バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
2003年、フランスに単身で渡り、 現在はパリを拠点にヘアメイク&フォトエッセイストとして 活躍しているとのまりこさんが、 愛犬のバブーくん(アイルランド出身)を相棒に、 パリ暮らしのちょっとびっくりな出来事や、 へぇ〜っと感心する習慣などなど(*)をお届けします。 *もちろんすべてのフランス人やフランス全土に共通しないこともあります。 週に1回、でも気まぐれにもっと更新するかも? すてきな写真とともに、おたのしみください。 Amusez-vous bien!

 
とのまりこさんと バブーくんのプロフィール
 


   

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大晦日の定番は、たいまつ滑走に
年越しディナーパーティー?!

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大晦日の定番は、たいまつ滑走に
年越しディナーパーティー?!

バブー

みなさん、明けましておめでとう!
美味しくて楽しい年末年始を
ゆっくり過ごせたでしょうか?
ボクたちはクリスマスから年末年始にかけて
2週間をスキー場で過ごして、
無事にパリに帰ってきたよ!

クリスマスも年越しもフランスのアルプスの
スキー場で過ごすようになって、数年目。
今日はフランスのスキー場での
年越しの様子をちょこっとご紹介するよ♪

ここ数年恒例となっている、
スキー場で過ごすクリスマス&年末年始。
今年も年越しは、
フランス・南アルプスのスキー場でした。

とのまりこ

フランスでは、家族や親戚と集まって過ごす
クリスマスが、1年で最も大切な日のひとつ。
日本でいう大晦日・お正月のようなイメージです。

一方で大晦日と新年は、楽しく過ごすイベントの日。
友人たちと集まってパーティーをする人が多く、
日本のお正月のような厳かなイメージは全くありません。

クリスマスバカンスの2週間を
スキー場で過ごしていると、クリスマス前や当日は
ものすごくスキー場がすいていますが
(家族と過ごすために帰る人が多いから)、
年末が近づくにつれ、一気に人が増えて
盛り上がっていきます。
大型バスでスキー場にやってきた
学生たちの集団など、若者の姿もあちこちに。

バブー

さて、そんなスキー場での大晦日。

どのスキー場でもおこなわれる
年越し名物イベントが、
スキースクールの先生たちが
たいまつを持って山の上から滑り降りてくる
「Descente aux Flambeaux」
(デサントゥ・オ・フランボー)という
「たいまつ滑走」。

(ちなみにこれはクリスマスイブにも
必ず行われる名物イベントで、
クリスマスの時はこれにサンタが加わるよ)

スキー場での大晦日。
夕方、スキースクールの先生たちによる
「たいまつ滑走」を見るために、
ゲレンデにどんどん人が集まってきます。

たいまつを持って山の上から滑り降りてくるのは、
ほぼ全てのゲレンデにある、1937年創立の
「フランス国立スキー学校」の先生たち。
赤いウェアがトレードマークです。

「たいまつ滑走」が終わると、みんなが楽しみにしている花火。
その後、アパート、レストラン、クラブetc、
皆それぞれ年越しパーティーをする場所に移動します。

「たいまつ滑走」のあとは、たいてい花火が上がるんだ。

ゲレンデには舞台も設置され、
DJや歌手たちが音楽を鳴り響かせながら、
年末カウントダウンに向けて、盛り上がっていくよ。

とのまりこ

花火の後は、アパートやレストランで
ごはんを食べながら年越しパーティーをする人、
年末イベントが開催されている
ディスコ的な場所で過ごす人など、
過ごし方はみなそれぞれ。

スキーコースの途中にある山小屋レストランでは
それぞれのお店が年越しディナーパーティーを
開催するので、予約している人たちは
真っ暗なスキー場からスノーモービルで
レストランまで連れていってもらいます。

