第90芸
ドーナッツ工場の秘密 |
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「ぼくのうちのおとうさんは、日よう日には、
いつもテレビをみてごろごろしています。
ぼくが
『そんなにごろごろしてると、うしになっちやうよ』と、
ちゅういすると、おとうさんは、
『それならおまえは牛の子になるぞ』といいます。
ぼくは、それはこわいので、いわないようにしています。
それで、たばこをすっていることもあります。
(ひらがなばっかりだとよみにくいです)
ぼくは、
『おとうさん、たばこでドーナッツをつくって』と
いうと、おとうさんは、いやなかおをして
『おとうさんは、つくりたくないのだ』といいます。
それで、おかあさんが
『おとうさんはつかれているのよ』といいます。
ぼくのうちのおとうさんは、とてもいいおとうさんです。
一ねん五くみ いわなかひでお」
「ハイ、英雄ちゃんは、一年生なの。
一年生ってことは、次は二年生ってことでしょう。
その次は三年生で、四年生で、
そうやって大人になるんだよね。
大人になっても、
煙でドーナッツをつくれない人もいるのよ。
だけど、下の図のようにやれば、誰でもできるのよ。
わかった?」
「ハイ」
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