今年も、じめじめと暑い季節がやってきました。
寝具をこまめに洗濯したいけれど、
すぐにへたってしまいそう‥‥。
そんなときにおすすめしたいのが、
「どんどんよくなるくまのタオルケット」です。
汗をしっかり吸収してくれるのはもちろん、
きがるに洗濯ができて、
しかも、へたりにくいんです。
いっしょに製作してくださったのは、
「くまもとろけるふとん」や
「くまもさらさら2wayパッド」、
「くまもかわくタオルキャップ」でもお世話になっている
寝具メーカー・ディーブレスさん。
いったい、
どんなふうに「どんどんよくなる」んでしょう?
ディーブレスの濱田さん、増田さん、松浦さんに、
お話をうかがいました。
──
「どんどんよくなるくまのタオルケット」は
以前販売した「2wayパッド」と
同じ素材が使われているとうかがいました。
濱田
はい。
同じく、「魔法の撚糸」といわれている
「スーパーZERO」を使用しています。
──
おなじみ、「スーパーZERO」。
「2wayパッド」や
「くまもかわくタオルキャップ」の際に、
その魅力をたっぷりと語っていただきました。
濱田
はい。
その糸を使ったタオルケットなので、
一般的な糸のものよりも吸水性が、はるかに高いです。
夏場に使っていただくと、はっきりとわかります。
──
はっきりとわかる。
濱田
それはもう、おどろくほどわかります。
汗を吸ってくれるので、
肌がべたつく感覚が、まったくないんです。
──
それは梅雨にはぴったりの寝具ですね。
増田
人は一晩でだいたい、
コップ一杯分くらいの汗をかくといわれています。
この生地は「スーパーZERO」の吸水実験からみても、
「人間、そんなに汗かけないだろう!」
と思うくらいの、かなりの量を吸ってくれます。
──
はあー。
「くまもサラサラ2wayパッド」も
「スーパーZERO」を使用していましたが、
あれとは、どういう違いがあるんですか。
濱田
「2wayパッド」は「編み」という方法で
つくっている生地ですが、
今回は「織り」という方法でつくっています。
いわゆるタオルと同じです。
増田
「編み」でつくると、伸縮性がいいんですが、
「織り」のほうがしっかりとした肌触りになります。
──
なるほど。
増田
「2wayパッド」のときよりも
しっかりしている分、
パイルのループが長くできるんです。
なので、よりふんわりと、
やわらかい毛並みも味わえます。
──
ということは‥‥あの、
わたくしの話で恐縮ですが、
いま「2wayパッド」を敷いて寝ているんですね。
そこに、上からこのタオルケットをかけて
サンドされると、もしかしたらすばらしいのでは‥‥
濱田
それは、いいです!
挟まれるとすごいですよ。
実際に寝具売り場のお客さまでも、
タオルケットを2枚使いして、
上下サンドされて寝ている方もいらっしゃいます。
──
2枚使いの方は、
すでにいらっしゃるんですね。
松浦
はい。
眠りについて、
みなさん真剣に考えていらっしゃいますから。
お客様によっていろいろな使い方をされているんです。
──
名前に「どんどんよくなる」とありますが、
こちらについて、
詳しくうかがってもよろしいでしょうか。
濱田
はい。
これも「スーパーZERO」の特徴で、
繊維が洗えば洗うほど、
まるで花のつぼみがふくらむように開いていきます。
その分、だんだんとカサが増していくんです。
松浦
不思議なことに、
洗えば洗うほど空気の層ができていくんですよ。
──
空気の層。
松浦
タオルケット自身に空気をたっぷりふくんでいきますので、
どんどんふんわりしていくんです。
──
魔法の撚糸と呼ばれる
「スーパーZERO」については、
これまで何度かうかがっていましたが‥‥
なるほど、だから、
「どんどんよくなる」なんですね。
ということは、
はじめはこれでも、けっこう薄めということですか?
増田
はい。
これが、このくらいになります。
(厚みを手で表現しながら)
──
おお。
松浦
同じ糸でできたタオルを毎日使っているんですが、
洗って干すと、ふっくらとよみがえってくるので、
ほんとうに気持ちいいです。
増田
家の引き出しに、最初は5枚入っていたのに、
「あれ? 入らない! 4枚しか入らないよ!」
という感じになります。
──
ちいさなタオルでそんな違いが‥‥。
タオルケットなら、
その変化を全身でおおきく感じられますね。
濱田
そうなんです。
でも、ある程度ふくらんでから
2年、3年と経ってくると、
さすがに、だんだんとへたってきます。
──
ああ、そこはやっぱり。
どんどんよくなるけれど、
永遠ではない、ということは
ちゃんとお伝えしないとですね。
濱田
けれども、ふつうのタオルケットの糸ではなく、
「スーパーZERO」を使っているので
毛羽落ちしにくいんです。
ですから、かなり長持ちすると思います。
──
いいところばかりです。
‥‥悪いところはなにかないんでしょうか?
