バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
2003年、フランスに単身で渡り、 現在はパリを拠点にヘアメイク&フォトエッセイストとして 活躍しているとのまりこさんが、 愛犬のバブーくん(アイルランド出身)を相棒に、 パリ暮らしのちょっとびっくりな出来事や、 へぇ〜っと感心する習慣などなど(*)をお届けします。 *もちろんすべてのフランス人やフランス全土に共通しないこともあります。 週に1回、でも気まぐれにもっと更新するかも? すてきな写真とともに、おたのしみください。 Amusez-vous bien!

 
とのまりこさんと バブーくんのプロフィール
 




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「『天使が通った』
とは?!」

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「『天使が通った』とは?!」

バブー

もうクリスマスはすぐそこ。
プレゼントやクリスマスデコレーションなど
ビジネス・イベントとしてのクリスマスも
盛り上がっていっているけれど、
本来の宗教的な意味でのクリスマスも
フランスではとてもとても大切な位置付け。

教会ではクリスマスに向けてのミサが行われ、
カトリックの学校ではクリスマスに向けての
お話やコンサートなどが開催されているよ。

とのまりこ
さて、そんなクリスマスのモチーフとして、
そして教会で見かけることの多い「天使」。
フランスではこの「天使」、
おしゃべりの場面でも登場することがあるんです。

バブー
何人かでおしゃべりをしていて、
全員が一斉に黙ってしまう時とか、
ふとした瞬間、会話が途切れることって
あるでしょ?!
フランスではそんな時、
「Un ange passe.」(アンナンジュ・パッス)
=「天使が通ったよ」
って言うんだよ。

とのまりこ
誰かがふっと
「あ、天使が通ったね。」
というだけで、なんとなく緊張していたり
気まずくなっていた空気がゆるみます。
「天使が通る」
とても素敵な表現だと思いませんか?!

バブー
日本はこういう時に
何か特別な表現があったっけ?!
ボクたちちょっと思い出せないのだけど。
あるのかな?!
「天使が通ったね。」
っていうフランス流のも
よかったら使ってみてはどうでしょう?!

今週が終わると、
土曜日からフランスは
2週間のクリスマスバカンスに突入。
いよいよ年末年始に向けて
みんなが慌ただしく、
そしてソワソワワクワクし始めるよ!

 

 

 

 

 

 

 

*とのまりこさんの新刊が出版されました*


「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
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