1今日のどっちもどっち!
わはは がんばれ
スーパーに行くとときどき、
わたしの「悪いクセ」が出る。
母と回るときは、わたしがカートを押し、
相談しながら商品を選んでいくが、
たまに、
「おー、これ安いな」
「新商品か、どれどれ‥‥」
「あっ、牛乳買わなきゃ」
とつい足を止め、
商品を手に取ったり、しばし見入ったり。
そうとは知らぬ母は、
しゃべりながらどんどん先へ行き、
そして、娘のつもりで
夕食のメニューについて話しかけていた相手が、
たまたま横にいた知らない人だと気付くまで、
随分かかる。
当然、文句を言われる。
わたしの気質を、
いわば悪化させて受け継いだのが次女。
とにかく自由にほっつき歩きたい人。
スーパーに入ったら、 1分以内に姿を消す。
ほっといて買い物していると、
数十分後、音もなく背後に来ていて、
食品売り場めぐりで冷えた氷のような手で、
突然触ってくる。
ヒイッとなって振り返ると、
おねだりのグミとか、
祖母に頼まれたらしい塩辛のパックなんかを
静かにカゴに入れ、また立ち去る。
「あちこち好きに走り回り、
 途中でおつかいを頼まれ、
 飼い主のカゴに入れに来て、
 背後から冷たい鼻面をくっつけてくる
 ボルゾイ的な犬」が連想される。
すーぐどっか行っちゃう!
と、次女もやはり祖母に文句言われる。
どっちも悪いんだろうけど、
いつもフワフワ歩き回って、
探すのに手間どる次女の方が、
より厄介なのではないか。
わたしの方は、
「うっかり声がけしないで
 離れた売場に移動したせいで、
 母から電話でどやされる」
までやらかすのは、
せいぜい年に7、8回くらいだ。

(C夫人)

2026-10-12-MON