「ほぼ日」には、まいにちたくさんのメールが届きます。
みんなで読んで、
「この感想はうれしいなぁ」とか、
「なるほどこういうご意見も」とか、
「このばかばかしさは素晴らしい!」なーんて、
しょっちゅう、よろこんだり、びっくりしたりしています。

「これ、乗組員だけで読んでるのはもったいないよねぇ」
というようなお便りは、
ときどきここでご紹介していきますね!

「前橋BOOKFES」について

 

こんにちは。
「ほぼ日」のです。

ちょうど1週間前の週末、
10月29日(土)30日(日)に
群馬県前橋市で「前橋BOOKFES」が開催されました。

「本で元気になろう。」というこのイベントに、
エグゼクティブ・プロデューサーを務めた
糸井重里はじめ、「ほぼ日」乗組員も
運営側として参加し、
とてもたのしい2日間を過ごしました。

初めてのイベントとあって、
どうなるかわからないことも
たくさんあったのですが、
とてもたくさんの方にご来場いただき、
大成功となりました。

このイベントのために
ご自身の本を送ってくださったみなさん、
出展してくださったみなさん、
ボランティアのみなさん、
クラウドファンディングで
ご支援いただいたみなさん、
ご来場いただいたみなさん、
そして、応援してくださったみなさん、
ありがとうございました!

それぞれの方々から、「ほぼ日」へ
たくさんのメールをいただきました。

みなさんのメールを拝読して、
本を送ってくださった方のお気持ちや
当日現場で起こっていたすてきなことなど
わたしたちも、知ることができました。

ほんの一部ですが、ご紹介いたします。
また、Twitterにもたくさんの報告が
ツイートされていますので、
ぜひこちらからご覧ください。

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人がいっぱいで、よかったです。
大阪からほっとしました。

本への人々の想いが、溢れていますね。
目で見て、それが分かります。

人のことで、
こんなに心配したのは初めてです、
と書きかけたのですが、
人のことで、心配したのでは
なかった気がしてきました。
本が、人々から求められているか、
人とつながった本を、人が求めるのか、
が気になっていたのだと思い直しました。

糸井さん、すごいです。
こんなに分かりやすく、
本への想いを、
人とつながった本の大切さを
形にして目に見えるようにして下さって。
うれしいです。
(C)



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昨年夫を亡くしました。
少しずつ整理をしています。
高齢者は断捨離をすることが
当たり前のように言われていますが、
私はそれができないのです。
夫のメモですら大事に取っておきたいと
思ってしまいます。
今回前橋BOOKFESを知って、
大事な本を送りたいと思いました。
大事だけれど、
もう読むことはないだろうなと思う本です。
どれにしようかと選んで決めかねているうちに
締め切りになってしまいました。
今回参加できなかったけれど
ツイッターで追いかけていたら、
大盛況で自分のことのようにうれしかったです

50年ほど前に
アメリカに住んでいたころのことです。
知合いに読み終わった本を頂いたところ、
表紙の裏に「本を旅させよう」と書いてあって
読んだ人の住所と名前が並んでいました。
私も真似して、
読み終わった本は同じように書いて
旅行中の日本人の方や友人に差し上げました。

一度だけヨーロッパ旅行中の学生さんから
絵葉書が届きました。
あなたの本が今ヨーロッパを旅している
という内容でした。
私はお礼状を書くということに気が付かず
読んでは他の人に回すだけでしたので、
本当にうれしくて暖かい気持ちになりました。
今回そのことを思い出しました。
(k)



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先日わたしも自宅の本を
送らせていただきましたが、
家の中でしばらく眠っていた本たちが
並んでいるんだなと思うと、うれしいです。

現在一歳児の子育て中で、
落ち着いて本を読める時間がなかなか取れず、
趣味の本も開くどころではなかったので、
もしどなたかのお宅で大事にされるなら
ありがたいと思い、送ることにしました。

現地に行きたい気持ちはやまやまですが、
これからおチビさんを起こして、
後を追いかける一日が始まりますので、
みなさんお忙しいかと思いますが、
わたしの代わりに楽しんでください。
(l)



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うれしい! うれしい!
私の送った本が確かに貰われて行った。
古くてマニアックな本。
捨て難くてずっと手元にあって…。
古本屋へ持ってくより、
興味を持ってくださる方の手に渡ればと思って
送ったうちの1冊。

私が送ったのとは違うものかもしれないけど、
でも帯も着いてたしきっとそう。
ちゃんと届いてたのと、
貰っていただけたのが確認できて
ホントにうれしいです。
こんな機会を作って下さり、
本当にありがとうございました。
(k)



