先日は、みうらじゅんさんに
TARO MONEYを1セット、
ご購入いただきました。
ところが、みうらさんは、
そのコレクター魂によって、
TARO MONEYの開封をかたくなに拒否。
どなたか、TARO MONEYを
景気よくパーッと配っている方はいないものか‥‥。
そこでご連絡を取ったのが、
ほかならぬ、この方です。



「ほぼ日」では田島番長としておなじみの、
オリジナル・ラヴ田島貴男さん。
TAROの遺伝子のなかでも
濃ゆい血を受け継ぐひとりです。
田島さんからは、
TARO MONEYの第1次販売の初日に
「買ったよ!」というご連絡をいただいていたのでした。
今日は「配り途中」のTARO MONEYを持って
「ほぼ日」のオフィスまでお越しいただきました。
田島さん、何セット、買ってくださったんですか?

「10TAROはとりあえず、
 10セット買いました」

太っ腹です。

「たのしそうだし、おもしろそうだし、
 いろいろ、人にあげたいな、と思って」

待ってました、その言葉!

「寄付したいというのもあったし。
 ぜひとも」

ぜひとも?

「はい、ぜひとも」

ああ、すごい、
さすが田島さんです。

「なんで?
 だって、TARO MONEY、あげたいじゃん!
 早くなくしたいもん、全部」

1枚くらいは、自分のために
とっておきますか?

「ううん、別に、全部
 人にあげちゃってもいいよ」

へえええ。
いつもながら、ではありますが、
さっぱりきっぱりしていらっしゃいますね。

「自分で持っとく、という考えは、ないよ。
 だって、お金じゃん?
 岡本太郎さんがそもそも
 『全部捨てろ』って言う人でしょ? ね?
 でもねぇ、人にあげたいんだけど、けっこう、こう、
 配り忘れますよね」

配り忘れますか。

「だってさ、そもそも何かを
 配ったことなんて、ふつうないじゃん?
 だいたいその前に」

その前に。

「そんなに、あげる友だちがいないんだよね」

えええ?

「少ねー!!
 10セット分もいねええ!!」



まあ、短期間に40人もの人に会うことじたい、
あんまりないことですから、
友人の数を
この機会に気にするのはやめましょう。

「いま、レコーディング中だから
 スタジオに持ってって
 ミュージシャンにあげようと思ってんだけど、
 TARO MONEYを持って行くのを
 忘れたりして、な〜かなか」

TARO MONEYを受け取った
みなさんの反応はどうなんでしょうか。

「わりにみんなキョトンとしてるよ。
 『TARO MONEY、あげるからさ』
 『は?』『なんすか?』」

説明なしですか?

「いや、説明はするよ。
 これこれこうで、と言うと
 はあはあ、ってもらってくれる。
 へえええ、ほーー、じゃ、もらっとくわ、って」

田島さんは、これまで
何人の方にTARO MONEYを渡されましたか?

「2セットちょっとくらいかな」

てことは、10くらい‥‥

「10人だ、まだ!
 ッハハハハ!
 そのくらいしか知りあいがいないんだよ!」

こうなったら、そんなに親しくなくても、
この際、ちょっとした知りあい、というところまで
枠を広げてみてはいかがでしょう。

「いやあ、でもねぇ、実際の場の空気としてさ!
 そもそも突然こういうのを出すのは、
 すっごい、はずかしいんだよ。
 ある程度仕事でずっといっしょにいて、ですね、
 そして最後に
 『これ、あるんだけどさ』って、出さないと」

けっこう弱気な一面も‥‥。

「のっけからだと引かれちゃうからさ。
 『キョトン』くらいならいいけど
 『えぇぇえ?』
 って言われるのは、ちょっと。
 だから、仕事終わったらあげようあげよう、
 と思ってて、そんで結局
 渡すのを忘れちゃったりしてるんだよ。
 ハハハハハ」

キョトンとする人にも渡す、
強烈なコミュニケーションが
じつに太郎っぽいと思います。

「そうそう、
 片思いの相手に言うみたいにね。
 『好きなんだよ!』
 キョトーン!!みたいなさ‥‥あ!
 それ、ペンダント?」

スタッフのつけていた、
TARO MONEYを加工したペンダントに
田島さん、ご注目です。

「すっげえ、やってるよ、ここではすでに!
 いいね、それ」

指輪もありますよ。

「ユビワ!!
 指輪いいね。
 ちっちゃいけど、あ、入った」


入りました?

「これ、俺‥‥
 これ、指輪、いいなあ!」



はめ方、逆じゃないですか?
『太陽の塔』の向きが下になってますよ。

「そうなの?
 どっちでもいいんだよ、俺は。
 ハハハハ」

TARO MONEYは自分用には不要、と言い切っておきながら
TARO MONEYを加工して作った指輪を
あからさまに気に入ってしまったような
あやしい気配のする田島さんです。
お話は、次回につづきます!



では、ここで、みなさんからいただいたメールを
ご紹介いたしますね。



プレゼントした人から
「なんかうれしい」と言われたことが、
とてもうれしかった。
そんなアイテムになりました。
(ピッチョマン)



私は毎日パソコンに向かう仕事なので、
デスクトップの背景は
しょっちゅう変えるんです。
タローさんの壁紙を見つけたので、
なんとなく、
明日の神話が下に入ってるやつにしてみました。

毎日毎日、明日の神話が目に入る。
なんとなく、いつの間にか見ている。
気づくと、じーっと見ている。

そんなことになってました。

ああ、これは、やっぱり普通じゃない。
そういう絵なんだって、思いました。

明日の神話は、「生きてるーーーーっっ!!」
って感じがします。
日本のゲルニカとの表現も聞きましたが、
そういう怒りの部分も感じるけど、それよりなにより、
「生命バンザイ!生きる歓び」
そういうのを感じます。

コインは自分用のはペンダントにします。
あと、彼氏と、最近定年退職したお父さんにあげます。
あと、おじいちゃんにあげようかな?
なんとなく、男性にあげたくなりますね☆

タローさんと、敏子さんが、
きっと、にこにこしながら、
この騒ぎを見ていてくれている気がします。
(あど)



まだ届いていない
(ついさっき申し込んだところです)ので、
大きさや重さがわからないのですが、
マジックで使ってみたいです。
100円玉がTARO MONEYに変わったら、
インパクトがあると思うのです。
マジック初心者なので、
うまくできるかどうかはわかりません。
プロのマジシャンに
やっていただけたら、もっとうれしいです。
(P)


プレゼントにお使いいただいたり、
マジックにお使いいただいたり‥‥
TARO MONEYがみなさんのもとで
たのしい活躍をするとうれしいです。
たしかに、プロのマジシャンの方に
お渡ししてみるのも、いいかもしれません!
すてきなご提案、ありがとうございます。

あどさんがおっしゃっている壁紙は、
こちらのページで、ダウンロードできます。
(本文記事のすぐ上です。
 壁紙の柄が3つ並んでいます)
みなさん、どうぞお好きなものを
パソコンのデスクトップにしておたのしみくださいね。

では、また明日も、田島貴男番長の
お話がつづきます!


2006-06-14-WED

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