• ユニフォーム

    とつぜんですが、
    私はある野球チームが好きです。
    今年、チームがかなり絶好調なため、
    自然と応援にも熱がはいります。

    そして、まもなくむかえる
    「いちばん重要な試合」のため、
    ギリシャ村をあげて、そのチームを
    応援することにしました。

    まずはユニフォーム製作です。
    じぶんなりに作ってみて、
    すなお村長に、 
    「どうこれ?」と訊くと、
    どうも反応が微妙‥‥。

    すなお村長は正直です。
    しかも本業がデザイナーなので、
    私の作った服のクオリティの低さに、
    「‥‥」という気持ちになったようでした。
    (1枚めが私が作ったものです)

    そして、なんと、
    きれいに作りなおしてくれるとのこと。
    (2枚め以降が、作りなおしてくれたもの。
    拡大すると違いがよくわかります)
    おもてにも背番号が入って、いい感じ!
    さすが上手いなぁ。
    前に作ってたどせいさんTシャツ
    すばらしい出来だったし!
    さらに応援グッズの「傘」まで
    作りなおしてくれるサービスっぷり。
    うれしくて、村の服屋に商品として
    ディスプレイしました。

    ありがとう、すなお村長!
    実はすなお村長も野球好きなのですが、
    応援しているのはまったく別の、
    オレンジ色のチーム‥‥。
    つまりライバルチームを応援する私のために
    ユニフォームを作ってくれたのです。

    「ありがたく勝たせていただきます」というと、
    「いや、まだわかんないですよ」と
    いつものようにクールに言われてしまいました。

    そして、ミラクルは、おきました。
    (あ、試合のことではありません。
    まだ試合は、はじまっておりません)

    かつて、ギリシャ村には、
    私が応援している野球チームのマスコットを
    彷彿とさせる「ツバクロ」という住民がいました。

    私はツバクロが大好きだったのに、
    夏のあいだ留守にしていたら、
    どこかへ引っ越してしまったんです。
    (彼のリクエストで、高額な
    スタジアムライトを建てたというのに‥‥!)

    それ以来、手紙をくれるわけでもなく、
    音信不通だったツバクロが、
    なんとなんと、
    村の商店街に戻ってきたのです〜!
    ユニフォームを作った、このタイミングで!?
    なんというミラクル。

    「オマエの服、カッコイイじゃん!」と言うので、
    「いや、これ、あなたのところの
    ユニフォームでしょ〜」
    と言っておきました。

    そしてヘアスタイルも変え、
    応援準備はばっちり!

    明日は試合です。
    天気予報は雨ですが、晴れるといいなぁ。

    2015/09/30 23:44

  • 思いっきりデンジャラスな家

    昨日はお月見でした。
    森でしずえに教えてもらったおかげで、
    昨夜の月が中秋の名月であることを知り、
    現実世界でも、お団子を供え、
    まんまるの月を見ることができました。
    ちゃんとお月見をするのって、
    何年ぶりだろう〜。
    「どうぶつの森」って、すごいな。
    伝統行事をきっちりと組み込んでいる!

    さて! 村長業だけでなく、
    インテリアコーディネーターとしての仕事も
    どんどん取り組んでいます。

    「危険と隣合わせの家がほしい」
    ある朝、私を見つけるやいなや、
    このような意味不明なリクエストを
    してきたお客さまがいました。

    サイのゴンザレスさまです。
    話をうかがうと、
    とにかくデンジャラスな家がいい、と言います。
    テーマは「デンジャラス・ゾーン」だそうです。

    ‥‥う〜む。本来の私なら、お客さまが
    危ない目にあうような家づくりは避けたくて、
    プロレスリングを作ってほしいという要望にも、
    できるだけ危なくないプロレスリング
    設置するなどして対応してきました。

    しかし、このお客さまは、なにかちがう。
    かなり強い思いを持っている様子です。
    わかりました、私も覚悟を決めました。
    思いっきりデンジャラスな家を作りましょう。
    私に任せてください。

    まず、土地選びからです。
    落ちたら即あの世行きの、滝がある土地を選びました。
    (デンジャラス!)

