パネルの高さと位置を
確認しながら吊るしていきます。

こういう場合、吊るす人より
確認する人のほうが大事。

もうちょっと高く。
もう少し右で。
ほんのちょっと低めで。
若干、左な感じ。

散々いじくりまわした挙げ句
結局、元の位置が
正しかったりします。

家のあきらくんです。
夏休みなので、
会社に遊びにきてくれました。
お母さんの打ち合わせが終わるのを
いい子で待っていたときの写真です。

の席で
おしゃべりしている姿が、
「くまのクリアブックマーク」に
そっくりだったので、パチリ。

とうとう明日、
「ほぼ日手帳2011」発売です！
おたのしみに〜！

いよいよ発売を明日に控えた
ほぼ日手帳2011。

早速ロフトでは、
営業時間の終了と同時に
手帳コーナーの設営が始まりました。

ここ丸の内ロフトでも
黙々と進んでおります。

あぁ、ナイロンカバーの色合いが
綺麗だなぁ。

「矢野顕子さんの『おいしい生活』、
　好きなものを並べただけなんですが、
　最後に“くちづけ”って入れたのが
　こつなんだよね」
と、作家は帰りの車のなかで
申しておりました。

来週は「夏の終わり」が
テーマです。
たのしみ。

「この『よこはま・たそがれ』の歌詞は
　好きなものを並べたのではなく、
　いわば連想ゲームになっています」

上柳さん
「これは作詞は山口洋子さんですが、
　作曲家として演歌をはじめて作った
　平尾昌晃さんが
　作った歌なのだそうです」

へえええ！


「これは、五木ひろしさんという人の
　歌唱力のすごさにもよる歌ですね。
　五木さんが、言葉の並びをみごとに
　流れにしています。
　ブルース、というだけで
　あんなに長く歌ったりね？
　つまり、山口さんは、
　曲があり歌がある、ということを
　あてにしているんです」

なるほど。
そうやって、この名曲が生まれることに。
そして、今日最後にかかる曲といえば‥‥


「はい。この手法を
　完全に使いました、自作を
　最後にかけさせていただきます」

作家自らの告白、出ました。
「おいしい生活」、矢野顕子さんです。
糸井重里作詞です。

言葉が並ぶ歌、
とても有名な、次の曲は
「よこはま・たそがれ」
でした。
五木ひろしさんが歌います。

しかし、これって、
言葉が並んでる歌でしたっけ‥‥
聴いてみましょう。


「この歌は、ほんとうに
　単語を並べてくれています。
　見事です。
　形容詞すらありません。
　歌詞にときどき
　単語を並べることはあったとしても
　みんな、そんなに長くは
　続かないと思ってる。
　でも、ほら、続いてるでしょう」

ほんとだ‥‥すごいです、この歌！

みなさんからいただいた
ツイートや
メールを読ませていただいて
すごします。

CMあけに、
次の曲、かかりますよ。

佐良直美さんの歌、すてきでした。


「このように、私の好きなもの
　というテーマで
　ものの名前を並べる。
　それだけで、
　歌詞というものは、できるわけです」

‥‥‥はははぁぁあー。

「では、上柳さん、
　目の前にあるものを並べて
　“ごごばん”という歌を
　作ってみましょうか。
　まずは、目の前のマイク‥‥」

上柳さん
「えーっと、
　目の前のマイク‥‥
　デジタル時計
　パソコン
　外につながる電話
　よそのビルの窓
　アナログのテレビ
　ホワイトボード」


「そうやって、ずっと並べれば
　“ごごばん！”という
　曲ができますでしょう。
　さいごに、えーっと
　長い　長い
　ここで私は働くの〜、
　というふうにつければできあがり。

　“好き”という気持ちを
　こねくり回して表現するよりも
　その人なりに出たものを
　こうやって、ただ並べたほうが
　ずっと、その人の気持ちが出るんですよ。
　
　この曲は、おそらく
　サウンドオブミュージックの
　“The favorite things”が
　もとになっているのでしょう。

　その手法で作ったもので
　有名なものがまだあります」

まだあるんですか。
そう、誰でも知ってるあの曲‥‥。

最初に佐良直美さんの歌う
「私の好きなもの」
が流れました。

これが、
「誰でもできる作詞講座」
の曲でしょうか？？？

作詞は永六輔さんです。

上柳さんが
このようにおっしゃいます。
「誰でもできる作詞講座ということで、
　今日は糸井さんに
　何曲か選曲いただいてますが、
　この歌詞ができるということですか？
　えええ？」


「ええ、できます。
　あーたでも」

あーたでも、誰でも。