2010/07/27
14:16
:
「神田川」の頃の
恋愛至上主義時代の男の人は、
やさしさ至上主義になっていた、
そういう時代でありました。
いっぽう、女性は、幼い頃から
お互いに、やさしい、ということを
しなかった親を見てきました。
昔からいるボーイフレンドは、
きっとやさしくなかったことでしょう。
やさしくなくても、うまくいっている親、
日常がたんたんと続いていく状況を
経験してきたのです。
けれども、3畳一間にいる
目の前の彼の、
このやさしさはいったい何だろう。
その、言葉でやさしい、という部分に、
なんらかの弱みのようなものを
どうしても感じてしまいます。
3畳一間の幸せが
いつまでもつづくわけがないというのは
わかっている。
これは、女の子が社会の側に
立ちそうになっている瞬間の歌です。
若かったあのころ、何も怖くなかったのに、
ただ、その人のやさしさが怖かったのは、
そういうわけじゃないかと思うのです。
男からすれば、「弱ったなぁ」という
ほんとうに困った歌です。
「神田川」の頃の
恋愛至上主義時代の男の人は、
やさしさ至上主義になっていた、
そういう時代でありました。
いっぽう、女性は、幼い頃から
お互いに、やさしい、ということを
しなかった親を見てきました。
昔からいるボーイフレンドは、
きっとやさしくなかったことでしょう。
やさしくなくても、うまくいっている親、
日常がたんたんと続いていく状況を
経験してきたのです。
けれども、3畳一間にいる
目の前の彼の、
このやさしさはいったい何だろう。
その、言葉でやさしい、という部分に、
なんらかの弱みのようなものを
どうしても感じてしまいます。
3畳一間の幸せが
いつまでもつづくわけがないというのは
わかっている。
これは、女の子が社会の側に
立ちそうになっている瞬間の歌です。
若かったあのころ、何も怖くなかったのに、
ただ、その人のやさしさが怖かったのは、
そういうわけじゃないかと思うのです。
男からすれば、「弱ったなぁ」という
ほんとうに困った歌です。