すごく高価だとか。
濱田
お値段は、そうですね。
タオルケットは輸入品ですと
リーズナブルな価格のものがありますから、
それにくらべるとお高めです。
ですが、これは日本で魔法の糸に加工していて、
しっかりとしたものづくりをしている
今治(いまばり)製です。
わりといいお値段はしますが、
それだけの価値があると思います。
──
なるほど。
増田
このつくり方は、
今治の工場にしかできないと聞いています。
やわらかすぎてワタのような糸を、
しっかりと織る技術が、すごいんです。
松浦
ほんとうにしっかりとしたつくりなので、
かなり長く使えますよ。
──
うーーん、やっぱり、
いいところばかりですね(笑)。
濱田
そうですね(笑)。
濱田
冷房をかけて寝るときに、
肌寒いことってありますよね。
──
はい、あります。
濱田
冷房による冷えから体を守るのにも、
これはすごくいいんです。
──
あ、空気の層ができるから。
濱田
そうです。
たっぷりと空気を含んでくれる糸なので、
保温性も高いんです。
だから夏が気持ちいいのはもちろん、
一年中使えますよ。
──
一年中!
真冬も使えちゃう?
濱田
はい。
それがまたこの商品のいいところです。
一年中、肌から離したくなくなりますよ。
──
お洗濯は、おうちで?
松浦
はい。
大丈夫です。
濱田
さきほど、寝汗のお話をしましたけれど、
やっぱり夏の寝具ですから、
こまめに洗いたいですよね。
これまでは、ひんぱんに洗うと
へたってしまうリスクがありましたが、
これは洗えば洗うほどよくなるんです。
──
それはうれしいですね。
清潔さも保てて、
そのうえ、「どんどんよくなる」。
あやや
あの~、
わたし、一足先にこのタオルケットを
使っているんですが、
なんだか乾くのも早い気がします。
──
急に、あややさんが(笑)。
でも実際の体験談をありがとうございます。
濱田
そうですね。
一般的なタオルケットって、
目が詰まっているので乾きにくいんですよ。
だけれども、これは軽いじゃないですか。
つまりそれは、空気を含んでいて
風通しがいいということなんです。
だから同じくらいのボリュームのものにくらべて、
乾くのも早いです。
──
早く乾くことを知っていると、
洗うことを面倒に思う気持ちが減りそうです。
あやや
私はもう、乾燥機までかけちゃっています。
濱田
乾燥機はだめです。
あやや
え?!
もうガランガランかけちゃっていました。
でも、乾燥機にかけた方が、繊維が立つというか、
ふんわりボリュームがでるような‥‥。
増田
うーーん、確かにそうかもしれないですけど、
縮んじゃうことがあるのでやめてください(笑)。
あやや
あらー、そうだったんですね‥‥。
増田
あと、洗濯していくと、
タオルなのでループが出てきてしまうことがあります。
そういうときは、
引っぱらずにハサミで切ることが大事です。
ぜったいに引っぱらないでください。
あやや
あ~!
シューッと引っぱってました。
なんならもう、ギュッとやって、ちぎっちゃう。
松浦
それ、いちばんやっちゃだめなやつです(笑)。
あやや
あちゃー。
増田
無理に引っぱると、ほつれてない部分までほつれたり、
繊維が抜け落ちることもあります。
せっかくのふんわりも引きつってしまいますし。
あやや
そうかー、あれ、ダメでしたかー。
増田
タオルケットは、どうしても
糸が出てきちゃうことがあるんです。
出てきたら、出ている部分だけを根元から切ってください。
あやや
わかりました、そうします!
もう引っぱりません!
──
あややさんはもうすこし、
タオルケットにやさしくお願いしますね。
あやや
はーい。
──
あややさんのまちがったお手入れ方法はともかく、
「どんどんよくなる」という意味で、
使いこんでいくことが
とてもたのしみなタオルケットです。
濱田さん、増田さん、松浦さん、
今回もどうもありがとうございました。
眠りのなやみ、
おしえてください。
日ごろ、眠りについて気になっていること、
疑問に思っていること、困っていることはありませんか?
ささいなことでもかまいませんので、ぜひ教えてください。
「ねむくま」編輯部と、顧問の三橋美穂さんが、
いっしょに調べて回答します。
寝グルメじまん、
募集中!
「これをはじめてから調子よく眠れます」
「これを使うと目ざめが快適です」
そんなノウハウやグッズがあったら、ぜひ教えてください。
当マガジンで紹介したり、うまく取り扱いできたら
販売もしたいと思っています。
メーカーなどの企業のかたからの情報も大歓迎!