毎日をいっしょに過ごす、ほぼ日手帳。
使えば使うほど、
カバーには汚れや傷がつくかもしれませんが、
それもまた、ともに過ごした“記録”であり
“味わい”でもあります。
でも、たくさんのなかから出会った
あなただけのカバーですから
できれば、買ったときに近い状態で
より長くお使いいただけたら、うれしいです。
ここでは、使う前に知っておいていただきたいことや
簡単なお手入れ方法をまとめました。
これからほぼ日手帳を使いはじめるみなさまに
カバーのお取り扱いについて
あらかじめお伝えしておきたいことがあります。
- 高温多湿は苦手です。
-
変色や変質のおそれがあります。
高温多湿の場所で保管したり、放置をしないよう
お気をつけください。
- 水や摩擦に弱いです。
-
水にぬらしたまま放置したり、強い摩擦を加えると
色落ち、色移りのおそれがあります。
また、水洗いやドライクリーニングも
シミができたり、素材が変形するおそれがあるので、
避けるようにしてください。
- 汚れなどを防ぐには、防水スプレーがおすすめです。
-
使いはじめる前に、カバー全体に
撥水・防塵効果のある防水スプレーをかけておくと
汚れや水ぬれを抑えることができます。
防水スプレーは、
皮革用、布用などの種類がありますので
素材に合ったものをお選びください。
皮革用の防水スプレーは
ほぼ日ストアでもお求めいただけます。
- ポリエステル系カバーを使う前に‥‥
-
汚れや水濡れを防ぐグッズ
カバー・オン・カバーをご紹介しています。
どうぞごらんください。
- 革カバーを使う前に‥‥
-
汚れやキズを防ぐお手入れ方法をご紹介しています。
革カバーを使う前のお手入れをごらんください。
1ポリエステルを使ったカバーについて
-
比較的じょうぶな化学繊維なので
ふだんはやわらかい布で
から拭きする程度でじゅうぶんです。
静電気が起きやすい性質があります。
- 汚れのお手入れ
-
- 清潔な布を用意し、
水(または中性洗剤を少量溶かした水)に
ひたしてから、かたくしぼる。 - 布でカバーを軽くたたくように拭く。
- 風通しのよい日陰でカバーを乾燥させる。
- 必ず、はじめに目立たない箇所でためしてください。
- 乾燥機やドライヤーなどは、生地が縮むおそれがあるため
使用しないようご注意ください。 - 揮発性の溶剤等のご使用は変色の原因になりますので
使用しないでください。
- 清潔な布を用意し、
- 「カバー・オン・カバー」も
おすすめ -
透明のビニールカバー
「カバー・オン・カバー」は
カバーの上に装着することで、
汚れや水濡れを防いでくれます。
2天然繊維を使ったカバーについて
- コットン(綿)
-
繊維の先がやわらかく、丸みを帯びているため
肌触りがいいのが特徴です。
吸収性に富んでいるので、水気や汚れから
カビがはえるおそれがあります。
綿生地の性質上、摩擦や水濡れにより色落ちしやすいため、
ご注意ください。
- リネン(麻)
-
水分の吸湿性・発散性にすぐれています。
通気性に富み、虫に強い特徴もあります。
こするとスレや毛羽立ちを起こし、
白っぽくなるおそれがあります。
- ウール(羊毛)
-
水をはじきやすく、
湿気を吸収しやすい特徴があります。
また弾力性や伸縮性にも富んでいます。
摩擦によって毛玉ができるおそれがあります。
※天然素材は、染色の定着が弱いため、
とくに濃い色のものは、色落ちしやすくなります。
水にぬれた場合は、色落ちや色移りにお気をつけください。
- 汚れのお手入れ
-
- 清潔な布を用意し、
中性洗剤を少量溶かした水にひたしてから、
かたくしぼる。 - 布でカバーを軽くたたくように拭く。
- 風通しのよい日陰でカバーを乾燥させる。
- 必ず、はじめに目立たない箇所でためしてください。
- 揮発性の溶剤等のご使用は変色の原因になりますので
使用しないでください。
- 清潔な布を用意し、
3革を使ったカバーについて
-
毎日使うことで、手の油分が染み込んだり、
日光に当たってツヤが出てくるなど、
自分だけの風合いに育っていきます。
ふだんはやわらかい布で
から拭きする程度でじゅうぶんです。
ぬれた場合は、すみやかに
乾いた布でたたくようにして
水分をとりのぞき、
風通しのいい場所で陰干ししてください。
- 汚れのお手入れ
-
- 軽くブラシをかけ、
表面についたほこりなどを落とす。 - 少量(豆一粒程度)のクリームを
やわらかい布などになじませてから、
カバー全体にうすくのばす。 - クリームが全体に行き渡るように、
グローブクロスなどで
仕上げのから拭きをします。
やさしく磨き込むことによって
ツヤが出てきます。
- 必ず、はじめに目立たない箇所でためしてください。
- 軽くブラシをかけ、
- ※「Sky Blue」について(エナメル素材)
-
素材の特性上、皮革製品、レシート等の印刷物、
ビニール袋に接触すると、
色移りや光沢がなくなる等の
変質する場合がありますので
お取り扱いにはご注意ください。
また指の皮脂、指紋などがつきやすくなっています。
ついた場合は柔らかい布などで
優しく拭き取ってください。
-
革カバーを使いはじめる前のお手入れについて
-
皮革製品ケアのプロフェッショナル、
株式会社R&Dの二村さんに聞く
「使いはじめる前」のケア新品の革製品は、手元に届くまでの間に
「乾燥肌」になっているケースが多いので、
まずは皮革製品用の栄養クリームを使って
乾燥肌を整えることからはじめましょう。
ダメージ後のアフターケアではなく、
ダメージを防ぐビフォーケアですね。
ほぼ日ストアでお求めいただける商品では、
しっとりした質感を出す『デリケートクリーム』、
その次に光沢感を出す『クリームエッセンシャル』の順で
つけていただくのがおすすめです。
この2つは、お手入れ後の質感に違いがあるので、
お好みでどちらかのみでもかまいません。
防水スプレーは、肌を整えたあとにかけるのがベストです。
R&Dの二村さんに聞いた
レザーケアグッズを使ったお手入れの方法は
こちらにもまとめています。
-
「アンリークイール」革カバーのメンテナンスについて
-
「アンリークイール」の革カバーは
全店舗にて、メンテナンスを
無料で受けることができます。
予約は不要ですので、お使いいただいているカバーを
直接、下記の店舗までお持ちください
(基本的に持ち込みのみの受付です)。
http://www.henrycuir.jp/shops/
4合成皮革を使ったカバーについて
-
本革とくらべて、水や傷にもつよく扱いやすいのですが、
表面に樹脂をコーティングして作られるため、
何年かするとベタつきが出たり、
コーティングがはがれてくることがあります。
汚れてきたように感じたときは、
すみやかに拭きとるようにしてください。
- 汚れのお手入れ
-
- 中性洗剤を少量溶かした水に
清潔な布をひたしてから、かたくしぼる。 - 布でカバーを軽くたたくように拭く。
- 水だけで湿らせた布でたたくように拭く。
(※洗剤が残ると
素材が傷みやすくなってしまいます) - 風通しのよい日陰でカバーを乾燥させる。
- 中性洗剤を少量溶かした水に