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前橋Bookfes2日間とも
朝から晩まで満喫しました。
ありがとうございました。
長くて申し訳ありませんが、
感想を書いてみたいと思います。
1.本で人と人のつながりが生まれるのだと
実感できたこと。
2.俳優さんによる朗読が
(初めはなんで?と感じたのですが)、
とても楽しかったこと。
3.SNSで、こんな本もらったよの投稿や、
選んだ本を紹介する動画、
また開催前に、有名人の方が
こんな本を送りますと紹介する動画を
観られたことが嬉しかったこと。
4.スタッフさんが、みんな親切だったこと。
5.個人で本を出している人との
コミュニケーションが楽しかったこと。
6.最後に、80歳代の読書家の父が
喜々として27冊の文庫本を持って帰り、
別れ際「楽しかった〜」と
子供のように喜んでいた姿。
ちなみに、帰宅後すべての本を消毒して
ベッドで本を読みふけっていたそうです。
素敵な時間をありがとうございました。
(s)



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前橋ブックフェスに遊びに行きました。
いつも寂しい感じの商店街が
楽しそうな人たちで溢れていて、
びっくりしました!!
ワクワクするし、居心地がとても良かったです。
安心してその場にいられる感じでした。

ほぼ日に縁のある方々を見られたのも、
とても嬉しかったです。
2018年の生活のたのしみ展で
古賀史健さんが会場にいる人たちに
インタビューするという企画があり、
私もお話を聞いてもらえました。
あの時のお話や経験は
今でもとても大切にしています。
古賀さんをお見かけしたので、
感謝の気持ちを伝えようと思ったのですが、
お忙しくされていたので心の中で、
あの時はありがとうございました。
いつも応援しています! とお伝えしました。
いつかご本人に伝えたいです。

夜にあったブックフェス酒場にも参加し、
糸井さんのお話を聞かせてもらいました。
このイベントがニコニコした人で
いっぱいになったのは、
初めてのことをするための知恵や工夫が
いっぱいあったんだとわかりました。
とても印象に残ったお話しは、
このイベントに来る人、関わる人が
どういう人であってほしいかを
はじめから発信していたし、
そうなるよう願っていた、ということです。
シンプルでとても大切なことだけれど、
実際に行うとなると、
難しいことがいっぱいだと思います。
でも、それを行動に起こすと
こうなるんだということを実際に見せてもらい、
体感できました。

私は子どもに関わる仕事をしています。
損得感情だけでない、
対等な人とのつながりの楽しさを
子どもたちにも伝えたいし、
日々味わってもらいたいと思いました。

本からかなり遠ざかっていましたが、
あんなに楽しそうに
本の話をしている人たちをみて、
私もまた本を読み始めました。
コロナ禍でなかなか叶わなかった、
人とお話しできる楽しさも、
また改めていいなぁと思えるフェスでした。
(f)



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とにかく! 「遠征」して、よかった!
理由はいくつもあるけど、
「行ってよかった!」「楽しかった!」
がすべてです。

わたしは2日目のみ「参戦」でしたが、
それでも、あの、なんともいえない
居心地のよい空間にいられて、
有休使って行ってこられて、よかったです。

ふだん、
図書館員として、本とひと(とくに子ども)を
つなぐ仕事をしていると自負してしていますが、
あの場では、本を介して、
ひととひとがつながっていることを
目の当たりにしました。
「順二郎おじさんの本。」に多くのひとたちが
吸い寄せられるように集まっていたのも、
その現象の一部でしょうし
(わたしも一冊古い古い本をいただきました)、
「ミッケ!」のコーナーで、
ほんとうのちょうちょのように
軽やかにお客さんたちのテーブルを飛び回る
「てんちょー」ちゃんもしかり
(‥‥助けてもらいました 笑)。

そして、自分は図書館員だから
「本が好き」なのではなく、
「本が好き」だから
図書館員の仕事が楽しいことも
あらためて実感できました。
いやぁ、「本」ってすごい。

きょうは出勤して、いつもの日常が戻りました。
でも、あの場で味わった「熱」が
平常運転の奥底でまだ残り火となって
うずいていました。
職場のみんなも、興味津々で
「遠征」のようすを聞いてきましたよ。
来年も、行けるといいなぁ。

しかも!
わたしが供出した「前橋に送る本」の
一部を、高井浩章さんが
持って行ってくださったことを
糸井さんのRTから、今朝、知りました。
20代のころ読んでいた、古い広告批評です。

当時のわたしにとって、
社会や文化や思想やアートを知る
「教科書」でした。
ゆえに、捨てるに捨てられず、
保管していたもの。
それが、現在進行形の
言説を書き記す仕事をしている方の手に
渡ったことに静かな感動を覚えました。
すごく嬉しい。
(M)



