バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「フランス語の
 “シャポー!”は
 “すごいね!”?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「フランス語の
 “シャポー!”は
 “すごいね!”?!」

バブー

日本に一時帰国中のボクからボンジュ~ル!
1週間続いた阪急うめだ百貨店のフランスフェア。
今日(13日)で最終日。
日本の百貨店だと入場禁止のボクは、
残念ながらこんな姿になって現場で応援中だよ。

とのまりこ

パン職人、お菓子職人、アコーディオン奏者、
ピエロ、バレリーナ、アーティスト‥‥etc
本場フランスからも
たくさんのフランス人が招待されていて、
私たちのお店にも
毎日みんなが休憩中に遊びにきてくれますが、
ありとあらゆるパリ雑貨が
集合しているのを見て、

「こんなのパリに住んでるボクだって
みたことないよ!
一体どこで見つけてくるんだい?!」

「こういうものが日本では人気があるんだ!
おもしろいね~!!」

なんて面白がられつつ、
とても驚かれます。

バブー
昨日はとあるフランス人アーティストに
「パリの雑貨ってこんなにあるんだね。
エッフェル塔雑貨でも
こんなにセンスのいいものたちがあるんだね。
シャポ~!!」

と言われました。

さて、この「シャポー」。
『Chapeau』

「帽子」という意味のフランス語なんだけど、
この文脈ではどういう意味だと思う?!

とのまりこ
『chapeau』=『帽子』
フランスでは
「すごいよ! まいった! 脱帽だよ!」
という意味で使われます。

正式には
『Chapeau bas!』(シャポー・バ)
といって、帽子を取って深々と頭を下げて
敬意をしめすようなジェスチャーとともに。
驚きと敬意を込めた『脱帽』という意味で
うやうやしい感じで使われます。

「バ」が抜けた「シャポー」だけのバージョンは
友達同士などもっと気軽な感じで
「まじか! すごいな! やるな!」
という意味を込め使うのです。


▲これが『シャポー』。

バブー
「ブラボー」とちょっと似ているけれど
もっともっと敬意や驚きが入った感じだね。

みなさんも機会があったらぜひ使ってみてね。
「シャポー!!」

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2018-03-13-TUE


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illustration:Jérôme Cointre