この罫線は、千葉大学工学部発ベンチャー
(株)BB STONE デザイン心理学研究所の
日比野治雄教授らの研究チームによって
「錯視」の現象をデザイン心理学の視点から応用して
設計されました。
物理的には存在しない輪郭線が見える
「主観的輪郭線」という現象があります。
たとえばこの図では、
黒い輪郭線の逆三角形の上に白い正三角形が
見えるように感じられますが、
その白い正三角形には、物理的な輪郭線がありません。
今回、罫線を作る際にもこの効果を利用し、
物理的には縦線の成分が存在しないにもかかわらず
等間隔で縦線があるように感じられるようにしました。
いくつかのパターンを作成、検討し
もっともシンプルなデザインが採用されました。
縦線を感じることでグラフや図が書きやすくなりますが、
縦線は実際には存在しないので、
視覚的ストレスが軽減されます。
いままでにない罫線として、
2020年に特許を取得しました(特許第 6749109号)。
短い縦の罫線があることで、
特別に意識しなくても文頭がそろい、
後から読み返しやすいノートを取ることができます。
また、短い罫線がさりげないガイドになるので
縦に線を引きたいときや、表や図などを書きたいときに
きれいに書くことができます。
千葉大学デザイン心理研究室にて
厳密な心理学手法に基づいた検証実験を、
総計116名の被験者に対して多角的に実施しました。
この新罫線と既存の罫線を使って、
単純計算の正答率や速度を検証した結果、
正答率・速度ともに新罫線が1位となり、
集中力が上がる効果が見られました。
最終的な結果は第31回国際心理学会議
(ICP2016)で発表されています。
※単純計算の正答率や速度の上昇は「集中力が上がる」可能性を示唆します。
また心理的な印象評価実験によっても
この新罫線は「集中できる」という効果が期待できることが実証されました。
※効果には個人差があります。すべての人に対して効果を保証するものではありません。
(株)BB STONE デザイン心理学研究所の
日比野教授らの研究チームによって
開発されたこの罫線。
そのスタートは、
「勉強しなさい、などと強制するのではなく
書きたい・学びたいという気持ちを
さりげなく後押しするようなノートを作りたい」
という考えからだったそうです。
「試行錯誤の末に完成した罫線を使って
いっしょになにかできないでしょうか」
というお話をいただいたのが、「手で書くこと」と
長く向き合ってきたほぼ日手帳チームでした。
多くのかたの「書く体験」をもっとうれしいものに、
というほぼ日手帳チームの思いと
日比野教授らの思いが合致し、
すべての「書きたい」「学びたい」人たちを応援する
ほぼ日ノオトが誕生することとなりました。
「罫線に短い縦線が入っていながらも横罫ほど主張せず、
縦線を意識することで縦方向にもラインが見えてくるという
ちょっと不思議な感覚になりながらも
人それぞれの使い方に応じた汎用性の高さを感じました。
罫線そのものは今までになかった新しい形ですが、
罫線の配置については一般的なノートと
あまり変わらないようにすることで、
いつも使っているノートから違和感なく移行できて
そのまま使い続けられるように
『普通のノート』を意識しながらレイアウトしました。」
「『ほぼ日ノオト』の名称自体がすでに個性的だったため、
普段使いのノートとしてデザインまでが
あまり個性的にならないよう、それでいて
『ほぼ日』らしさも持ち合わせているように、
その狭間で検討しました。
結果、ロゴはあえて無機質な形を意識しつつ
『ノオト』の3文字を作り、『ほぼ日』のひらがなと漢字も
トーンを合わせていきました。」
「当初は1色のみを想定し
ニュートラルなグレーを検討していましたが、
その後5色セットと決まってからは、
自分自身が学生時代にセット購入し、
どの色をどの教科で使うか迷い楽しんだことも思い出しつつ、
勉強に仕事にセットで使っても楽しく、
単体で持っていても気分が上がるような色を選びました。」
学校や塾などで使う勉強用のノートに。
とくに、図や表をきれいに書けるので
理数教科の勉強ノートにも向いています。
罫線の幅が7mmと太めなので
縦書きにして国語のノートにしても使えます。
ノートは子どもや学生だけのものではありません。
大人の習い事や勉強のまとめノートとしても
「ほぼ日ノオト」は活躍します。
縦線を目印にすると、
文頭をきれいにそろえて書くことができるので、
見返したときにわかりやすいノートになります。
家庭のレシピや読書の記録、家計簿など、
さまざまな趣味や暮らしのことも
一冊にまとめておくことができます。
イラストを入れたいときも、
罫線をじゃまに感じることなく描けます。
方眼ノートをずっと愛用している方も好きになれる罫線ノートだと伝えたいです。方眼ノートのような自由度と整いやすさはそのままに、表を書くときに横罫が既に入っているのでちょっと手抜きをすることができたのが嬉しかったです。(静岡県・30代・えまさん)
ちょこんと飛び出ている点の部分が、上の線でも下の線でも使えるのが面白かったです。図を書いたり行間をそろえたり、さまざまな使い方ができるのも良かったです。「丁寧に仕上げたい!」という方にはおすすめ!(香川県・20代・芋けんぴさん)
書きやすい! 罫線の色の薄さもちょうどよく、第一印象と違いすぎて驚きました。切れ切れの罫線が、文頭をそろえるのに便利でした。(山形県・40代・まるさん)
学習帳ほど気張っていなくて、落書き帳ほど気安くもなく、のんびり書いても許してくれるノートです。(福岡県・10代・ふじせさん)
問題集を解くノートにしました。罫線が細いため、筆記に集中することができました。授業の板書用としてはもちろん、問題集を解いたり勉強計画を立てる時のノートにしても良いと思います。(東京都・10代・MIZUKIさん)
小学1年生の子どもの学習に使いました。字の大きさがバラバラになりがちなのですが、うまくバランスが取れていました。縦線をうまく引けて嬉しそうでした。字のバランスがうまく取れない人(小さい子や字の苦手な人)にも書きやすいと思います。(広島県・40代・たまこさん)
何度も読み返す自作のテスト対策ノートに良いのでは。(東京都・40代・あんどうさん)
人に見せられるノートになる。(東京都・40代・あいるさん)
オランダ語の勉強、日本の古典の勉強、名著古典の書き写しに使いました。意外に縦書きが書きやすく、読みやすいです。古文の勉強をする学生さんにおすすめしたいですね。(東京都・50代・コロコロンママさん)
例えば映画や本の感想を書いてみるとか、日々感じることを書き殴ってみるのもいい。勉強にもおすすめです。横書きはもちろん、縦書きもきれいに書けるので国語系の教科にも良いと思う。(静岡県・20代・彩さん)
一度書き始めると罫線の圧迫感が少ないので、読書ノートや思いを書き連ねるノートにして、自分の言葉がぎゅっと詰まっていく満足感を感じる使い方もしてみたいなと思いました! リラックスして書き進められるし、埋め尽くしたい欲もしっかり満たせる行数です。(大阪府・30代・Bさん)
普通の罫線と違いイラストを入れやすかったです。(鹿児島県・30代・復元さん)
罫線の縦の区切りが24マスなので、ノートのページを縦に2分割や3分割にして使いました。TO DOをまとめたり、ノートの分割がやりやすかったです。(神奈川県・30代・あゆはなさん)
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