sunui　ごうかなカンカンバッチ

美術家・森村泰昌さんの展覧会で使用された
2500㎡もの高級カーテンをつかって、
アーティストのsunuiさんが
素敵な作品に仕立てくれました。

できたのは、旅先で見つけて棚の奥で出番を待っていた
ちいさなハギレや錆びかけた金属パーツをあわせてつくった
おおきなカンカンバッヂ。

sunuiの代表作「カンカンバッヂ」は、
結成当初から作り続けている
原点ともいえる特別なアイテムで、
アジアの金物屋で見つけた
焼き菓子の型を潰して平らにし、
布やビーズの飾りをつけて
勲章に見立てたブローチです。

「ステンド・クロス」シリーズは、
ステンドグラスの窓をイメージしたもの。
色ガラスのかわりにはめこんだのは、
透け感のあるシルクの布たちです。
光と風をかんじるカンカンバッヂになりました。

「カーテンに目あり」シリーズは、
光を閉ざすために生み出された遮光カーテンに
光を通すのぞき穴をつけよう！ と
ユーモラスなコンセプトでつくられた作品です。

服やバッグにつけて愛でるのもいいですし、
アートとして部屋に飾るのもすてきです。


アート・シマツとは?
2022年に京都市京セラ美術館で開催された
森村泰昌さんの大規模個展
「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」
で使用された
「2500平方メートル」ものカーテンを
必要な方に低価格で譲り、
自由な発想で有効活用していただこう、
というプロジェクトです。

■sunuiさんのプロフィール
sunui- 素縫い
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科の
同級生４人が集まってつくった
クリエイティブ集団。
旅をして得た素材とシルクスクリーンをベースに、
1点もののバックやアクセサリーなどを制作。
また、グラフィックデザイン、
WEBデザイン、ディスプレイなどを手がける。
ハナレグミ、Clammbonのライブグッズや
ステージ装飾なども行う。