気仙沼のほぼ日便り

3月11日になりました。
東日本大震災の2011年3月11日以降、
不思議とこの日は雪がちらつきます。
昨日もちょっと、そんな天気でした。

気仙沼に来た人でたまに驚かれるのですが、
いまでも、仮設住宅に住む人がいて、
仮設店舗で営業しているお店があります。
もう、丸6年になりますが、
そういうところはまだあります。

それでも、去年くらいから、
災害公営住宅の建設が進んできて、
仮設住宅から移り住む人も増えてきて、
つい先日、仮設住宅が建っていた
市内の小学校の校庭が解放された
というニュースがありました。
6年間の小学校生活を
校庭を使えずに過ごした
こどもたちがいたことになります。

まさか、こんなに長く校庭が使えないとは、
震災直後はだれも思わなかったでしょう。

でも、そんなこと言っててどうする、と
今は言える気がするのです。

震災からの日々の苦労を、
気の毒に思ったり、
心を痛めたりすることは
いくらでもできるけど、
実際にそこに住んでいる人たちは、
笑って前を向いています。
そうすることで、
辛かったことを
過去のものにしてきたんだと思います。

この6年間、私もいろんなことがあったなぁ。

今日は、また新しい一歩を踏み出すための
打ち合わせをやる
んですよ。