第31芸
限りなく長いと思われる煙草 |
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この本には、煙草で遊ぶ「スナック芸」が、
かなりたくさん掲載されています。理由は、
この本をつくっている私たちが
「煙草の好きな人」だからです。
あなたも、成人なら、ここいらあたりで
一服してはいかがですか。
(フー)
煙草は、とても健康を害します。
日本の煙草のパッケージには、
そのことが曖昧に表示されています。
悪いなら悪いと、いっそハッキリ言ってくれたほうが、
気持がいいと思うのですがね。
「悪いオマエだって、オレは見捨てやしねェぜ!
シガレッちゃんヨー」
煙草の毒牙から健康さんを守る方法は、いくつかあります。
1. 禁煙する。これは費用もかからず手間要らず。
2. 市販のフィルターを使う。
これは皆さまごぞんじのやり方。
3. フィルター部分に、針穴をあける。
こうすると空気が混じりあって、イイのだそうです。
一時、針穴をあけるだけのために作った、
おおげさなキカイが売られていました。
4. 吸う前に、煙草にコマカいシワをつくっておく。
これも、自分でやれば無料です。
やはりキカイが市販されておりました。
シワが冷却装置の役割をはたし、
煙を冷やすのだそうであります。
以上が、いままでに知られた「横丁の健康百科」ですが、
ここでご紹介したいのは、
もっと根元的でラジカルなやつ。
毒をもって毒を制す方法はないか、と考えた結果。
あった。ありました。煙草と煙草を連結させて、
超ロング・サイズにしてしまうのです。
毒であったはずの煙草が、健康の味方であるところの
「フィルター」の役目をする。
ハイライトでも、マイルドセプンでも、
もちろんうまくいきますが、
お嫌いでなければピースでやっていただきたい。
長い長い平和、とシャレる
ことができるからです。
(ついでに)火のついた煙草模型の作り方。
1. 煙草を吸って、途中で消す。
2. 赤い銀紙をまるめて、先にハメコむ。
(キャンディの包み紙などでよい)
3. 銀紙にノリなどをつけ、灰をまぶす。
これを、テーブルの上に、さりげなく置いてみてください。
迫力あるよ。
注意:灰はなるべく白いものをつけること。
イラストレーション:夏目房之介 |