ほぼ日事件簿・こんなことでした |
<ダウンタウン・セブン darling手書きのプレゼンボード一挙公開!> こんにちは。 ROCK西本です。 1月8日にオンエアした ダウンタウン・セブンでの darlingの「農芸団地」という企画に対しての プレゼンテーションについて 「ほぼ日」にもさまざまな反響が届きました。 その反響は「postman@1101.comから。」で 皆さんのメールを紹介するという形で 掲載させていただきましたが、 その中のメールで 「darlingの手書きのプレゼンボードを じっくり観てみたい!」 「プレゼンテーションの全貌が知りたい!」 というメールも多数いただきました。 うんうん。 その気持ちはよくわかります。 やっぱり、テレビで放映されるにあたって 放映時間の関係もあるから カットされている部分もあるし、 番組収録前日に書いた darling手書きのプレゼンボードも テレビではこう、 『手書きの味』っていうんですかねえ、 その辺りは伝わりづらい所も あったかと思います。 「星一徹農法!」って所の レタリングやイラストも darlingの手書きですからねえ。 ちなみにこのイラストを書くにあたって インターネットで星一徹の画像を探した事も いまでは、ナイスな思い出であります。 私、皆さまの声に応えるべく、 番組スタッフに連絡して 手書きのプレゼンボードを送ってもらいましたよ。 こちらをdarlingが 「ほぼ日メモ帳」に 書き綴ったプレゼンメモを参考に一挙掲載いたします。 番組の流れとはちょっと違いますが 各ボードを使って 「こんな説明をするつもりだった」 ということを ROCK西本のつたない解説ではありますが おつきあいくださいませ。 ※各ボードをクリックすると、ボードの拡大写真が、 別ウインドウで表示されます。 ボード1:老人よ、大志を抱け。 「どうなる!俺たちの老後!」という 不満に対してdarlingが提案したい 背景をここで説明しました。 その背景についてdarlingメモには こう書いてあります。
2:働きたいと考えている 60歳以上の人 この数字、ちょっとびっくりしますよね。 今後、高齢者と言われる 60歳以上の方の数は増える一方で 定年という区切りで働く場を失ってしまう。 ということも背景として伝えたかったのでした。 メモにはこう書いてあります。
では、仕事はあるのか? という所で次のフリップに続きます。 3:FARMING=農芸 ここで、仕事としてではなく、 趣味としても働ける提案として 「農芸」という考えを発表します。 ここを説明するにあたって メモには、こう書いてありました。
最後はちょっと川平慈英さんみたいに なってますが、ちょっとここから ドキドキしてきませんか? 4:現在の日本の農家は 総世帯数の0.9% ここから、たたみかけるように 具体的な数字を提示しながら 農業の可能性について説明をしていきました。 5:日本の休耕地 農地として有効に利用できる面積が 東京都の7倍もあるって ちょっとびっくりしませんか? メモにはこうありました。
6:農業団地の仕組み ここから「農芸団地」の 具体的ビジョンについて説明していきます。 メモにはこう書いてあります。
番組では山田五郎さんから 「そうやって都会から農業をしようと する人が多いけど、 ほとんどの人が挫折してるでしょう」 ってツッコミが入って、 そのツッコミに答えていたので ここのパートの全ては 説明しきれなかったのですね。 7:21世紀は野菜の時代 つまり、MADE IN JAPANの野菜には ポテンシャルがあり、 国際競争力があるってことでもあります。 日本が如何に農業国として可能性があるか? 農業従事者が減っていく中で 働きたい老人が増えていっている。 この人達が住みながら働けると いうことを説明した所で、 その人達が作る作物の可能性について 話は進んでいきます。 8:北海道余市の中野さんの場合 この収穫量にはちょっとビックリしませんか? 農繁期にはお手伝いしてくれる方も いらっしゃるそうなのですが 基本的に二人でも、 こんなに凄い収穫量なのです。 9:星一徹農法! 少ない労働力でも、 この収穫量を可能にする農法の説明として 永田農法を紹介しました。 メモを見ると 永田農法の別名として
と、3つの候補名がありました。 重いコンダラ農法にしてたら 100万円は無かったかもなぁと思ったりもします。 10:永田農法について ここでは永田農法が 水と肥料を極限まで押さえて 自然に近い環境で厳しく育てた農法であること、 実際にどんな育て方をしているのか? ってことを、写真や、 収録現場にもってきた プランターで育てられた野菜を 中心に説明しました。 メモには「農芸団地」とからめて こう書いてあります。
ここで、プレゼンボートは終了です。 この後の閉めの説明として メモにはこう書いてありました。
このプレゼンテーション、 皆さんはどう思われましたか? ぼくの説明では伝わりづらいことが あったかと思いますが ぼくは、最初にメモを読んだ時 非常に興奮したんです。 100万円とった時は もちろん嬉しかったけど、 番組で過半数を超える人々が 「こんな世の中になったらいいなぁ」 って思ってくれたことが ホントに嬉しかった。 番組では厳しいことを言ってた 山田五郎さんなんかも わざわざ楽屋まで来られて 「農業は可能性ありますねえ」 ってことをおっしゃっていたし。 「ほぼ日」と「農業」の関係は これからも続いていくことと思いますが これからの展開にもご期待ください! |
このページへの激励や感想などは、
メールの表題に「ほぼ日事件簿を読んで」と書いて
postman@1101.comに送ろう。
2003-01-21-TUE
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