今月のお手紙

白い服の「本気洗い」、教えます。
(通年)

みなさん、衣替えは済みましたよね? 
夏物はちゃんと洗って仕舞いましたか? 
黄ばんだ白いシャツ、そのままじゃだめですよ~?

こんにちは、洗濯ブラザーズ次男の茂木です。

夏に多く着る白い生地の服は、
「なんど洗っても真っ白にならない」ことがあります。

これは、皮脂汚れが蓄積して
繊維の奥にへばりついているから。

この、皮脂が蓄積した汚れは、
通常のお洗濯では落ちにくいのです。

そして、汚れが落ちていないまま
衣替えで服を仕舞ってしまうと‥‥?

季節が変わってふたたび取り出した時に、
皮脂が酸化して、服がますます黄ばんでいた、
なんていうことに!

そんな悲しいことになってしまう前に、
今からでも、夏物衣類の「本気洗い」をしましょう。

もういちど夏物を出すことになる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
これをすると、しないのでは、
来年の夏のよろこびが段違いのはずです。

冬用の白いブラウスも、
クローゼットから出したらよく確認してください。

そしてもし黄ばんでいたら、
この方法で白さを取り戻しましょう。

●用意するもの

・洗濯桶

洗濯用ブラシ

プレウォッシュ液

(洗剤を水と1:1に薄めたスプレーでも可)白もの用粉洗剤

洗濯は「洗っている最中に汚れが落ちている」
と思われている方も多いのではないかと思います。

たしかに、洗いで汚れが水に移り、黒っぽくなりますが、
洗濯で肝心なのは
「予洗い」「脱水」「すすぎ」の3つです。

予洗いとは、洗濯をする前の処理のこと。

これが非常に重要で、
洗う10分前にプレウォッシュ液を浸透させます。

繊維の奥の汚れを緩ますために、
汚れた箇所を力いっぱい、長めに、
洗濯用ブラシで叩いてください。

使用する洗剤は粉洗剤です。

約40度のお湯を用意し、
洗濯桶に粉洗剤とお湯を入れてよくかきまぜ、
しっかり混ざったら衣類を入れます。

ここで1時間ほどつけ置きをします。

その間にお湯が冷めないように
できれば蓋をしておくと良いでしょう。

そして、洗濯機に移して洗います。

洗濯機での洗浄メニューはこちら。

使用する洗剤は「スポーツ」がおすすめです。

【本気洗い・タテ型洗濯機の場合】

洗い :15分

すすぎ:ためすすぎ 2回

脱水 :7分

【本気洗い・ドラム式洗濯機の場合】

洗い :20分

すすぎ:3回 ※注水すすぎ

脱水 :4分

これで、漂白剤を使用しない
白い衣服の本気洗いが完了です!

‥‥さて、お気づきでしょうか。

漂白剤を使用していないことを! 
漂白剤は生地を傷めてしまうので、
それを使うのは「最終手段」。

そう「洗濯ブラザーズ」は考えているのです。

2021-12-07-TUE