気仙沼のほぼ日便り

気仙沼のお隣、陸前高田の奇跡の一本松付近で、
巨大な橋を見かけました。
周りが被災しているだけに、
その大きさが余計に目立ってびっくりしたのですが、
あとから地元の方に聞いたところ、
土砂運搬用のベルトコンベア
ということが判明しました。

陸前高田では、
高台に新たな住宅地を造成したり、
整地用の土砂を確保するために
山を掘削しています。
こうしてベルトコンベアの橋を作ることで、
車で運搬するよりも大幅に早く、
工事を進めることができるそうです。

ちなみに、このベルトコンベアには
「希望のかけ橋」という名前がつけられています。
復興と呼べるのは、まだもっと先なんだろうなと
思いますが、この名前を聞いて、
手がかりが見えてきたような気がしました。

さて、その橋の近くには、
陸前高田の老舗
八木澤商店の一本松店があります。
ここでは、八木澤商店の
しょうゆ、みそ製品の購入はもちろん、
コーヒーやスイーツのテイクアウトもできる
うれしいスポットです。

最近、八木澤商店のもろみをつかった
「不来方(こずかた)バウム」という商品が
復活したとのことで、
店頭にならんでいました。
ふわふわで、ほんのりもろみの香りがします。
この商品ができたということは、
八木澤商店のもろみが
醤油以外の商品になるくらいまで
復活してきたということでもあります。
(醤油は昨年10月末に、
震災後はじめてとなる初絞りが行われました)

陸前高田と気仙沼は、
県が違いますが、
まとめて「気仙地区」と呼ばれたり、
身近で人の行き来も多いので、
陸前高田の明るいニュースを聞くと
仲間が頑張ってるみたいでうれしいです。