「『天使が通った』 とは?!」
「『天使が通った』とは?!」
もうクリスマスはすぐそこ。 プレゼントやクリスマスデコレーションなど ビジネス・イベントとしてのクリスマスも 盛り上がっていっているけれど、 本来の宗教的な意味でのクリスマスも フランスではとてもとても大切な位置付け。
教会ではクリスマスに向けてのミサが行われ、 カトリックの学校ではクリスマスに向けての お話やコンサートなどが開催されているよ。
さて、そんなクリスマスのモチーフとして、 そして教会で見かけることの多い「天使」。 フランスではこの「天使」、 おしゃべりの場面でも登場することがあるんです。
何人かでおしゃべりをしていて、 全員が一斉に黙ってしまう時とか、 ふとした瞬間、会話が途切れることって あるでしょ?! フランスではそんな時、 「Un ange passe.」(アンナンジュ・パッス) =「天使が通ったよ」 って言うんだよ。
誰かがふっと 「あ、天使が通ったね。」 というだけで、なんとなく緊張していたり 気まずくなっていた空気がゆるみます。 「天使が通る」 とても素敵な表現だと思いませんか?!
日本はこういう時に 何か特別な表現があったっけ?! ボクたちちょっと思い出せないのだけど。 あるのかな?! 「天使が通ったね。」 っていうフランス流のも よかったら使ってみてはどうでしょう?!
今週が終わると、 土曜日からフランスは 2週間のクリスマスバカンスに突入。 いよいよ年末年始に向けて みんなが慌ただしく、 そしてソワソワワクワクし始めるよ!
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2024-12-17-TUE