた人には
 どんな優秀な人でも勝てないんですよ。
 優秀な人は、自分の限界を予測できるから、
 『のびしろ』が縮まるんです。
 夢中な人は、狂ったようにやれますから、
 優秀な人はかなわないんですね」

2015/08/21 16:28東大へ行く方法

ちょっと話が戻りますが、
石川先生は、どうして東大に
進んだんですか?

石川
「じつはぼくの行っていた高校が進学校で、
 生徒の8割くらいが
 東大に行く学校だったんです。
 だから、とくに選択肢がなかったんですよ。
 つまり歌舞伎役者の家にうまれて
 歌舞伎役者になる‥‥みたいな」

ああ(笑)。
何かすごく大きなきっかけなどが
あったわけじゃないんですね。

石川
「そうなんです。
 そういえば以前、東大生100人に
 『どうして東大に来たんですか?』
 というインタビューしたことが
 あるんです。
 そうするとみんな、割としょうもなくて」

割としょうもない(笑)。

石川
「たとえばある人は、
 自分が好きだった女の子が
 頭がいい人が好きだったらしいんですね。
 で、その女の子にさらに聞いたら
 その女の子の家庭教師が
 東大生だったらしくて、
 『自分も東大だ!』と思ったりとか」

ああ(笑)。

石川
「じつは、わりとそんなふうに
 ほんとにちょっとしたきっかけで
 『あ、東大に行きたい』と
 思ってきた人がわりといたんです。

 で、きっかけって、
 そんなふうにチラッとあれば十分で、
 あとはもう、日々の勉強を
 たのしんでできたかどうかで、
 東大に来たかどうかが
 決まっていたようなんです。
 動機はそのくらいの
 ちいさなものでよかったんですね」

へええーー。そうなんですか。
あと、じゃあみなさん、
すごくたくさんの選択肢を考えて、
そこからベストを選んだ、
などではないんですね。

石川
「そういう人はそんなにいなかったですね。
 ‥‥というのも、人ってなんでも
 『選択肢が多すぎると、
  悩んでばかりでやらなくなる』
 ものなんです。
 だから、どこに行くか悩まずに
 たのしく勉強をした人のほうが
 東大には来てたんです」

はああー。

石川
「あと、小さな頃から
 『絶対東大!』みたいな感じで
 来た人は、大学に入って
 燃え尽きた人が多かったですね。
 東大に入るのが目的だったから、
 目標がなくなっちゃったんです。 

 これ、オリンピック選手も
 そうなんですけど、
 金メダルをとったあと
 燃え尽きちゃう人たちが
 けっこういるそうなんです。
 で、最初から
 『2回金メダルをとる!』と
 決めているような人は、
 心が折れずにいられるらしいんですけど」

うおお、おもしろーい。

2015-08-21-FRI