    さっそくゴンザレスさんが持参した
    ダンボールを開けてみると、
    工事現場のアイテムが入っていました。
    なるほど、工事現場‥‥は、たしかに危険なイメージがあります。
    しかし、そういう場所は、逆に安全管理も
    きっちりとなされているため、
    本当の意味でデンジャラスとは
    いえないのではないでしょうか。

    私が提案させていただいた
    「デンジャラス」は、こうです。

    (1)庭に、すべり台とブランコを設置。
    本来は、憩いのアイテムとなるべきものです。
    しかし、これを滝にむけて置きます。
    すべるたび、揺れるたびに‥‥
    デンジャラス!

    (2)庭に、ベッドを設置。
    ゆったりとお休みいただくためのアイテムです。
    しかし、これを滝に面した土地ぎりぎりに置きます。
    寝返りをうつたびに‥‥デンジャラス!!
    (私は身をもってその怖さを体感しました)

    (3)庭に、ノートパソコンを設置。
    庭でお仕事をしていただくためのアイテムです。
    しかし、その横にはコーヒーが。
    頭上にはシャワーが。
    一歩間違えれば‥‥大切なデータが‥‥
    デンジャラス!!!

    思いつくままに3つのことをやってみたのですが、
    まだまだ、アマチュアレベルなような気がします。

    そこで、家をまるごとデンジャラスにすることにしました。
    とても簡単なことです。
    だれでも1分で危険地帯をつくることができます。
    まず、家の入り口に、
    工事現場にあるような赤いコーンを置きます。
    そして、真っ白い看板あるいは貼り紙を設置。

    そこにひとこと、
    「ペンキぬりたて」と書きます。

    あぁ、家に入りたくても入れない。
    デンジャラス度MAX!!!

    ゴンザレスさまにも大変喜んでいただき、
    私は大満足です。

    2015/09/28 09:55

  • ギリシャ村横断ウルトラクイズ

    最近、ほかの村の村長たちと
    村であそんでいないので、
    ふとクイズ大会でもやろうと
    思いたちました。


    名づけて、
    「ギリシャ村横断ウルトラクイズ」!


    「ギリシャ(村)へ、行きたいかー!」
    が合言葉の、
    ギリシャ村にまつわるクイズです。


    さっそく招待状を送ったところ、
    3人の村長
    が、
    わがギリシャ村にやってきました。


    まずは第1会場の広場へ。
    夜でしたが、スタジアムライトが明るくて
    いい感じです。


    ここに、「◯」と「×」のパネルを
    あらかじめ敷いておきました。


    そして、みんなのやる気をだすために、
    あらかじめ埋めていた
    賞品を見せるところから
    スタートしました。

    賞品は‥‥
    優勝者に10000ベル!

    落ち着きがなく、
    あちこちに動きまくるみんなを
    どうにか誘導し、クイズ開始。
    1問正解するごとに1ポイント!


    第1問!
    ここギリシャ村で、かえるのサムが
    よく使っている言葉「ヤーサス!」は、
    ギリシャ語で「ありがとう」である。
    ◯か×か。
    どちらかに移動してもらいます。

    (こたえは×! ヤーサスは「こんにちは」です)


    第2問!
    ギリシャ料理には、卵とレモンのスープ、
    「アヴゴレモノスープ」がある。
    ◯か×か。

    (こたえは◯! 上手につくると美味しいです。)


    まぁ、ここはギリシャ村なんで、
    よろこんでいるのは私だけという
    勝手なギリシャクイズばかりですが、
    こんな感じで進みます。


    そして、ここで、会場を移動!

    第2会場は、私の家です。
    じつは、このクイズのために、
    室内にあった家具をすべて外に出し、
    ウルトラクイズ風にしつらえておいたのです。
    なぜか自由の女神像もあります。


    第3〜4問は長くなるので省略しますが、
    村長宅の2階に置いてある、
    ギリシャの至宝
    「ミロのヴィーナス」がほんものか
    どうかを当てるクイズなどを行いました。

    途中、すなお村長が、
    「×」側にいたのに、こたえを聞いた後で
    「◯」側にいくなど、反則行為をして
    イエローカード!

