ほぼ日事件簿・こんなことでした |
第3回(2月14日・月曜日の暮らし) 「毛糸の星のあみぐるみ展」に行ってきました! ちょっと前からなんですが、ほぼ日ではあみぐるみが ひそかなブームなんですよ。 「カナダからの手紙」でもご紹介しているとおり、 ダーリンがたまに持って現われる 「ほぼ日サル」のあみぐるみはカグチさんの作品。 もぎカエル部長も「カエル」のあみぐるみを作って 得意そうに編集部に持ってやってきました。 それからというもの、「あれはかわいいっ!」と あみぐるみはますます大人気。 実は今後ほぼ日では、もっとあみぐるみを 取り上げようなんて企画を考えたりもしているんです。 そんな話が少しずつ進むなか、 あみぐるみ作家・高森共子さんの「あみぐるみ展」が 神戸の神戸阪急ミュージアムで開催されてる というお話を聞きました。 高森先生といえばカグチさんや もぎカエル部長の教科書となっていた 「あんでね あみぐるみ」の著者ではありませんか?! ということは、私達の幻の師匠とも言えるお方! そこでちょーど連休を使って大阪に行っていた わたくし西田が「ほぼ日特派員」として、 「毛糸の星のあみぐるみ展」を見に行ってきました。 まずは大阪から神戸へ電車で移動。 それが「移動」と一言にいっても簡単じゃないんです。 関西の電車っていうのは東京と同じくらい 難しいんですねー、JRと地下鉄と阪神線なんていうのが 入り交じってるし、やぁーっと駅に着いたと思っても 今度はどっちに進んでいいのかさっぱりわからないし。 あやうく途中でくじけそうになりました。 目的地に着くまでに何人に道を訪ねたかな、 最後には親切な老夫婦が 「お隣のダイエーまで行くから一緒にどうぞ」と まるでわたしの手を引くように連れて行ってくれて ようやく迷いに迷いながら「あみぐるみ展」の会場に 到着することができました。 あ〜、ここが日本でほんとに良かったー。 やっと着いた会場は月曜日なのにもかかわらず 女性のお客さんがわりと多く、たまに子供連れや カップルで来ている人もいました。 一日の来場者はだいたい600人くらいだそうで、 あみぐるみマニアの人も結構来ているそうです。 まずはこの写真を見て下さい。 これは「あみぐるみ展」のチラシにもなっている 作品なんですが、こんな風にそれぞれのキャラクターに 合ったシュチュレーションにあみぐるみを置いて とっても楽し気な雰囲気になっているんですよ。 中でも女の子(名前はケイト)とタコは高森先生の お気に入りの作品ということでまだマニュアル本も 出ていないんだそうです。 なのでお客さまからのお問い合わせも多いとのこと。 これが動いてしゃべってくれたらいいのに! って思うくらいに愛嬌がありますよね。 そしてそのお隣は新作コーナーにあった「あざらし」。 なんでしょうねぇ、このたまらないかわいさは。 実はわたし、まだひとつも作品を作ってないんですが これは絶対作ってみたい!と私の心を揺さぶる作品でした。 それから、こんなものもありました、 森永のフィンガーチョコのパッケージ。 あまりのかわいさにどこで売ってるか聞いてみましたが 東京あたりで冬期限定で売り出していたそうで、 今はもう売ってないんですとのことでした。 もう手に入らないのはちょっと残念ですよね。 他に小枝やエンゼルパイ、チョコボールの パッケージも展示してありました。 ここで全部をご紹介できないのが残念なんですが、 そのほかには「干支あみぐるみ」のコーナー、 高森先生の歴代の作品のコーナーなどもありました。 中でも心ひかれたのはポストカードにもなっている 「黒い犬」のあみぐるみ。 担当の方にお聞きしたところによるとこれは 高森先生が小学校4年生の時に観た映画の中に出てきた 犬なんだそうで、その当時作ったものなんだそうです。 ひゃ〜〜、すばらしいっ! 会場内にはあみぐるみグッズ売り場もありました。 ま、いわゆるおみやげコーナーなんですが、 なかでも一番の売れ行きはあみぐるみに必要な 毛糸やワタなんかがみんなセットになってる 「あみぐるみキット」なんだそうです。 あみぐるみ展をひとまわりしたら みんな無条件にこれを買ってしまうんでしょうねぇ。 でもそれより驚いたのはレジのおねーさんが全員 あみぐるみしながらレジ打ちしていたこと。 なんでも、見ているうちにやりたくなっちゃって すっかりあみぐるみにはまってしまったんだそうです。 わたしは高森先生オリジナルという小さい タコのあみぐるみとポストカードを買ったんですが あれもかわいい、これもかわいい、 どれもみんな作りたーい!と夢ばかり広がって しばらく売り場をウロウロしていました。 そしておみやげも買って、写真も撮って、 予定以上にあみぐるみ展を楽しんでしまったわたしは 帰りは猛ダッシュで新幹線に乗り込み、 目指すは東京、鼠穴へ。 神戸まで行ってよかった〜、と つくづく感じる帰り道でした。 みなさんもこれからのほぼ日あみぐるみ企画、 楽しみにしててくださいね。 男女問わず「これはいいっ!」って言いますよ、きっと。 |
2000-02-19-SAT
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