「スポンジが 日本と大違い?!」
先週末ね、ボクのうちのプチモンスター 5歳が通うパリの日本の幼稚園の 運動会があったよ。
週1回だけ通っている、日本の幼稚園。 フランスにはない日本ならではの 学校行事を体験できるから、 張り切って楽しんでいたよ!
さて、その運動会でいただいた参加賞。 お母さんたちがひときわ喜んでいたのが 「スポンジ」だったよ。
▲パリの日本の幼稚園の運動会でいただいた参加賞。 母は日本の食器洗い用「スポンジ」をもらい大喜び♪幼 稚園が、日本の100均などを駆使してたくさん用意してくれる参加賞や商品など。 ここでスポンジが選ばれるのにはわけがある! 日本のスポンジは優秀なのだ♪
ちょこちょこある父兄も参加できる競技。 私も綱引きとかパン食い競争とか やる気満々で参加してきましたが、 残念ながら綱引きでは負けてしまった‥‥。 そしてその負けた綱引きチームでいただいたのが 日本の台所用のスポンジです。
残念賞の方だったけど、 「うわ〜うれしい。」 「日本のスポンジ、貴重なんだよ〜。」 と、あちこちから聞こえてくる 母たちの声♪
そうなのです。 ここフランスでは、日本のスポンジも貴重品。 なぜってフランスのスポンジ、 全然泡立たないし、なんか汚れが落ちないし、 日本の食器洗いスポンジに慣れている身としては ストレスいっぱいなスポンジなのです。
▲これがフランスで売られている食器用スポンジ。 とにかく泡立たないし、なんだか洗いにくいし、汚れも落としにくい‥‥。
『日本に一時帰国したときに、 まとめて持ち帰りたいものリスト』 って色々あるんだけどね、 そのリストに入っている定番のものの一つだよ。
我が家ももちろん、 毎日食器洗いに使っているのは、 日本のスポンジ。 ストックがなくなってきた! と焦っていたところに、 思わず運動会でスポンジいただいて、 ありがたく持って帰ってきたよ♪
なぜこんなに泡立たなのだろう。 洗いにくいのだろう。 汚れが落ちにくいのだろう‥‥。 と思わずにいられない、フランスのスポンジ。
▲我が家にも常にスポンジのストックがあるように日本から運んでいます。
我が家は今までずっとかなり小さな アパート暮らしをしてきているので、 場所も限られるし、 食洗機よりは洗濯機やオーブンが欲しいと 優先させてきたので、 食洗機のある生活を パリでしたことがないのですが、 家族暮らしともなれば、 大型の食洗機があるのが 割と当たり前のフランス。 手で食器洗いすることが少ないから、 スポンジが高機能である必要が ないのかな‥‥。 なんて考えたりしています。
▲日本人のお友達にも聞いてみると必ずみなさんストックあり。
ちなみにフランス、 テーブルの上も、台布巾じゃなく、 このスポンジを使うんだよ。 日本で使う「台布巾」、 フランスには存在しないんだ。 スポンジを固く絞って、 テーブルを拭くというのが フランスのデフォルトなのだ。
▲息子が通う、工作教室でのお片付けの様子。 息子、汚れたテーブルを拭いていますが、ここでも使われているのがスポンジ。 でもちゃんと絞れてないから水はベチョベチョだし、 洗剤の泡が大量にテーブルについているし、全然掃除になってない! やっぱりテーブルは台布巾で拭きたい! と思ってしまう日本人の私‥‥。
ご飯を食べた後の小さなカスとかが集めにくいし、 なんだか台布巾で育ってきた私としては、 いまだに全く馴染めない(笑)、 スポンジでテーブルを拭くという方法。
唯一、四角いころっとしたスポンジじゃなく、 台布巾に近い形の、 薄い正方形タイプのスポンジがあるのですが、 これが台布巾代わり。 我が家はこれを台布巾として使ってます。 (フランスでは、これはテーブルというよりは、 キッチン周りの汚れを拭いたり、 洗い物を乾かす時に下に敷いたりするものとして 使ったりするようです。)
▲台布巾のないフランスで唯一それに近いものといえばこちら、 四角い薄っぺらいスポンジ生地の商品。 我が家はこれを台布巾として使ってます。
パリに旅行に来る時、 食材を自分で買って料理して、 暮らすように楽しめる、キッチン付きの アパートタイプのホテルを借りるなんていう人も 最近は多いと思うのだけど、 食器洗い用のスポンジは ぜひ日本から持ってくることをオススメするよ!
▲2代目バブーのボク、昨日26日に1歳になったよ。 もうちょっと落ち着いていい子になりなさいって毎日怒られてます‥‥。
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2022-09-27-TUE