    場が盛り上がってきました。

    最終の第5問は、◯×クイズではなく、
    体をつかうゲームにしました。
    広場には、あらかじめ地面に埋めておいた、
    たくさんのアイテムが眠っています。

    このなかから「ハチの巣」を
    いちばんに掘り当てて持ってきた人に、
    3ポイントを与えます。
    (なぜハチの巣かというと、
    ギリシャは蜂蜜が名産なのです)

    我こそは、と穴を掘って
    ハチの巣を探すみんなの姿は、
    まるで古代ギリシャオリンピックの猛者。
    主催者兼司会者として、
    とても見応えがありました。

    そして、優勝は‥‥のりこ村長

    賞金10000ベルのほか、
    副賞として、
    第5問で掘り当てた
    アイテムをプレゼントしました。
    ほかのみんなにも参加賞として
    掘り出したアイテムをあげました。

    最下位は‥‥カピ村長

    カピ村長には、罰ゲームとして、
    セーラー服とスカートをはいて
    1ヵ月生活してもらいます。

    (女性メンバーが負けたら、あの
    いわくつきのひよこノースリーブ
    着てもらう予定でした)

    さいごに、いつものクラブで踊って
    終了〜〜!

    初開催の
    ギリシャ村横断ウルトラクイズは
    ぶじに幕をとじました。


    「ギリシャへ行きたいか〜〜!」

    このフレーズを言うのが
    気持ちよかったので、
    またウルトラクイズをやろうと思います。

    2015/09/25 21:44

  • 招待状が届きました。

    ギリシャ村の
    あさみ村長こと
    より
    こんなメールが届きました。

    「もちもの:スコップ
     出題数:5問
     所要時間:30分 途中棄権可

     賞品があるので、手荷物をいっぱいにせず、
     なるべく身軽で来てください。

     まってま〜す
     ギリシャ村村長より」

    添付されていた画像も
    あわせてご覧ください。
    いったいなにが起きるのだろう〜・・・!?

    2015/09/25 18:58

  • オリバーの部屋

    村長をやっているほうの村の住人、
    オリバーの姿を見かけました。
    ここでの立場は村長ではなく平社員なのですが、
    やっぱり、自分の村の住人の依頼は率先して受けたいものです。

    オリバーといえば、部屋が銭湯のよう
    なかなかイカした趣味を持った住人なのですが、
    ここでもなかなか思い切った依頼をしてきてくれました。

    「適度に散らかった部屋」だそうです。

    ですが、いざコーディネートするときになってみると、
    「漢(オトコ)の汚部屋(おべや)」と
    なっているるではないですか。

    ぜんぜん違うよ!
    「適度に散らかった部屋」と
    「汚部屋」はぜんぜんちがうでしょ!
    汚部屋ね? 汚部屋でいいんだね?
    もう後戻りできないよ。
    (なんか家もダンボールで出来てるな‥‥)

    どうだ!
    思い切り散らかしてやったぜ!
    床に書類が散乱した寝室、
    食べかけのピザが机に置きっぱなしの
    リビング・ダイニング。
    もちろん、家具は「だらしないシリーズ」でまとめました。
    われながらなかなか汚くできたと思います。

    そして庭は、ゴミだらけでラフレシアが咲き、
    ダンボールの家具をならべ、ここでも書類を散乱させました。

    うーん‥‥もっとできた気がするな。
    まだまだだったかなと少し公開が残るものの、
    「適度に散らかった部屋」とも言っていたし、
    まぁ、いいか。

    2015/09/25 13:50

  • わけあり?なメルボルンさん。

    ひさしぶりに森に帰ったら、
    ワニのアルベルトが熱を出していました。

    いま季節の変わり目だし、
    きっと風邪をひいちゃったんでしょう。

    そう思って見渡すと、
    アルベルトの部屋には、ベッドが2つ。
    シンプルなベッドと、バルーンベッド。
    どちらも掛け布団がありません。

    もうお彼岸だというのに
    掛け布団なしで寝ているの?
    そりゃ〜風邪もひいちゃうよ。

    かわいそうなので、
    薬を買いに商店街へ向かいました。


    すると、なんということでしょう。
    商店街の入り口で、見覚えのある傘が
    目に入りました。
    わー、あなたは、まさか‥‥メルボルンさん!
    そう、コアラのメルボルンさんです!!