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今日1日、前橋ブックフェスの
ボランティアをしました。
「順二郎おじさん」のブースにおりました。
中身の濃い1日を楽しみました。
ひ孫さんのお写真を見せてくださった方、
弟くんの名前を教えてくれた
素敵な彼(3歳くらいかな)、
ブースで本の事のお話。
帰りの電車で思い返しながら
ニヤニヤしてしまいました。
とても不審だったと思います。

そもそも朝、集合したときから雰囲気がよく、
いいところに来たなと思いました。
お天気もよく、ワクワクが止まらない感じ。
赤城颪の洗礼は受けましたが(笑)。
最後にはブックカバーまで頂いてしまって、
とてもありがたかったです。
また何かの折にお手伝いできたら嬉しいです。
(g)



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私は1日目は出展者として、
2日目はただの見物客として参加しました。
出展ブースに25冊あまりを並べましたが、
1時間ほどで殆どはけてしまいました。

いくつか印象的なエピソードを。
私のブースの田辺聖子さんの本を見て、
「おーい!!」と大声で
奥様を呼ばれるおじいちゃん。
奥様との会話を聞くに、
少し前までNHKで再放送していた
「芋たこなんきん」(主人公のモデルが
田辺聖子さんです)を
奥様がご覧になっていたようで、
おじいちゃんは奥様に
「ほらほらこの本どう?」
といってたようでした。
結局本が手に取られることは
なかったのですが、ほっこりしました。

ヨシタケシンスケさんの
「あるかしら書店」も並べておいたところ、
これは瞬殺でした。
お母さんが声をあげて指差し、
十歳くらいの男の子が急いで手に取って
しっかり抱きしめて。
親子世代からのヨシタケさんの
さすがの人気を感じました!

中には並んだ本を指さして、
「今から手続き(アプリ登録)してくるから、
その本取っておいてくれる?
そのリストバンドあればいいんでしょ?」
と声をかけてきた男性も。い
いですよ、と快諾すると、
急ぎ目にインフォメーションに並ばれてました。

JINSさんのブースでサングラスを買いました。
1日目は日差しがちょっときつめでしたので
渡りに船でした。

そして、キッチンカーで両日、
中華粥やシフォンケーキ、サバサンドに焼き芋と
食べまくったのですが、
どのお店もすっごく美味しかったです!

来場者のみならず、ボランティアの皆さんも、
お仕事の合間にゆるゆる〜っと
気さくにお話してくださいました。
性別、年齢さまざまでしたが、
ほぼ日のイベントに
自ら手を挙げる皆さんなだけあって、
なんだか初見から構える必要なく
話しやすい皆さんばかりだった気がします。
スタッフ、クルーの皆さんともに、
お疲れ様でした!

他にもたくさんエピソードがあったのですが、
もう本当に、本当に、楽しかったです。
私自身は事務職一筋で務めてきたのですが、
今回の出展で「お店屋さんをやる楽しさ」
みたいなものに目覚めました。
糸井さんが常々おっしゃってることが
よくわかりました。

ブースに並べる本は一度読んだものだから、
いわゆる商品知識のようなものが
しっかりあって、
おすすめ情報を語れるんですよね。
最初はなんとなく表紙を眺めていた方も、
私の推しポイントを聞いて
「へえー」という表情で手に取り、
そしてお持ち帰りに至ると
「よっしゃ!!」って気持ちになりました。
これはハマります。
来年も来たいです。
そのためにいっそう本を買って読んで、
また出展のために溜めておきたいなって
思いました。
(fi)



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前橋市でトリミングサロンをやっています。
前橋BOOKFES、大盛況でしたね。
今日はまだ嬉しくて、自分のお店のお客さんに
『人で溢れたアーケード』の画像を見せて、
みんなをたまげさせましたよ。
みんな凄くたまげてたし、
街なかの変化をとても喜んでました。

トークショーは、古舘伊知郎さん、
みうらじゅんさん、夢眠ねむさんのを見ました。
整理券待ちで長蛇の列に並んだのも
楽しかったです。
30日は列にならぶために9時入り。
2番をゲットし、糸井さん推しの1番女性と
MJ推しの3、4番夫婦とおしゃべりしながら
待ちました。
6、7番がsinceTを着ていて、
私もsinceTなので一緒に記念写真を撮り、
sns交換。
5番は娘さんがボランティアに
参加してると言っていました。

座席は端から1番だった為、
最良席は8、9、10あたり。
6、7のsinceさんが
1、2の私達と席をチェンジしてくれました。
8、9の女性達も
「せっかく早く並んだんだから〜」と
気にしてくれました。

