気仙沼のほぼ日便り

前回からお伝えしている通りですがと福島にいってきました。

金澤翔子美術館スパリゾートハワイアンズ
フラガールショー見学を終えた私たちは、
小名浜港のあたりを車で移動することにしました。

まず向かったのはハワイアンズと同じいわき市にある
いわき・ら・ら・ミュウ」という観光物産センターです。
建物がとてもきれいだったので、最近できたのかな?
と思っていたのですが、後から調べたところ、
もともとここにはこの建物があり、
震災時には2.7メートルの津波がきたようでした。

現在は、沢山の観光客でにぎわっていて、
津波の被害はほとんど感じられないほどでした。
ここまでの再建に尽力された方々が、
たくさんいらっしゃったのだと思います。

ここでは、ビジュアルだけでテンションが上がる、
いわきの郷土料理「ウニの貝焼き」が、
至る所で売られていました。
その名の通り、貝殻にこんもりとウニが盛られています。
おいしかったです。ぜひ、あれはまた食べたい……。

そのあと、私たちは、すこし北上して海岸線を進みました。
当然ですが、福島にも津波の被害があります。
海沿いにはまだまだ震災の爪痕が残っていました。

じゅんぺいが「気仙沼みたいですね」と話していて、
確かに、街が何も無くなってしまったようなこの光景は、
気仙沼の津波で被害を受けた地域と似ていると思いました。

きっと震災前には、福島らしい、海沿いの町の独特の風景があって、
それぞれの暮らしがあったんだと思います。
今それを知る事ができないのは、とても残念です。

そのあと、福島駅方面に向かい、
最後に立ち寄ったのが、駅近くのPICK-UPというお店です。
1階はおしゃれなアパレルのお店で、
2階にはギャラリーが併設されています。
私の友人でもある福島出身アーティストの佐藤洋美ちゃんの
コラージュ作品が展示されていました。
福島の自然や、名産の桃、おじいちゃん、おばあちゃんなどが
表現された作品には、福島のお店の包装紙、新聞などが使われていて、
彼女の福島の思い出がそのまま語られているように感じました。
しかしですね、このお店ほんとにおしゃれなんですよ……。
気仙沼にもこういう場所があったらなぁ……と、憧れてしまいます。
最後にPICK-UPの藁谷さん、洋美ちゃんと記念撮影をして、
福島の旅は幕をとじました。

思い返してみますと、
福島は、笑顔のすてきな人がたくさんいらっしゃいました。
おしゃれな場所もいっぱいあります。おいしい食べ物もたくさんあります。
あと、福島県は、すんごい広い。
東京都の6倍くらいの広さなんですよ!
おかげで、長い道中、これまで知らなかったの人柄を知り、
趣味、好きなタイプなど、たくさん話が聞けたことも良い思い出です。
福島には、まだまだ素敵なスポットがあって、
今回だけでは全然まわりきれなかったので、
また近いうちに行きたいなーと思っています。