    都会に憧れ、ギリシャ村を出て、
    シェフ村長がいる
    ゴージャスな大都会・みつぼし村に引越していった
    メルボルンさんです!
    引っ越し初日に、村で覚えたギリシャ語を捨て、
    「キラリ」とかいう都会語をつかいはじめた
    メルボルンさんです。

    その後、メルボルンさんは、
    みつぼし村から出ていったと聞きました。

    テーブルが25万ベルもするような
    バブリーなみつぼし村の暮らしは、
    やはりキツかったのかしら‥‥。

    こんどはどこに行ったのかと
    心配していたのです。
    でも、元気そうでよかったです。

    メルボルンさんたら、
    「この商店街はにぎやかでいいですね」
    なんて言います。

    にぎやかでいいですね‥‥って。
    ここは、デパートどころか、
    商品が全く売れずに
    ホコリかぶっているような
    スーパーしかありませんよ?
    (まめきちゴメン‥‥でも
    ほんとのことだから‥‥)

    メルボルンさん、いま、いったい、
    どんなところに住んでいるの?
    まさかスーパーもないようなところ?

    戻ってきたいのかも‥‥。

    「戻ってきたら?」と誘ったのですが、
    それには答えてくれませんでした。


    なにかわけありなのかしら。
    私は傘もささず、
    (いや持っていないんだけど)
    その場にしばらく
    立ちすくんでしまいました。

    メルボルンさん、
    いつでも戻ってきて
    いいからね〜!

    2015/09/24 18:04

  • ゲームと「ことば」。

    言い訳のように考えはじめたことが
    意外な方向へ広がっていったので書いてみます。

    『どうぶつの森』と
    『ハッピーホームデザイナー』を
    相変わらずのんびりプレイしてはいるのですが、
    ここにひょいひょいと投稿できずにいて、
    いつものごとく、多忙は怠惰の隠れ蓑、と
    反省したりしていたのですが‥‥。

    しかし、なんとなく、
    書く時間がとれないというだけじゃないよなぁ
    という気もしていました。
    だって、日々、ちょっとずつだけど、
    ゲームには触っていたりする。
    短い感想すら書けないのかといったら
    まぁ、そんなことはないわけです。
    それを職務としてとらえたら
    サボってんなよ、ということになるのですが、
    どうも、その当然の指摘の向こう側に、
    なにか、いつもと違う、
    いえ、厳密にいえば、
    以前から存在はしていたものの
    最近認識できるようになってきた
    ある「傾向」のようなものがあるなぁ、
    とぼくは感じていました。

    抽象的な言い回しを続けてしまって恐縮ですが、
    つまり、ぼくはこう感じるのです。
    ゲームで遊ぶことを「ことば」にすることが、
    なんだか少し負荷のかかることに
    なっているのではないだろうか。
    あまり自然ではないことというか、
    やろうとしてわざわざやらなければならないこと、
    というような。

    ぼくが年齢を重ねて、
    以前よりゲームに割く時間が
    圧倒的に少なくなったということはあるでしょう。
    同じ理由で、ぼくのまわりにゲームについての
    体験を共有する人が減ってしまって、
    おしゃべりする必要がなくなった、
    ということもあると思います。

    それはそれで、要因としてたしかにある。
    しかし、自分の側ではなく、
    ゲームのほうにも、
    なにか要因があるように思うのです。

    それは、『どうぶつの森』シリーズにかぎらず、
    もっと大きな、ゲーム全体についての印象です。
    ゲーム全体が向かっている方向、というのかな。
    あらかじめ書いておきますが、
    よいとか悪いとか、そういうことじゃなくて。