いつもはリフトで上がって、スキーをしながら
降りて途中で立ち寄るレストラン。
フランスのスキー場はナイター営業がないのが
基本なので(一部、特定の曜日や年末年始など
ナイターを行うスキー場もあるが、ほとんどないに等しい)
営業が終わった真っ暗なスキー場を
スノーモービルで移動するのです。

基本的にナイター営業のないフランスのスキー場。
山の上のレストランに行く場合は、
ゲレンデまでスノーモービルでお迎えに来てくれます。

バブー

ボクたちも、毎日立ち寄っているお気に入りの
山小屋レストランのカウントダウンパーティーに、
今年も行ったよ。

年越しディナーをいただいたあとは、
ひたすら音楽をかけて、飲んで踊る♪

いつもお昼ごはんを食べにくる、
スキーコース途中の山小屋レストランで、
年越しパーティーディナー。

アペリティフ(食前酒)を飲みながら、
ディナー開始を待ちます。
この時間が長いのがフランスあるある。
アペリティフのときに出るおつまみで
お腹がいっぱいにならないよう
注意が必要なほど、長い!

狩猟で獲った鹿肉のワイン煮込みなど、山ならではの特別メニュー!

食べたあとはひたすら歌い踊って、
年越しカウントダウンの時を待つよ。
ボクもみんなに可愛がられながらカウントダウン♪

とはいえ、何せここはスキー場。
年越しパーティーの翌日は、
寝坊して1日ダラダラと過ごすわけじゃなく、
スキーが待っている!
そこがパリなどで過ごす年末年始とは
いちばん違うところだよ。

年越しパーティーの翌日、
みんな相当夜更かししたはずなのに、
子どもたちはスクールの集合場所にちゃんと集まって
元気いっぱいに出発! なんて素晴らしい初滑り♪

とのまりこ

大人たちもゆっくり寝て、
午後からスキーを楽しむ人も多いのですが
(だから元旦の午前中はスキー場が空いてます)、
子どもたちのほとんどは1週間単位の
スキースクールに申し込んでいるので、
1月1日だっていつも通りスクールがスタート!
9時にはゲレンデから先生と一緒に出発。
だから、そこまで夜ふかしもしていられないのです。

先生たちも、眠そうな顔ひとつせずに
「ボナネー!」(=明けましておめでとう)と
元気よく朝から子どもたちに声をかけます。
リフトで働く人たちも、
いつも通り朝から笑顔いっぱい。
素晴らしい働きっぷりがフランスっぽくなく
(そんな言い方してごめんね!ですが、
一般的なフランスのイメージ、
「働き者」とは真逆のイメージなので)、
みなさんの働きぶりに感心してしまいます。

元旦という特別感なく、
いつも通りの健康的な朝がスタートするのが、
スキー場で過ごす年末年始のちょっと違うところ。

眠い目をこすりながらも、気合いを入れて元旦初滑り。
1週間のコースも休まず頑張り、
無事に合格、メダルゲット!
スキー場の年越しは楽しく賑やか、
そしてとても健康的な過ごし方!

バブー

元旦くらい、休んじゃえばいいじゃない
なんて思ったりするじゃない??
でもね、フランスのスキー場のスクール、
午前も午後も数百人という規模の子どもたちが
それぞれのレベル別のクラスを受講している、
ものすごくちゃんとしたシステム。
1週間受講すると、レベル別の試験を受けて
合格か不合格かが決まり、メダルがもらえるんだ
(不合格でも、ひとつ下のレベルの
メダルがもらえるよ)。
だから子どもたちも真剣そのもので、
1日1日がとっても大切なんだよね。

眠い目をこすって元旦の朝からスキーに出発。
まさに「初滑り」とはこのことだな!
なんて思いながら、息子を送り出したあと、
こっそりアパートに二度寝に帰った
まりこちゃんのこと、ボクは知ってるけどね‥‥。

それではみなさん、2026年も
毎週フランスからのこのコラム、
楽しんでいただけたらなと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします♪

 

*とのまりこさんの本*


「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
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