
ねえねえ、聞いてよ!
またボク今日、
バスを途中下車させられちゃったよ!


はい。
パリではわりとおなじみの、
突然「降りてください。このバスは
この駅までしか走りません。」攻撃。
今日も出会っちゃいました。

おフランスの適当大王国っぷり
大発揮のお仕事模様の話が続いていたので、
今回はちょっと違う話題にと思っていたけれど、
タイムリーなので
え~い続けてしまえっ!
おフランスの仕事ぶり♪


メトロと同じくらい便利で、
パリっ子の生活には欠かせない、バス。
パリの街並みを見ながら走るバスは
とってもすてきでボクも大好き!
まりこちゃんも、できるだけ
バスで移動できないか、
一生懸命路線図とにらめっこしちゃう
パリのバスなんだけどね‥‥。



そんなバスだってもちろん、
日本のサービスと比べたら
驚く違いばかり!
かなり暴走して走るワイルドな運転手さんとか、
急ブレーキをかけて、
乗客がバタバタ倒れそうになっているのに
誰も気にしないとか。
運転席の横に立つ仕事仲間とおしゃべりしながら
運転する運転手さん多数とか。
そして極めつけが、突然車内放送で、
「このバスは次のバス停までしか行きません。
全員降りてください。」
というバージョン。
ザ・強制下車!

もちろん、何の説明も、謝罪もありません。
とにかく、突然降ろされるのだ。
「ピュッタ~ン!」
「メ~ルド!」
などなど、訳したらきっと美しくない言葉が
乗客たちから漏れ、
「うらら~。」
「またかよ~。」
「でた~。」
みたいな言葉も聞こえてきますが、
みなぶつぶつ文句を言いながらも、
慣れた感じで降りて行きます。

だってここで文句を言ったって、
「なんでってそういうものなんだ。」
「とにかくここで終わりなんだ。」
と運転手さんに逆切れされてしまうこと
みんな知っていますもの♪
はい、これがおフランス。
せめて最初からどこまでしか行かないって
言ってくれればいいじゃない‥‥。
なんて当たり前のことを期待してはいけない。
こんなことで「イラッ」っとしては
この国ではストレスの塊になって倒れてしまいます。
と、いうわけで、私も
「げっ、で~た~。おフランス~。」
と、心の中でブーブーつぶやいて
(まだフランス人のように大きな声で
ぶつぶつ文句を言う勇気がない‥‥。)
静かに指示に従います。


もしパリでバスに乗ることがあったら、
突然「下車命令」が出ても
驚かないでね。
よくあることだからさ♪
「出~た~! おフランス~。
遭遇した~! 適当大王国~。ラッキ~♪」
って思ってね♪

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