    かつてゲームは娯楽として異物で
    人々は戸惑ったり熱狂したりしました。
    ゲームに限らず、新しい娯楽というのは
    そういうものなのだと思います。
    あるとき世界にぽっかりと新しい遊び場が生じ、
    人々はそこで新しい遊びに興奮して
    時間やお金を悔いなくつぎ込む。
    つくり手は受け手のその熱気を受けながら
    寸暇を惜しんで制作し、胸を張って披露する。
    それに刺激されたつくり手がまたつくり、
    実験し、わがままを言い、組み合わせ、
    その手があったか! というようなものが発見され、
    仕組みや外枠がそれにつられて
    相乗的に大きくなっていく。
    広場は新しい遊びに満ちて、
    そこにどんどん新しい人が流れ込み、
    魅了された人どうしで語り合ったり、
    広場の外側にいる人たちと口論したりする。
    そう、そういうときには、
    「ことば」がたくさん生まれる。

    もしも、時代の経過とともに
    そういった構造がただ縮小すれば、
    「衰退する娯楽」として、
    つくられるものの規模や作品数や
    遊び手の数がだんだん少なくなっていって、
    語られる「ことば」がマニアックになっていく‥‥
    そういうふうになったと思うのです。
    (実際、ゲームのある部分は
     そうなっていると思う)

    しかし、ゲームという娯楽は、衰退していない。
    携帯ゲーム機がスペックがあがって
    時間や場所を選ばず高品質なソフトが
    遊べるようになったことや、
    スマートフォンという
    圧倒的なプラットフォームが
    世界にくまなく普及したことなどがあり、
    ゲームで遊ぶということを体験する人は
    これまで以上に増えていると思う。

    あらためて言うまでもないけれど、
    ゲームのありかたというのは、ずいぶん変わった。
    さきほどの遊び場の例でいえば、
    優秀なつくり手が磨き上げた新しい遊びが
    広場に登場してみんながそれに徹夜で没頭する、
    というようなことはかなり少なくなった。

    ゲームはダウンロードされ、追加配信され、
    気軽に無料で試すことができて、
    はじめることもやめることも簡単で、
    説明書を熟読しなくても理解することができ、
    少しの時間にもパッとその世界に入れるような
    「時間的に優秀なもの」が
    だんだんと主流になっていった。

    いわば、ゲームは、生活に溶けていった。
    それは、おかしな言い方だけれど、
    「ゲーム自体」が選んだ変質なのだと思う。

    もちろんそうではないゲームも依然あるけれど、
    全体の「傾向」としていえば、
    新しくつくられるゲームはぼくらの毎日に
    無理なく馴染むことを前提にする。
    水みたいに。呼吸みたいに。街並みみたいに。

    だからじゃないかな、と思ったんです。

    つまり、そういったものは、
    なかなか「ことば」にしづらい。
    ただ享受する、というほうが自然で
    わざわざ「ことば」にするには
    少し「よいしょ」という負荷がかかる。

    椎名林檎さんの歌に
    「時の流れと空の色に何も望みはしない様に」
    というフレーズがあるけれど、
    水や、呼吸や、街並みを
    わざわざ「ことば」にするには、
    なんというか、題目や専門性が要ると思う。

    ぼくは10年以上前に
    ゲーム雑誌の編集部に勤めていて、
    その意味ではゲームの体験を
    「ことば」にするのが仕事だった。
    そして、仕事であることを遥かに超えて、
    当時のゲームは「ことば」にされる必然性があった。
    同じ意味で異物だったし、特殊だったし、
    ある種、生活を切り離してその世界へ
    ざぶんと飛び込む必要があった。

    たまたまそういった
    激しい「ことばの時代」を知っているからこそ、
    いまの、生活に溶けているゲームとの間に
    ちょっとしたギャップを感じるのかもしれない。

    もう一度念を押しますが、
    どちらがよかったとかそういうことじゃないし、
    いまはいまで、ばりばりと「ことば」にするべき
    激しい新しさを持つゲームが
    きっと生まれてもいるのでしょう。
    それを詳しく知らない自分が
    ちょっと残念ではあります。

    しかし、あれだなぁ、
    ゲームが「ことば」にしづらくなってるかも、
    と思ったから書きはじめたのだけれど、
    ゲームが「ことば」にしづらくなっている
    ということ自体については、
    これこのように延々と
    長く書くことができるのだなぁ。

    あと、あれだね、
    インターネットをさがせば
    ゲームの明解な答えや詳細なデータが
    ぽんと見つかるというのも
    「ことば」を遠ざけている要因かもしれない。
    あ、まだ書くか、オレ。

    2015/09/21 11:53

  • エジプト一丁!

