いやね、この「ただいま製作中」がはじまって
はや何年でしょうか。
それから、なにかにつけて、
社内で起こっている写真をとる癖が
ついてしまっておりますので、
時折自分のiPhoneの写真のフォルダは、
整理をしないと、
同僚のへんてこな写真で
満載になってしまいます。
今回もぼちぼち整理せな、
とおもってみておりましたら、
「株主ミーティング」の
写真がでてきました。
私の写真蔵でございますので、
たいしたものはございませんが、
お蔵出しでごぜえます。

当日は、ほぼ日グッズも販売いたしましたので、
“愛される経理部”の二人は、
レジ構築に余念がありませんでした。
いつもありがとうございます！

そして、当日。
は、
街の日陰の片隅で
誘導係をしておりまして、
ひとりだけ真冬を味わっており、
カイロをぺたぺた貼っておりました。
「眼の前のお店の外でお弁当を
販売しているひとが
朝からずっと半袖なんですが、
僕には信じられません。」

そして、株主ミーティングの最後には
質問コーナーがありました。
質問をされる方にすばやくマイクをお渡しすべく
スタンバイをするとです。
「マイク・あやです。
まきという名前ならばで、
マイク・マキになりますね。
お若い方、ついてきてますか？」

そして、私にも事件が。
当日は全員腕章と名札をつけていました。
お昼の休憩がおわり、
会場にもどってきたら、
名札の紙だけが失われていました。
結局、最後までみつからずじまい。
母さん、わたしのあの名札
どうしたでせうね？

最後、これはです。
彼女は、今回も会場設営の担当でしたので、
はげしく動かねばならない
撤収時には「生活のたのしみ展」の
エプロンを装着しておりました。
弊社の乗組員には、このエプロンのひもが
ねじねじになる呪いがかかっているのですが、
やはり、今回もエプロンのひもが
ねじねじになっていました。

さて、ただいま、
わたくしども（）は、
書籍販売祭中でございます。
いや、他の仕事も師走感が
あふれてまいりましたが、
ともかく、
書籍販売祭を開催しております。

先日は、
　「やさしく、つよく、おもしろく。」の
納品がありました。
やったね・ほっしー！
こちら、発売日は、１２月４日。

そして、
「みっつめのボールのようなことば。」も
納品されたのでございます。
投稿している本人が
自分の写った写真をアップするというのは
出たがり感満載で、
なんともはや。ともおもいますが、
諸事情ございまして、
カメラのシャッターは
が
切ることとしておりますし、
チームはふたりしかいませんので、
いたしかたありませんといいつつ、
当方、真実のところ、
苦手としているわけではございませんし、
嫌いではありませんので、
書籍を掲げる役として、
被写体にもなりましょう。

とにかく、なにはともあれ、
納品がなされたのです。
こちらは１２月１１日に
「ほぼ日ストア」で発売、
そして、１２月１７日には
オンライン書店やその他書店で
発売開始になりますよ！

ほぼ日の学校
万葉集講座の第１回は、
言語と時代の壁を軽々と乗り越えて、
国文学と英文学が
幸せな出会いをするのを
受講生みんなで目撃しました。
しかも、何度も笑いながら。

冒頭、万葉集研究を専門とする
上野誠さんが、
古語の活用暗記みたいなもので
いかに古文の授業がつまらなくなるか、
古典の本質、あるいは
かたる、はなす、うたうことの
根源的喜びはなにか、
といったことを話してくださいました。

断片的知識を覚えるのではなく、
古くからある言葉を知ることで
眼の前のことを整理して
理解できるようになる。
それが古典を学ぶということ。
という説明のあとで、
文字が確立する前は
「口だて」で伝えられた歌を
耳から味わってみましょう、と、
若き日、上野さん自身が
万葉集のおもしろさに目覚めた歌を
紹介してくださいました。

君が行く
海辺の宿に
霧立たば
我が立ち嘆く
息と知りませ

（あなたが行く海辺の宿で
霧がたったならば、
私が嘆く息が霧として
立ち上っていると思って、
私のことを思い出してください）
新羅（しらぎ）に送られた
遣新羅使の夫か恋人の身を案ずる
女性の歌だそうです。

「意味がわかると、
体に染み渡ってきますね。
『こんな手紙もらってみたい』と
思ったら、古典が身についたと
考えればいいんです」と、上野さん。
柔らかい古典の学び方を
教えていただいた気がします。

そして後半は、
シェイクスピア講座講師、
河合祥一郎さんがゲストとして
加わって、
恋、死、人生というテーマに沿って、
それぞれシェイクスピア作品と
万葉集から選んだ言葉や詩、歌で
掛け合いが繰り広げられました。

上野さんが
「恋の道に狂うでないぞ」という
和歌を紹介すれば、河合さんが
「シェイクスピアはむしろ
『みんな恋に狂おう』と言っている」
と返したり、
今とちがって死が身近だった時代、
死を考えながら生きていた人々の
共通性に納得したり。
洋の東西を超えて、
歌を詠った知性ある人々に
共通する人生哲学が
浮き彫りになって、
あっという間の２時間半でした。

