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ほぼ日事件簿・こんなことでした

原美術館で個展を開いている
ギャロ様に会ってきたよ!!


どうも。ゆーないとでゴンザレス。
みなさまはご存じでしょうか???
9月29日まで原美術館で、あの、わたしの大好きな、
あの、あの、ああののの、
ヴィンセント・ギャロ様
個展をやっていることを!!!!!!
ギャロ様は、わたくしの「結婚したい人リスト」の
上位にリストインしているお方なのを
ご存じでしょうか??
知るわけないっつーの。な?
というよりむしろ知ってたまるかっつーの!

ヴィンセント・ギャロ
'99年に公開された映画「バッファロー'66」で
日本でも一躍有名になったギャロ。
映画のほか、美術や音楽の分野でも才能を発揮する
マルチ・アーティストです。
10月に公開予定の映画「ガーゴイル」にも出演しています。
※9月26日(木)TBS系「はなまるマーケット」で、
 インタビューが聞けるよ。

そして、だめ押し!
実は先日、夏も去りゆき、
肌寒くなったある日、
ギャロ様は来日していたのをご存じでしょうかー??
原美術館メンバーズパーティーに来ていたのよ!!
その情報をゲットしたわたくしと、あささんは、
もう心臓バックバクで行ってまいりました!
あたしのその日の目標は
・ギャロとハグ
・ギャロに告白

の2点。
息巻いて、鼻の穴ブカブカ広げて行きましたよ!


パーティー開始直前の原美術館

まずは原美術館に到着して、
彼の作品を見て回ってみました。
雑誌とかで見たことあったから、
ほーほーってな感じで、色々と見て。
作品は、写真と、絵だったね。
絵は身近にあるような素材に、
果物とか花とかが
すんごく繊細な感じで描いてあるんだけど、
それがなんともスイートでラブリーで!
大事に大事に描いてるなー、って、
作品に対する愛情、ビシビシ感じた。
こいつぁーすげえ!


会場にて作品と共に

彼はたしか40歳なんだけど、
ぜんぜんそんな感じしなくて、
子どもっぽくって、かわいかったすわー。
って、一回り以上も年の離れたガキに言われたくないよね。
でも、かわいいんだも〜〜〜〜〜〜ん。

んで、だいたい見て、
パーティー会場である中庭に出たら、
真ん中に長いテーブルが置いてあって、
ぶどうがものすごい数飾られててさあ。
ホント半端のない量なんだわ!!!
ぼてぼてぼてーーーって。
すごいんだ。あんなにぶどうがぼてーーーーって
たくさん置いてあるのは、見た事がなかったっす!
しかもしかも、
「ご自由にお食べください」
って言うのよ。
わ〜い!っって秋を感じながら、
ちょぼちょぼ食べてたら前にいたおばさまが、
こっそりと、ごっそりぶどうを袋にしまっててさ。
「ええええええ!せこっ!!」
って感じだよね。
まあ、そんな事しても、たいして痛くもかゆくもないくらい
たくさん置いてあったんだけどね。


作品にちなんだぶどうの山

そんなこんなしてたら、なんとなく場内のムードが
変わってさ。
じゃじゃじゃん!!!
ギャロさんの登場です!


登場と同時に、もう黄色い声が、すごいの!
あたしなんて「絶句系」だったもんね。
んまんっん!ってまんじゅう食べて喉につまった
サザエさんみたいな感じ。
で、まずは原美術館の館長さんが、
挨拶をしたんだけど、会場の熱気を察してか、
やや短めだったかも。
でも、とてもいい出会いがあって、
こうして展覧会が実現して良かった、って、
ほんっとに嬉しそうだったよ。

そんなで館長さんのお話も終わり、
いよいよギャロさんのお話です。
都会のど真ん中なのに、
かなりいい雰囲気の原美術館や、
スタッフの人たちの人柄が
いたくお気に召したらしく、
こちらもまたご満悦のようでしたわ。
二ッコ二コだったな。