    前回、飲み会の記憶がなかったことが
    たいへんショックで、
    同僚に化かされてるのではないかと
    悩んでまったく仕事が進みませんでした。

    まあ、この会社の社長は、たぬきだし、
    さもありなんとおもいまして、
    いろいろな疑問はさておき、
    働こうとおもって、今日から復帰しました。

    早速いらしたお客様は、
    ナイルさん。
    我々のなかでナイルさんといえば、
    銀座のカレーやさんのナイルさんだけど、
    ここのナイルさんは、
    ばっちりツタンカーメン風情。
    (あ! カレーやさん、インドなのにナイル!
     なんで?)
    しかも、口癖はクフフ。
    クフフ。

    まず土地はエジプトなので乾いている必要があります。
    椰子の木があってドライなエリアをチョイス。
    そして、崖下の立地は、
    王家の谷をイメージしております。
    ここまではパーフェクトです。

    で、庭にピラミッドと
    スフインクスを配置いたしまして、
    お部屋はヒエログリフ祭りです。
    ベッドが必要かとおもったけど、
    そこは、チミ!
    棺がベッドじゃよ。
    彼女がいるかいないか聞かなかったけど、
    ダブル棺。
    玉座もご用意いたしまして、
    へい、おまち! 一丁あがり!

    完璧な仕事ぶり!
    我ながら、素早く完璧。

    しかしながら、ねんのため翌日に
    ナイルさんのゴキゲンをお伺いに
    家まで出向きました。
    棺の寝心地がわるくて、
    「やっぱりベッドに」というような
    リクエストがあるかもしれません。
    私だったら、棺で安眠ができるとは思えないので。

    ピンポーン!
    まいど、たぬきハウジングっすー。
    すみごこちいかがっすかー!

    なんと、ナイルさん、
    ご挨拶にきただけと申し上げましたら、
    たいへんよろこんでくれていて
    さらに、「この部屋、好きよ」とまで!

    というか、ナイルさん!
    男性かとおもっていたら、女性だった!
    こりゃ失礼しました!

    2015/09/15 14:51

  • 音楽ホールができました

    いそがしさにかまけて、
    更新がすっかりとどこおっちゃいました。
    すみません。
    でも「どうぶつの森」がおもしろいのは
    そういう忙しいときでも、
    ほんのちょっとでも「村に行こうかな」と
    思ったりすることです。
    実家に帰るには1時間以上かかるけど、
    みつぼし村なら、5分以内に帰れますから。

    みつぼし村には「キッズ」さんという
    パンキッシュなメイクをしたカンガルー母子が
    引っ越してきました。
    一気に住人がふたり増えました。
    こどもが外に出て歩いてるのは見たことないけど。
    このところ村の管理があまりできていないので
    花が枯れたりもしていますが、
    みんなあんまりキリキリせずに
    のんびりやってます。

    ハッピーホームデザイナーのほうは、
    「音楽ホール」ができましたよ。
    ホールというからには、
    こけら落としにオーケストラを揃えよう!
    と思っていたんですけれど、
    あんがい、コンパクトな場所で、
    楽器を詰め込んだら客席がなくなっちゃいそう。
    どうしよっかなと考えて、
    そうだ、この夏に、矢野顕子さんの
    ブルーノート公演を観た!
    あれは、ドラムとベースとピアノという
    トリオ編成だった、と思い出し、
    そんなふうにセッティングをしました。
    ステージにはなんとか
    ゲストにギタリストひとり呼べるくらいの
    余裕もできました。
    これで矢野さんのトリオの公演だ!

