「えーっと、次はこれでしょ」
と伝票を指差す
TOBIさんの指が手袋であっても
誰も突っ込まない。

派手になっていようが、
棚卸しの数かぞえパワーには
あらがえない‥‥。

TOBIさんとMIYAさんは
つぎつぎと数えている。
なにしに来たんだろう。
棚卸しか。
しかし、あれですね、
人は数を数えだすと、
話しかけても返事してくれないし、
夢中になっちゃうもんなんですね。

シスターヒラモトが
棚卸しを見守っています。

MIYAさんは
すごい集中力で
数えています。

「わぁ、合ってる」

レ・ロマネスクさん、
ふたりそろって
事務能力高し！

弊社CFO篠田は
桃太郎の仮装か。

MIYAさん、
「ポンポンが邪魔」
と、ポンポンを置いて
本の包み紙を
みっしりと手袋で
つかんでいらっしゃいます。

「このパレットは11段ですね」

キツネも参戦です。

レ・ロマネスクさんが
集中して棚卸ししているところへ
コースをはずれたランナーが
迷い込んできました。

TOBIさん
「これね、段をまず把握するんです。
段の構成を把握したら、あとは掛け算。
人間は３をもっとも数えやすいので、
３、３、３、10と束ねて数えます。
４だと混乱しちゃいます。
３を単位で、お願いします。
これ、棚卸しの基本です」

３単位は、棚卸しの基本、
つけまつげは遠くに、は、仮装の基本。