櫻井義浩さんの 革と帆布のトートバッグ(赤)

底の9センチが、イタリア・トスカーナの革工房、バダラッシ(CARLO BADALASSI)社による、100%植物タンニンなめしの牛革。上部の26センチは、大橋歩さんがみずからのブランド「a.」のバッグでずっと使ってきた、じょうぶな帆布。この2つの素材を組み合わせたトートバッグです。大きな革製品は、一般的に、革を貼り合わせて使うことが多いのですが、櫻井さんの「革のトートバッグ」は、それをせず、大きな面積のまま革を使っています。そのため、牛1頭で、平均して、バッグ2個分しかとれず、どうしても「あまり革」が出てしまいます。このあまり革、面積は小さくても、上質さには変わりがなく、たまたまの「取り都合」で生まれた素材。つねづね「もったいない」と、使い途を考えていた櫻井さんが、帆布と組み合わせてバッグをつくってみたところ、独特のかわいらしさとカジュアルな魅力をもつトートバッグが完成しました。

持ち手は、26.5センチ。手提げにちょうどいい長さになっています。(この短さも、革の取り都合と、デザイン性を両方から検討し、出した結論。持っていてすんなりなじむよう、「むだなく、かっこよく」を体現したサイズです。)持ち手の素材は、厚手で切りっぱなしの硬めの印象のあるものとなり、よりヘビーデューティーな感覚がうまれました。帆布ならではの、だんだん色があせてゆく経年変化と、その持ち手がぴったりと合っています。櫻井さんが手がけるレディースの靴とおなじで、「ちょっとメンズっぽいところが、かわいい」、そんなふうに受け止めていただけたらと思います。ちなみに、切りっぱなしといっても、「裁断したまま」ではありません。通常は毛羽立った感じになる「革の裏側」はアイロンをかけてつやのあるコーティング加工をほどこし、断面も「ヘリ落とし」といって、角を丸く加工しています。重い荷物を入れてぎゅっとつかんでも、ちゃんと手にくいこみにくい工夫をしているんです。また、強度の面でも、持ち手と本体を縫い合わせる部分に、補強の革をさらに1枚、かませています。こんなところにも、靴職人・櫻井義浩さんの手仕事への思い入れが、つよくこめられています。左右38センチ、天地35センチ。パソコンもすっぽり入る大きさです。ポケットは、持ち手をみじかくしたことで、取り出す所作をかんがえて、ほんのすこし浅めになっています。

櫻井義浩さんの 革と帆布のトートバッグ(赤) 19,440円(税込・配送手数料別)

【素材】
本体=牛革・帆布 内ポケット=帆布
【色】
【重さ】
約380g
【生産国】
日本
【販売時期・販売方法】
2014年4月23日(水)
午前11時より数量限定販売
*なくなり次第、販売を終了いたします。
【出荷時期】
1~3営業日以内
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