30日は酒場フェスにも
参加させてもらいました。
私を含め前橋市民は
「糸井さん、来年もやってくださ〜い」と
お願いしたけれど、よく考えたら、
人任せだけじゃ続かない、
自分たちの町なんだから
自分たちも動かなきゃと思いました。
面白かったことを、まだ参加したことがない人に
伝えるくらいはやらないとと思いました。
(n)



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BOOK FESに参加してきました。
本当に楽しかったです。
桐生市の民泊を利用して、
ひとりで初めましての前橋に。
2日めの朝早く、糸井さんのトークイベントに
参加したくて列に並んだのですが、
その列で一緒に過ごした地元の方たちが
ものすんごく親切にしてくださって。

「まだ登利平のとりめし食べてないの?
 絶対行きなよ! 私は松派!」
「えー。わたしは竹派かなー。」
とか。

「みそまんじゅうまだ食べてないの?
 田中屋さんにあとで連れてってあげるよ!」
とか。

あんこ入ってるみそまんじゅうが好きだと
誰かが言えば、そのかたのご主人から
「あんこなしだ! あんこは邪道だ!」
「おまえは元々埼玉県民だから
 そういうこと言うんだよ!」など
熱い声が飛んできたり。

開場したら、私の整理券が1番だったため、
番号順だと一番左隅になってしまうことが判明。
ちっとも構わなかったのですが、
SINCEシャツを着たお姉さま二人組が、
中央の席を譲ってあげるよ〜と
おっしゃってくれて。
「いいのいいの。わたしたち前橋だし。」
「せっかく来たんだから
 糸井さんのお顔ちゃんと見れるお席で!」
なんて言って‥‥。
お言葉に甘えて譲っていただきました。
嬉しかった。

帰り際には地元で
ペットトリマーをされている女性が、
ぐんまちゃんのイラストが入ったラスクを
お土産だと言って差し出すので、
私が恐縮すると、
「いいの! 前橋に来てくれて本当に嬉しいの。
 また来てね!」
と笑顔でおっしゃってくださったし、
ご夫婦の方も「気をつけて帰ってね」と
声をかけてくださって。

お金では買えない、世界一幸せな思い出を
おみやげとして横浜に持ち帰りました。

中央商店街では、「カクシンハン」のかたに、
手持ちのカズオイシグロ
「わたしを離さないで」を
読んでもらいました。
息子の友人が勧めてくれて読み始めた本です。
ちょうど展開がつらくなってきた
ところだったのですが、朗読してもらい、
先に進むことができました。
演者さんも「この話、私も好きなんです」と
おっしゃってくれて、一緒にはしゃぎました。
その様子をツイッターにあげたら
「母さんが楽しそうで俺も嬉しくなった!」と
息子からメールが来ました。

他にもあれやこれや‥‥、
ほぼ日の手帳チームの皆さんとも
お話しできたし、
ゆーないとさんやシジュちゃんにも
お会いできたの嬉しかった‥‥。
リバリバでアートめぐりもできたし、
子どもの頃に読んだ「人形の家」という本にも
巡り会えたし、夢を見ていたような二日間です。

この数年、きつい日々ですが、
大好きな本、大好きな糸井さんが
つないでくれたこの旅行に癒され、
力をもらいました。
群馬に友人もできましたし、
また来年も本を持って前橋に行きます!
(L)



最後のふたつは、
あの場所で知り合った双方の方から
届いたメールでした。

みなさんのメールのおかげで、
現場にいた方にも、いなかった方にも
いろんなすてきなことが起こったのを
知ることができました。
ありがとうございました。

夢のようにたのしい2日間を
みなさんのおかげでつくることができましたこと、
こころよりお礼申しあげます。

たくさんのメールを、ありがとうございました。
読んでの感想も、よろしければぜひお送りくださいね。
お待ちしています。

2022-11-06-SUN

postman@1101.com宛てのメールは、
乗組員みんなで読んでいます。
これからもご意見、ご感想をお寄せください。
アクセスの数字の後ろに「人」の姿が見えると、
乗組員一同、なによりの励みになるのです。

postman@1101.com宛に送ってもらったメールは、
このコーナーで紹介させていただくかもしれません。
なのでぜひハンドルネームを記入してくださいね。
また、掲載されては困るメールには、
「載せちゃイヤ!」と書き添えてください。

ほぼ日にいただいた原稿、メール(投稿)等の著作権は
翻案権を含んでほぼ日に譲渡されたものとします。
ほぼ日にいただいた原稿、メール(投稿)等は、
使用する場合に
編集等をすることがあるかもしれません 。

これまでの「postman@1101.comから」