ほぼ日には、本やグッズを製作するために
たくさんのお客さまがいらっしゃいます。
ただいま製作中の
「TVウォッチャーの逆襲」の場合ですと
あるときは荒井先生だったり
あるときは凸版印刷の藤井さんだったり。

さきほどは、初めての
お客さまがいらっしゃいました。

ハチです。蜂。おおきな蜂さま。
窓から、ノックひとつされず。
飛ぶ音もでかけりゃ、態度もでかい。

慌てふためく乗組員たちのなか
ひとり冷静なのは、。
自分のハンチングを手にし、
パサッとハチさまの上から覆ってさし上げています。

ハチさま。どうぞ、おそとへ。

乗組員一同、夕空を飛んでいく
ハチさまのお見送りをしたのでありました。

「うわっ！　やわらかっ！！」

びっくりしすぎたのでしょうか。
顔面がフリーズしてしまっていますね。
完全に表情ゼロです。

いつもはだいたい
ニヤニヤしているのですが
たまにこうなります。

「‥‥いや、いやね。
　このやわらかいもののルーツを
　探りにいきたいなと思ってさ！」

へ？　ルーツ？　
ともあれ、旅はまだまだ続きます！

「む！　むむむ！　やわらかい‥‥。
　しかも、かるくてフワフワだ‥‥。
　これなら、いけるはず‥‥」

「おおっ！　
　ごっつい、やわらかですなー！
　これだけやわらかければ、
　だいじょうぶでしょう、金子さん？」

「どうです、これ、
　とってもやわらかいでしょう‥‥？」

フフホト市内から
高速道路を走ること約２時間。

劉社長のご案内で、
「あるもの」が保管されている場所に
たどりつきました。

車中、ずーっと爆睡していたハリーも
やおら起き出し、
遠かったっすねーなどと言っています。

期待を胸にさっそく中へはいると‥‥。

「あ‥‥あのやわらかそうなものは！？」

おいしい料理に
舌鼓を打ってばかりはいられません。

われわれ一行は、
旅の目的である「あるもの」を求め、
いさんで車に乗り込みました。

はてさて、
どこにあるんでしょうねぇ。

商社のかたでさえ
あんまり行ったことがないという
モンゴルの郊外へと向かいます。

出発してから
ずいぶんたったころ‥‥。

むむ！　ここはにおうぞ！

われらＴシャツチーム、
じつはさっき、青山に帰ってきました。

なるべく現地からリアルタイムで
リポートしたかったんですが、
インターネットの環境なんかの理由で
できなかったのでした。

でも、自分たちで言うのもなんですが、
なんだか、どとうの３日間！

その模様、これから何日かかけて
お伝えしていきますねー。

で、さっそくなんですが
モンゴルで食べた
「おいしかったものランキング」ベスト３を
勝手に決めちゃったので、発表します。

「製作中」とは
あまり関係がなくてすいません。
でもほんとにおいしかったんですよ〜！

第３位！

牛肉の干したやつ。

パサパサしてなくて、
なんともジューシー。
口にしたハリーの顔が
とろけそうになっているのを
目撃しました。
モンゴルの草原にふくそよ風で、
自然乾燥させたものらしいんです。

第２位！

ネギのいためもの。

ピリ辛で、シャキシャキ。
個人的には、これがあれば
「ご飯何杯もイケル」テッパンの一品！
ちなみにこのネギは
このあたりでしかとれない種類だと
劉社長が教えてくれましたー。

第１位！

羊肉のしゃぶしゃぶ！

これ、もんくなし！
なべの右側が、辛いつゆ。
左側が、あっさり系のつゆ。
２種類の味のつゆのなかに、
新鮮でやわらかなお肉を
豪快にどさっといれちゃう豪快さ！　
実際、ハリーの顔は、
完全にとろけていました‥‥。

ああ、もういちど食したい‥‥。

ガラガラガラガラ・・・。
ん？どこかから、ガラガラいう音がする。
なんだなんだ？

ん？

ただいま〜〜〜〜〜〜〜〜っ。

うわーーーー！
モンゴルから帰ってきた、
とだー！

なにその、頭のー！
超モンゴルーーーーーっ！

強行スケジュールおつかれさまです。
ひとまず、無事ご帰還、おめでとう！
おかえりなさい！！


これから数日間、モンゴルの様子を
から
事後レポートされるので
そちらもお楽しみに〜！
どんな土産話が出てくることやら？

（２人そろって半目なのは、
　わたしのタイミングが悪いせいなのか、
　疲労のせいなのか、わかりません‥‥）

さっきの写真には写っていないのですが、
イトチューウールリミテッドの
納谷順久さんです。

斉藤さん以上の
大阪弁の使い手であると同時に、
じつは、今回のモンゴル出張の
重要なキーパーソン。

もちろん、納谷さんも、
洋服まわりの素材については
プロ中のプロフェッショナルですから
われらＴシャツチームは
「へぇ〜」「なるほど！」と
勉強になること、しきり！

でも、そんな納谷さんですが
斉藤さんとのかけあいを聞いていると
まるで漫才のよう。

動いている姿を伝えられないのが
ほんとうに、残念でなりません‥‥。

ともあれ、こんなメンバーによる
モンゴル珍道中（？）が始まりました。