スピーチをするギャロさん

でもやはりギャロさんは英語をおしゃべりになり、
わたしたちは日本人なわけで(純)。
お客さんの中には、英語がわかる人もいるわけさ。
通訳の人が通訳入れる前に、
彼の口からの言葉に敏感に反応して、
リアクション起こしてる人もいて。
そんな英語が出来る人にちょっぴり嫉妬しつつ、
ギャロさんのお話も終わり、
司会を務めた原美術館の人が、
「ではこれからフリータイムですので、
 ギャロさんとお話したい方は、
 どうぞ〜」
どどどどどどどどっっ!!!
みんな、ここぞとばかりに近づいてみたものの、
結構パニック!!
「では、列を作ってお並びください!!」
場内やや大慌て。
そんな中、
ギャロとハグしてる人を発見!!!!!


ぬわんだとぉぉぉおぉぉ???
これは、ビッグチャンス!
いや、ビッゲストチャンスだわ!
これなら、プロポーズ出来るかもしんない!
と、並んでみたものの、わたくしとあささんは
図々しさが足りず、だいぶ後ろの方になってしまいました。
ま、時間もまだまだあることだし、
そのうちハグ、出来るよ。
と思いながら、並んでました。
サインもしてくれてたり、一緒に写真も撮ってくれてたり、
なんか、すごい優しい!!
あの優しさに間近で触れられるなんて、
乙女ゆうな感激!!
とか思って、サインをしてもらう用に
彼の作品のポストカード集みたいなやつを
買ってきて、もう準備万端!と思ってたのさ。
そして、あと10人くらいで、俺らの番!
ってー時に、
「すみません、ギャロさん、とても丁寧にお時間取られて
 おひとりずつとお話ししてくださっているので、
 お時間の方も残り少なくなってしまいました。
 もうしわけないですが、
 残り10名様とさせていただきます」
ええええええ!?
1、2、3、4・・・おおお!ギリいけそうじゃん!
しめしめ。
あこがれのギャロ様まであと1メートル!
あードキドキするぅいぅぅぅぅぅぅ〜。

「もうしわけありませんが、
 お時間の方がもうなくなってしまったので、
 あと3名様とさせていただきます」

どどーーーーーーーーーーん。

届きそうで届かないところで、
終わってしまったよ。
近いのに遠いわ・・・やっぱり、彼は偉大でした。

しょぼん。しょうがないや!
と思っていたら、
一回いなくなっちゃったギャロがまた戻ってきて、
また人が群がる群がる。
そこに、今度こそは!!と図々しく入り込んで、
あささんが握手ゲット!
わたしもがんばる!!!!
むえい!!
手を出す俺。
そこにギャロの左手が・・・。
右手では他の人と握手しているにも関わらず、
こんな俺に左手をさしのべてくれた優しいお前。
目がバッチシあって、見つめ合ったんだよ!
感激!
ハグも告白もできなかったけど、
良かったよ。生ギャロですもの。
生八つ橋よりも、おいしい!!

そして会場を去るギャロ様。
夢を見させてくれてありがとう。

そして中庭にぼてーっと置いてある数々のぶどうは、
「お持ち帰りになってくださいー」
と言われ、みんなわき目もふらず、
ごっそりと袋に入れて持ち帰るのでありました。
はじめの方にせかせかこそこそ袋にしまってた
せこいおばさまは、
とんだフライングになってしまったのでした。
チャンチャンっ。

(写真提供:原美術館)


以上、ゆーないとさんの大興奮レポートでした。
展覧会は、大好評開催中です!
会期は9月29日までとなっていますので、
まだの方はぜひ、足をお運び下さい!
いいっすよ〜!!お勧めです。
これを見ずして、ギャロを語ることなかれ・・・か!?


「ヴィンセント・ギャロ
 レトロスペクティヴ 1977―2002」
日時:2002年7月20日(土・祝)-9月29日(日)
会場:原美術館
   〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
   Tel: 03-3445-0651

2002-09-21-SAT

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