    ‥‥と、完成したホールに行ってみたら、
    リハらしきものをやってました。
    そして、かなりの迫力のある女性が中央に。
    えーっと、あなたは、矢野さん‥‥じゃないよね。
    アレサ・フランクリンみたいなど迫力。
    おなじ「あきこ」でも、和田さんのほうかも。
    ええと、お客さんがいっぱい入るといいですね。

    で、その、ステージに出ていた
    キャラの濃い女性ですが、
    「おさい」さんというかただとわかりました。
    ここが気に入ってくれたのでしょうか、
    旅暮らしをやめて、
    土地と家を買うことを決め、
    根をおろしてくださるとのこと。
    うれしいかぎりです。

    「おさい」さんは、
    空き地暮らしが長かったようで、
    コーディネートの要望も「空き地」。
    そう、彼女の原動力は、
    びんぼう時代の想い出なのでしょう。
    ハングリーなきもちを忘れないからこそ、
    迫力とかなしみのある音楽を
    つづけられているのかもしれません。
    得意なナンバーは和田アキ子の
    「コーラス・ガール」だと思います。

    ということで、
    部屋の中を空き地ふうにコーディネート。
    「おさい」さんは、じっと黙って
    目をつぶって、想い出にひたっておられました。
    ステージではラメ入りの黒いドレスでしたが
    プライベートではあんがいかわいい
    ワンピースをお召しになられていました。

    さらに、広い敷地は、駐車場と駐輪場として
    「小商い(こあきない)」ができるようにしました。
    まんがいち、音楽での実入りがすくなくても
    こっちでなんとかやっていけるようにという、
    わたくしのちいさな配慮でございます。
    ホールは空席が目立ったけど、
    駐車場も駐輪場も「満」でございました。

    2015/09/15 11:32

  • 飲食店をつくりました。

    公共施設づくり、第3弾は飲食店です。

    わたしには
    学校建設の大失敗という
    苦い経験があります。

    (ときどき学校を覗きにいくたびに、
    暗澹たる気持ちになります)

    そのため、第2弾の
    病院経営にはちょっと気合をいれました。

    そして第3弾は、
    「飲食店」をつくることにしました。

    では、さっそく完成した店内を
    ご覧ください。
    外観はたいへんメルヘンなんですけど‥‥
    室内は純和風です。

    めざしたのは、
    「天然温泉付き飲食店」です。
    だってね、ビールも食事も
    一番おいしく感じるのは、
    なんといっても、
    湯上がりではないでしょうか。

    というわけで、店内に、
    露天風呂とまではいきませんが、
    窓をオープンにできる浴槽を用意。
    どこかから汲み上げた
    天然温泉が源泉かけ流し状態です。

    お風呂あがりには
    フレッシュジュースを。
    レジの下は、洗濯乾燥機になっています。

    メニューは和定食。
    いまが旬の、脂ののったサンマも
    七輪で焼いてます。
    じゅわ〜〜っと香ばしいにおいが、
    室内にたちこめて、
    「は、早くビールを!!!」
    という気持ちになれることまちがいありません。

    最初におとずれたのは
    たぬきハウジングのみなさんでした。
    ホンマさん‥‥なぜウェイターを?

    1日1組限定のお店で、
    ファミリーでも
    社内研修でも使用可。
    お風呂はパーテーションで
    仕切られていますが、
    外国のスパ風に、水着も着用可です。

    翌日ものぞいたら、
    2組の夫婦が来ていて、
    たいへん盛り上がっていました。

    きょうは金曜だし、
    わたしも早く仕事を終わらせて
    ここに来たい‥‥。

    2015/09/11 18:10

『とびだせ どうぶつの森』とは?

どうぶつたちの暮らす森の一員となって、毎日、たのしく過ごします。じぶんの部屋を広くしたり、家具をそろえたり、着替えたり、釣りをしたり、化石を掘ったり、おしゃべりしたり、ほかの人の住む村に電車で遊びに行ったり‥‥。1年365日、リアルタイムに時間が流れるなかで、のんびり過ごすもよし、目的に向かってがんばるもよし。ニンテンドー3DS用ソフトとして2012年に発売されて以降、長く売れ続けているゲームです。

とびだせ どうぶつの森

発売日:2012年11月8日
希望小売価格:4,571円(税別)
プレイ人数:1人(通信プレイ時2〜4人)