隣の席のが
「賞状が届いた〜！」と言いました。


それは、先日、ドコノコチームと
アースボールチームが受賞した、
グッドデザイン賞の賞状でした。



「大人になって賞状をもらうことって
なかなかないから
うれしいよね〜」

ということで、
両チームのメンバーを集めて、
記念撮影をしましたよ。
急だったので、関わったメンバー
全員そろってないのが残念ですが。


ところで、みんな何かを
手に持っているのに、
だけ
手持ち無沙汰＆不思議な角度で
微笑んでいるのがおかしいです。

さきほど、sunuiさんが、
赤ちゃんのおくるみのような
包みをもっていらっしゃいました。

中から取り出したものを、
も
手伝って、広げていきます。

そして、できあがったのが、
万葉仕立ての、のれん。
柿渋や藍など、
古代から使われてきた
自然のもので染められた布で
できています。

学校長のがさっそく
初くぐり。

新しい受講証や、
新しい背景。
もうすぐいらっしゃる
新たな受講生のみなさんと、
心を古代に飛ばして
万葉の世界に遊びたいと思います。

今夜の講師は、
気鋭の万葉学者・上野誠さん。
そして、ゲストは、
シェイクスピア研究者の
河合祥一郎さんです。
お二人の出会いは、
いったい何を生み出すのでしょうか。
わくわくします。

あたらしく入社するひとは、
あたらしい風をほぼ日に吹き込んできます。

入社３週目のゆりさんは、
わたしがお昼を食べながら打ち合わせに
のぞんだら
「わたしもビタミンCをとります」と
言って、いちごを
まるっとひとパックだしてきました。

え？

「ちがうんです！
ふだんはミニトマトなんですけど、
今日は売ってなくて！！」

ミニトマトじゃないから
驚いたわけではないです‥‥

ゆりさんはお肌がツルツルです。
いちご、全部食べてました。

先ほど、もう見るからに
ウキウキしている

の５人が、出入口付近で
談笑しておりました。

バウムクーヘン部の活動で
外出するそうで、
示し合わせたかのように
みんなバウムクーヘン色の、
ベージュの上着を着ていました。
いいなー、行ってらっしゃい！

朝からこの外出を楽しみにしていた
は都合がつかなくなり、
泣く泣く断念したそうです。

心底残念そうで、
ベージュの上着を
貸してあげたくなりました。

これは昨日の同時刻の夕陽です。
我が社のキッチンの窓から
沈む太陽が毎日見えるのです。

思わず「ボス‥‥」とつぶやいてしまうのは、
己の世代的な慣習によるものでしょう。
たのしみにしていた金曜夜８時の刑事ドラマ。

そこにちょうど、
がやってきました。

ああボス、と声をかける前に、この顔。
逆光で見えづらいけど‥‥わかってる。
ありがとう。

今日、矢野顕子さんの
『ふたりぼっちで行こう』が発売されました。
このコンテンツの制作メンバーも、
さっそくヘッドフォンで聞きながら、
今日は仕事してます。
なんと豪華なアルバムだ、というのが
第一印象。
矢野さんの声といっしょに、
吉井和哉さん、YUKIさん、奥田民生さん、
平井堅さん、前川清さんたちの声が、
次々と登場します。

そして、
「コラボレーションアルバム」にある、
ホストのアーティストを尊敬している感が、
いい意味で‥‥ない！
もちろん互いのリスペクトは私などが
言うまでもないものの、
それだけが音に出るというのはまったくなく、
矢野さんが、それぞれの人たちと
あたらしい音楽をうんでいる！ 気がする！　
耳が音に圧倒されて呆然となり、
仕事の手がドーンと止まります。

幡野広志さんが撮影した
矢野さんの写真もとっても素敵でした。

糸井作詞の「あなたとわたし」は、
聞くたびに急激に心に迫るようになってしまい
困ります。

気になる方はぜひ
メイキング動画を見てみてください。

本日より、
日経ビジネスONLINEで、さまざまな方々に
『すいません、ほぼ日の経営。』を
どう読んだのかについて訊く、
川島蓉子さんによるインタビューシリーズが
はじまりました。
こちらのページです。

本日はその初回。
ご登場くださっているのは、
レオス・キャピタルワークスの藤野英人さんです。

インタビューにも出ていましたが、
藤野さんがうちのミーティングにやってきて
全社員にお話をしてくださったこと、
私は鮮明に強烈に憶えています。

インタビューの中で藤野さんは、
さまざまにほぼ日のことを分析してくださっていて、
「なんでわかるんだろう？」
と不思議に思うと同時に、
とてもうれしく感じました。

川島さんによるインタビューシリーズは、
藤野さんの後編はもちろん、
今後、ほぼ日にゆかりのあるさまざまな方々が
登場なさるそうです。

どんなお話が掲載されるのか、
乗組員としてもとってもたのしみです。